Galaxy Z Fold3が登場したのは、2021年8月だった。例年通りであれば約1年後、2022年の8~9月頃に次期モデルGalaxy Z Fold4(仮称)が登場するはずであり、既にリークや噂がチラホラ出始めている。
そこで本記事では、現時点で判明している、またはリークされている「Galaxy Z Fold4」に関する情報をまとめて掲載する。韓国をはじめとした海外メディアによる報道や実績のあるリーカーによる情報を中心に、バラバラと散らかりがちなリーク情報を1ページにギュッとまとめるので、参考にしてみてほしい。
これからもどんどん情報が更新されていくはずなので、新しい情報は随時新規記事として公開しながら、本記事にも追記していく。当ページをブックマークしたりサイトを購読したりなど、定期的にチェックしてもらえれば幸いだ。
- カメラ構成について追記
外観・デザイン




2022年5月、smartprixと@OnleaksによってはじめてGalaxy Z Fold4の外観・デザインを予想したレンダリング画像が作成されリークされた。
リークはされたものの、正直なところGalaxy Z Fold3からこれといった明確な変更点は見当たらない。一応、カメラ周辺のデザインはGalaxy S22シリーズを踏襲しており、性能もSシリーズ相当になると見られているが、見た目の変化はわずかなものだ。
なお、以前報じられていたSペン収納スロットは残念ながら見当たらない。Sペンスロットについては搭載される・されない両方の噂が浮上していたが、今回新たに「搭載されない」にもう1票が追加されてしまった。
参考Galaxy Z Fold4のレンダリング画像がリーク。Sペンスロットなし、外観・デザインはZ Fold3とほぼ変わらず
ディスプレイ

前述のレンダリング画像からもわかるように、Galaxy Z Fold4のディスプレイサイズはほとんど先代モデルと変わらない。
一応、メインディスプレイのアスペクト比が5:4 ⇒ 6:5に、カバーディスプレイのアスペクト比も24.5:9 ⇒ 23:9になると噂されているが、変化としては微々たるもの。手に持ったときのサイズ感や映像の没入感などにはあまり変化はないと思われる。

なお、画面サイズに関しては開いた状態のメインディスプレイが7.56インチ、外側のカバーディスプレイが6.19インチと報じられていた。
参考Galaxy Z Fold4の画面はわずかに横長に?メイン・カバーどちらもアスペクト比が変更か
なお、ディスプレイパネルには、サムスン製の超薄型ガラスUTG(Ultra Thin Glass)の改良版を搭載するとも噂されている。
サムスンは改良された薄型ガラスを「Super UTG」と名付け、ブランド向上も図る可能性があるようだ。
参考Galaxy Z Fold4、超薄型ガラスの改善版「Super UTG」採用でSペンや傷への耐久性を向上か
カメラ

従来のGalaxy Z Foldシリーズの弱点のひとつが、カメラだった。
フラッグシップであるSシリーズやNoteシリーズ以上の極端な高価格ながら、カメラはフラッグシップモデルにわずかに劣るという歪な状態だったが、Galaxy Z Fold4ではカメラ性能がGalaxy S22シリーズ相当まで引き上げられる可能性が高い。
具体的には、「Galaxy Z Fold4」は約3倍の光学ズームに対応する10MPの望遠カメラを搭載すると報じられている。これは2022年に発表されたフラッグシップであるGalaxy S22シリーズの望遠カメラとほぼ同じ仕様だ。
事実であればGalaxy Z Fold3の望遠カメラ(12MP)より解像度が落ちているが、デジタルズームに頼らず被写体を大きく写せるため、解像度による不利は少ないはずだ。
参考Galaxy Z Fold4、Galaxy S22シリーズ同等の望遠カメラを搭載か。大幅な性能向上に期待
トリプルカメラの構成がリーク
リーカーであるIce universe氏によって、Galaxy Z Fold4のカメラ構成が以下の表のようにリークされた。
広角(メイン) | 5000万画素 |
---|---|
超広角 | 1200万画素 |
望遠(光学3倍ズーム) | 1200万画素 |
このカメラ構成はGalaxy S22に非常に似ており、望遠カメラの解像度のみ異なる状態。
同氏は「Samsung’s strongest 3x camera ever, stronger than the S22 Ultra.」、つまり「望遠カメラはGalaxy S22 Ultraよりも強力」と述べており、ソフトウェア側によるブラッシュアップも含めてカメラ性能は大きく改善されているものと期待できる。
参考Galaxy Z Fold4のカメラ構成がリーク。S22シリーズに近いトリプルカメラに?
バッテリー容量と充電速度

Galaxy Z Fold4に内蔵されると考えられている2つのバッテリーモジュール、EB-BF936ABYとEB-BF937ABYが韓国の認証機関SafetyKoreaに掲載されていた。
現行のGalaxy Z Fold3同様に、4400mAhのバッテリー搭載として登場する可能性が高い。
なお、中国CCC認証(3C認証)に掲載されていた情報によると、Galaxy Z Fold4の急速充電は最大25Wになる。
つまり、バッテリー容量・充電速度共にZ Fold3から据置きという形だ。
参考Galaxy Z Fold4のバッテリー容量が判明か。Z Fold3から据置きの可能性大
参考Galaxy Z Fold4 / Flip4の充電速度やバッテリー容量がリーク。Flip4は待望の25W充電に対応か
Sペン対応とSペンスロット

折りたたみのGalaxyは、Galaxy Z Fold3にてついにSペンによる手書き入力に対応した。
しかし、Sペンは別途購入が必要なうえZ Fold3と一緒に持ち歩くには分厚いケースが必要であり、お世辞にもスマートとは言えない状態。Noteシリーズの穴を埋めるのであれば、本体へのSペン収納スロット搭載は必須と言える。
では、Galaxy Z Fold4はSペンの収納に対応するのか?
2022年2月、韓国メディアTheElecは、Galaxy Z Fold4がSペンの内蔵に対応する見込みであると報じている。
参考Galaxy Z Fold4はSペンを「内蔵」できる?韓国メディアが報じる
しかし、Ice universe氏が4月19日にTwitterに投稿した内容によると、Galaxy Z Fold4にはSペンスロットは搭載されていないという。
Galaxy Z Fold4 will not have built-in S Pen. Fold4 will be a little smaller and thinner. This is correct. No one likes a brick.
— Ice universe (@UniverseIce) April 19, 2022
参考情報が錯綜。Galaxy Z Fold4はSペン対応かつ非搭載か?
また、本記事冒頭のレンダリング画像にも、Sペンスロットらしきモノは残念ながら映っていない。まだ断定はできないが、時間が経過するにつれて「Galaxy Z Fold4にSペンスロットは非搭載」の情報が増えてきている印象だ。
発売日はいつ?

韓国メディアのTheElecは、サムスンが2022年に発表するデバイスとその時期を大まかにではあるが報道している。
報じられたデバイスのうち、Galaxy Tab S8シリーズやGalaxy Book2 Proシリーズなどは既に発表済み。発表タイミングは的中しているものもあればズレているものもあるが、概ね昨年とほとんど変わっていない。
そのため、Galaxy Z Fold4に関しても例年通り2022年の8~9月頃に発表・発売されるのではないか?との見方が濃厚。Galaxy Z Flip4やGalaxy Budsの新モデル、Galaxy Watch5など、同時に発表される可能性が高い。
Galaxy Z Flip4に関する情報は以下のページから。
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