Galaxy S8以降のGalaxy S / Noteシリーズに搭載されているBixbyボタン。電源ボタンと間違えてしまうような位置に配置されていますがそれほど頻繁に起動する機能ではないことは明らかで、ましてやBixby Voiceが日本語にも対応しておらず実質フル機能が使えないのが現状。正直なところかなり邪魔なボタンだったのですが、bxActionsというBixbyボタンをカスタマイズできるアプリが現れたことで、急激にその価値が高まりました。
bxActionsを有効にすれば端末が起動している時とスリープしている時それぞれに対して、Bixbyボタンのシングルクリック、ダブルクリック、長押し、ダブルクリック後に長押しといった動作に機能を割り当てることができるようになります。割り当て可能な機能はアプリの起動の他に戻るや履歴などのナビゲーションバーの機能、スクリーンショット、ライトのオンオフなど。私もGalaxy Note8にてbxActionsを有効にしており、Bixbyボタンを実質bxActionsボタンとして電源キーやボリュームキーよりも遥かに酷使しています。
そんな便利なbxActionsですが、先日発表されたGalaxy Note 9に搭載されている最新版のBixby2.0には対応はしたものの一部機能が制限されており、これまでのような酷使ができなさそうになっています。
ダブルクリック&長押しの動作が不可に
今のところBixby2.0においてbxActionsで行えなくなった機能は、Bixbyボタンのダブルクリックと長押しへの機能割当。シングルクリックが生きているのがまだ救いですが、これまですべての動作に機能を割り当てヘビーに使っていた身としては不安が残ります。bxActionsも積極的にアップデートされており機能復活に向けて動いているようですが、まだ時間はかかりそう。
Google PlayストアでbxActionsを見てみると執筆時点で100万ダウンロードを突破していることがわかります。サムスンにとってはBixbyの進化とユーザーへの浸透が目標なのでしょうからBixbyボタンがBixby”専用”になってしまうのも当然ですが、100万以上のユーザーが自由に使いたいと考えていることがbxActionsのダウンロード数によってハッキリしてしまっていますから、どこかで妥協してくれないかなと願ってしまいます。実際、自由に動作をカスタマイズできるマルチファンクションキーを搭載しているスマートフォンは数少なく、それはそれで大きな強みになるかと思うのですが、やっぱりダメでしょうかね。
現時点でGalaxy Note9は日本では発売されておらず、Galaxy S8、Galaxy S8 +、Galaxy Note8、Galaxy S9、Galaxy S9 +のどれにも最新版のBixbyが降りてきていない以上心配する必要はありません。しかし仮にどれかの端末にBixbyのアップデートが来たとしても、bxActionsのユーザーは迂闊に更新しない方がいいでしょう。
(source: PhoneArena via SlashGear)
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