フィルム以外の選択肢として。液体タイプの画面保護コート剤プロスナノペイントをチェック | プラスガジェット
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フィルム以外の選択肢として。液体タイプの画面保護コート剤プロスナノペイントをチェック

先日Twitterキャンペーンに当選し、プロスジャパン株式会社が販売している液体タイプの画面保護剤「Pros nano Paint(プロスナノペイント)」を頂きましたのでご紹介します。

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塗るだけの簡単施工で失敗無し

プロスナノペイントのパッケージ。ライオンがスマートフォンに牙を立てるというインパクトのあるデザインで、プロスナノペイントの保護効果をアピ―ルしています。全体的にこの手の製品にありがちなゴチャゴチャとしたデザインで、正直なところ少し胡散臭さを感じるのも事実。

パッケージ裏面には施工方法が記載されています。YouTubeにも施工手順とプロスナノペイントの効果を紹介している公式の動画がありますので、興味のある方は一度チェックしてみてください。

内容物は注意事項がまとめられた紙、プロスナノペイントの液剤、ガーゼ、スポンジ、クリーナーのセットの3種類。

以下で施工手順を簡単に紹介します。

今回プロスナノペイントを試すのはGalaxy WatchP20 Pro。一応プロスナノペイントはパッケージ1つにつき端末1台までとされていますが、画面の小さなスマートウォッチであれば十分併用できそうでしたのでついでに試してみた次第です。念のためどちらの端末も電源はOFFにします。

プロスナノペイントはガラス面に塗布することでのみ効果を得られるとのことですので、保護フィルム等は剥がしておく必要があります。私のP20 Proでは出荷時点で貼られていた保護フィルムをそのままにしていたので、まずはこれを剥がしていきます。

続いて付属のガーゼで表面の汚れを除去。この辺りの手順は保護フィルムと同じですね。

画面表面を満足のいくまでキレイにした後、ボトルを開けてプロスナノペイントの液剤を画面上に垂らしていきます。思っている以上に中身が少ないですが、そのまま付属のスポンジを使って画面上に満遍なく伸ばしていきます。

以前同じく塗るタイプの画面保護剤であるSpigenのナノリキッドという製品を紹介しましたが、あちらが揮発性が高く塗っているそばから蒸発していったのに対してこちらは揮発性はほとんどなさそうでした。このように塗っている状態でも水滴が確認できますし、スポンジもすぐに乾くような気配がありませんでした。

液剤を全体に満遍なく広げたらあとは付属のクリーナーで強めに磨くように拭きあげて完了です。

P20 ProとGalaxy Watchの画面に施工したあとボトル内は空になりましたが、スポンジにはまだ十分すぎるほどの液剤が残っているように感じたので、P20 Proの背面にもそのままそのスポンジで塗布してみました。

保護フィルムやガラスフィルムと違い塗るだけなのでホコリの侵入や位置合わせなどが全く必要ないのは大きなメリット。専用のフィルムがなかなか見つからないマイナー機種にも利用できますし、ガラス製品であればスマートフォンでなくとも効果を得ることができるのでその汎用性は一般的な保護フィルムにはない強みと言えます。

効果のほどは?

プロスナノペイントは塗るだけで高い耐衝撃力を得ることができるという製品。実際にプロスナノペイントを塗った後に検証する意図など全くなくP20 Proをフローリング上に落としてしまいましたが、画面に傷が入ることはありませんでした。もちろんこれがプロスナノペイントの効果によるものだと言い切ることはできませんし、恐らく何もしていない状態でも無事だったと思うのが正直なところですが、何もしていないよりかは強度は上がっているのかな
?と思わせられるシーンではありました。上で紹介した公式の動画にあるハンマーによる耐久実験がどこまで信ぴょう性のあるものかは不明ですが、あそこまで極端ではなくとも多少の効果はあるのかもしれません。ちなみにカッターによる傷が入らない、という実験はこの手の製品によく見られますが、強化ガラスを採用している素の状態の画面でもカッターで傷はそう簡単には入らないのでほとんど参考にはならないかと思います。

先ほども軽く触れたSpigenのナノリキッドのように液体コーティングによる画面保護を謳う製品はいくつか存在しますが、その中でもプロスナノペイントは指の滑りや防指紋効果については全く感じられませんでしたし、そもそもそういった効果があるとの記載も存在しません。逆にナノリキッドには落下衝撃には適さないとの記載があります。

ナノリキッドが画面表面にガラスの層をつくることで保護しているのに対して、プロスナノペイントはガラス表面の凹凸に浸透し結合するため材質そのものを変化させ強度を増す仕組み。強化ガラスには及ばなくとも表面に層を構築することで指滑りや引っ掻き傷から保護できるナノリキッド、ガラス自体のわずかな隙間を埋め強度を得ることで耐衝撃に特化したプロスナノペイント、といったように似ている製品でありながら求める効果によってどちらのタイプかを選ぶことが必要ですね。

フィルムによる保護と比べ手軽でほぼ間違いなく失敗がなく、他のコーティング剤とは違い塗布した後の待ち時間がないというのはプロスナノペイントが持つ大きな利点。また、耐衝撃性能を謳うコーティング剤は珍しいかと思いますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。