サムスン、ノートPC用の有機ELディスプレイを発表。有機ELのGalaxy Bookが登場か

サムスンは現地時間2021年1月3日、ラップトップ用(ノートPC用)の有機ELディスプレイを発表した。

Samsung DisplayのYouTubeアカウントにて、新たなノートPC用有機ELディスプレイの概要を紹介する動画が公開されている。

サムスンがノートPC用の有機ELディスプレイを発表

サムスンは上記動画内で、ノートPC用の有機ELディスプレイの品質をザックリとではあるが紹介している。1,000,000：1の高コントラスト比や直射日光の当たる屋外での視認性のよさ、深い黒など、有機ELディスプレイとしての特徴が非常優れているようだ。

DCI-P3カバー率は120%、HDRカバー率も85%をアピール。明暗さの大きいシーンも白飛びや黒潰れなくディティールを保ったまま再現できるとしている。

動画内で確認できるノートPCとそのディスプレイは完全にベゼルがないフルディスプレイデザインで厚さも極端に薄いが、今のところこれはあくまでも演出だと捉えておくべきだろう。

有機ELのGalaxy Bookが登場？

サムスンは、2020年末にGalaxy Book Flex2やGalaxy Book Ion2などの新型ノートPCを複数発表しているが、そのなかに有機ELディスプレイを採用したモデルは存在しない。

Galaxy Bookシリーズの新型発表直後にディスプレイの発表が行われたことから、2021年内に有機ELディスプレイを搭載したGalaxy Book、あるいは別シリーズのノートPCが発表される可能性も考えられる。

サムスンは1月6日に「TheFirstLook 2021」と呼ばれるディスプレイに関する発表イベントの開催を案内しているため、もし直近で発表があるとすれば同イベントが最も有力。ティザー画像からもノートPCに見えなくもないシルエットが確認できる。

また、同ディスプレイはサムスン製のノートPC以外に、ASUSやDell、Lenovo等定番の他メーカーのPCに供給される可能性もある。サムスンは、Appleの大型MacBook Proに対して有機ELディスプレイを供給すると報じられたこともあるので、そちらにも注目したい。