GalaxyでUbuntuを動かせる!“Linux on DeX”のベータ版がまもなく利用可能に

“Ubuntu for Android⁠”が、形を変えて帰ってきます。

S8 / S8+以降のGalaxyには、Dexと呼ばれるデスクトップモードが搭載されています。専用のドックであるDexPad / DexStationを経由して、またはGalaxy Note9 / Galaxy Tab S4であればHDMIアダプタをディスプレイに接続することで、Androidでありながら大画面で複数のアプリをウィンドウ化して作業が行えるDeXモードに入ることができます。

DexはAndroidの拡張機能であり、あくまでもAndroidアプリをデスクトップPCライクなUIで利用できるに留まっていましたが、今後の“Linux on DeX”提供開始に伴い手元のGalaxyデバイスだけでより自由なデスクトップ環境が構築できるようになるはずです。

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Ubuntuが動作する“Linux on DeX”

先日開催されていたSDC2018内にて“Linux on DeX”のベータ版について触れられており、こちらの動画が掲載されています。この動画からもわかるように“Linux on DeX”はインストール可能なAndroidアプリとして提供され、Galaxy Note 9またはGalaxy Tab S4にこれらのデバイスでのみ動作するようにカスタマイズされたUbuntuイメージをインストールできるようにします。現在のベータ版でサポートされているのはこの専用のUbuntuのみとなっているようです。
 
既にこちらからベータ版の事前登録が開始されています。Noticeから読み取れる条件は一部抜粋すると以下の通り。
  • “Linux on DeX”を試すことができるのはGalaxy Note 9またはGalaxy Tab S4のみ
  • 利用できるディストリビューションはカスタマイズされたUbuntu 16.04 LTS
  • デバイスには最低8GBのストレージと4GBのRAMが必要。この要件を満たしていてもメモリ不足等でアプリが落ちることがある
  • Galaxyデバイスには最新のアップデートを適用している必要がある
  • “Linux on DeX”はDexモードでのみ動作するアプリで、一部マウスやキーボードなどの周辺機器の利用が必要な場合もある

動作が不安定である、という点を除けば最新のNote 9を所有している人ならば基本的に誰でもベータに参加することはできそうです。

また、個人的に最も気になっているのはGalaxy Tab S4における動作の仕方。もともとGalaxy Tab S4はディスプレイに接続する必要なく単体でDexモードを利用できることが大きな魅力であるデバイスでした。もしこの“Linux on DeX”もGalaxy Tab S4の内蔵Dexモードで動作させることができるのであれば、実質AndroidとUbuntuのデュアルブートのような状態が正式にサポートされることとほぼ同じ。
 
以前Huawei P20 ProのPCモードを試した際に「動作としては十分に使えるレベルではあるが、操作性に難がある。周辺機器を持ち歩くのであればノートPCでいいのでは?」との意見を述べましたが、既に脱着可能なキーボードやペンといった周辺機器が出揃っておりそれらをスマートに持ち運ぶことが考慮されているGalaxy Tab S4ではその問題もほぼ解消できています。
 
そのためコンテンツを消費するデバイスとしてのAndroid、開発機としてのUbuntuといった2重の用途として、Galaxy Tab S4では十分に実用的な運用の仕方が可能なのではないかと期待しています。
 
Galaxy Tab S4はまだ日本では正式に発売されている端末ではありませんが、事前登録のページではCountryにJapanの選択肢も用意されているので日本からでも登録自体はできる様子。Galaxy Note9かGalaxy Tab S4を所有していることが条件にはなりますが、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。