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ZenFone Zoom使用感レビュー

ファイル_000 (11)ZenFone Zoomを購入してから3週間程度経過しました。実際にZenFone Zoomを持ち歩き活用しているとスマートフォンとして、カメラとして、いろいろと思うところがありました。使用感レビューとしてまとめておくので、ZenFone Zoomを購入しようか悩んでいる人の参考になればと思います。

スタンダードカバーモデルの外観レビューはこちらの記事です。

ZenFone Zoomのスタンダードモデルを購入。開封&外観レビュー
本日ZenFone Zoomのスタンダードモデル(背面カバーがプラスチックのモデル)が発売されました。プレミアムレザーモ...

 

 

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スマートフォンとして

メモリ、CPU共にハイスペックなのでサクサク軽快に動作してくれます。CPUがATOMなので一部のアプリ、特にゲームでは相性問題があるかもしれませんが、最近ではそれも少なくなっていますのであまり心配はいらないでしょう。

Zen UIについて

ASUS独自のZenUIですがこちらも特に不満はありません。この手の独自ホーム画面にしては設定項目も非常に豊富で、アイコンのサイズや配置のグリッド数、エフェクトなども手軽に変更できます。これらの設定がホーム画面での下から上へのスワイプだけで起動するというのもポイントです。

便利な機能

未だにiPhone5をメイン機として使っている私にとって便利だったのが「片手モード」です。ホームボタンを二回タップすることで画面が縮小し、その大きさも自由に変更することができます。これにより片手でも容易に画面の上までタッチすることができます。

また、青森という寒さの厳しい地域に住んでいる身としては、手袋を使用していても快適にタッチ操作ができる「手袋モード」も使用頻度の高い機能です。

 

このように、スマートフォンとしてはほぼZenFone2の上位モデルと同じですね。

カメラとして

ZenFone Zoomはその名の通りズーム機能をウリにしたカメラ特化のスマートフォンでもあります。そこで実際にズーム機能を試してみました。

3倍ズームと聞くとたいしたことなさそうですが意外と寄れます。もちろん光学ズームなので画質の劣化もほとんどなく綺麗に拡大できます。3枚目はデジタルズーム併用なのでさすがに荒くなっていますが、スマートフォンのカメラでここまで寄れるのは素直にすごいと思います。

ただ若干空の色が極端に出すぎているかなという感じもしました。上の画像では自然に見えますが、本当はもっと淡い色をしていましたので。この3週間いろいろと写真を撮って周っていましたが、どうも空や水面などの色が濁ったり極端になりがちな印象を受けます。そのため、オートでサッと撮るというよりもマニュアルモードで細かく設定を弄ることで真価を発揮するようです。

素人には難しく、玄人には物足りないか

上に書いたようにオートでも撮れないことはないですが、マニュアルモードによる工夫が必要な場面も多いちょっとクセのあるカメラ機能。私を含め今までiPhoneやXperiaのカメラを使ってきた人にとっては少し難易度が高いように感じます。かと言ってカメラ上級者の方にとっては、高級コンデジ並みの値段でこれを買うかというと物足りない部分も多いかと思います。そういう意味では中途半端な立ち位置にあるかもしれません。

しかし手軽にデータ通信ができることを考えるとブロガーやSNSユーザーにはピッタリなスマートフォン、カメラであるとも言えます。

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こちらはセブンイレブンのハンバーグドリアを撮影したものです。ズーム機能を使えば余計な背景を切り取り、他のスマートフォンのカメラよりも寄った写真が撮れます。こんな写真を撮ってすぐにTwitterなどにアップできるのはZenFone Zoomの強みです。


 

少し批判的な内容となりましたがあくまでカメラとして見た場合です。iPhone程の蓄積されたデータやソニーのようなカメラ技術のない、PCメーカーがスマートフォンに乗せたカメラですので、いきなりそれらハイエンド機に勝る機能というのは難しいのでしょう。マニュアルモードについては慣れが必要ですが、慣れてしまえば弄りがいのある楽しいカメラになります。頻繁にアップデートも来ていますのでカメラ機能も少しづつ良くなっていくと思います。このZenFone Zoomをきっかけに、光学ズーム機能を搭載したスマートフォンがこれからどんどん出てくるかもしれないですね。

 

コメント

ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。