サムスンは2020年の2月11日、発表イベントGalaxy Unpackedを開催し2モデル目となる折りたたみスマートフォンGalaxy Z Flipを披露すると見られています。
初代の折りたたみスマートフォンであるGalaxy Foldは開発機が披露されるまで詳細な情報は判明しておらずリーク情報は少なかった印象でしたが、Galaxy Z Flipに関してはその他のスマートフォン同様に日を追うごとに全貌が明らかになりつつあります。
そこで本記事では、Galaxy Z Flip関する主なリーク情報(スペック、デザイン、価格と発売日など)をまとめて紹介していきます。
【2月2日更新】ハンズオン動画がリーク
著名リーカーの@BenGeskin氏によって、Galaxy Z Flipと思われるスマートフォンのハンズオン動画が公開されています。
Samsung Galaxy Z Flip – First Hands On Video pic.twitter.com/4b8Uzt5kRB
— Ben Geskin (@BenGeskin) February 2, 2020
動画内では折りたたまれている状態のGalaxy Z Flipを実際に開き、再び折りたたむまでの様子が収められています。見たところ折り目部分のディスプレイのしわや歪みはそこまで気にならず、開閉時のヒンジのクリック感も悪くなさそうな印象を受けます。
また、デュアルカメラ横のサブディスプレイが点灯している様子も確認できますが、これはかつてのフィーチャーフォンに搭載されていたそれとほぼ同じと考えていいでしょう。一応通知等も確認できるはずですが、情報量は非常に限られていると考えた方が良さそうです。
デザイン
まずはGalaxy Z Flipのデザインについてチェックしていきます。
本のように横向きに開くことでタブレットサイズのディスプレイを実現した初代Galaxy Foldとは異なり、Galaxy Z Flipは通常サイズのスマートフォンを縦方向に折り曲げるスタイル。
背面には左上にデュアルカメラ、右側面に音量ボタンと指紋センサー(電源ボタン兼用?)、左側面にSIMスロットが搭載されており、中央のヒンジが無ければごく普通のスマートフォンとそう違わないデザインになっています。
背面カメラの横には1.06インチのサブディスプレイを搭載し、通知などのちょっとした情報はGalaxy Z Flipをわざわざ開かなくても確認できるようになっていると思われます。
折りたたまれた状態のGalaxy Z Flipは手の平サイズで、化粧品のコンパクトのよう。これは偶然ではなく、Galaxy Z Flipのデザインはフランスの化粧品ブランド”ランコム”のコンパクトにインスパイアされたものであるとも言われています。
また、デザインコンセプトの背景からもわかるようにGalaxy Z FlipにはこれまでGalaxyユーザーとしては比較的少なかった若い女性を取り込むための意図も少なからずあるようで、サイズ感やカラーバリエーションなどは女性を意識したものも多く登場する予定。特にGalaxy Foldでは少なかったカラーバリエーションは多くの種類がリークされており、上記画像のパープルの他にブラック、ゴールド、シルバーが用意されているという噂。一部の市場ではブルー、レッド、ピンクのGalaxy Z Flipも入手可能になるようです。
スペック
続いてGalaxy Z Flipのスペックについて詳しく見ていきます。
OS | Android 10 One UI 2 |
---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ フルHD +(2,636 x 1,080ピクセル)AMOLED |
サブディスプレイ | 1.06インチ 300×116ピクセル |
プロセッサ | Snapdragon 855 Plus |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
背面カメラ |
メインカメラ:1,200万画素、F値1.8、78° セカンドカメラ:1,200万画素、F値2.2、123°超広角 |
インカメラ | 1,000万画素、F値2.4、80° |
バッテリー |
3,300mAh、15W急速充電、9W Qiワイヤレス充電対応 |
サイズ | 折りたたみ時:87.4 x 73.6 x 15.4mm 展開時:167.9 x 74.6 x 6.9mm |
重量 | 183g |
同時に発表されると見られているGalaxy S20シリーズがプロセッサにSnapdragon 865を搭載することがほぼ確定であるのに対して、Galaxy Z Flipは現行モデルとなるSnapdragon 855 Plusを搭載するとの見方が濃厚。メモリやストレージも十分ハイスペックと言える大容量ではありますが、フラッグシップと肩を並べる程ではなく意図的にある程度抑えられている印象です。
カメラはメインとなる広角カメラとサブカメラには望遠ではなくトレンドの超広角カメラを装備。インカメラはGalaxy Note10+同様にディスプレイ上部中央にパンチホールが搭載されると見られています。
”折りたためる”という圧倒的な特徴があるためか、前述のようにターゲットがこれまでとはやや異なるためか、総合的に見てスペックを追い求めたスマートフォンではないことは明らか。とは言っても現行のハイエンドに匹敵するパフォーマンスは確保されているので、仮にGalaxy Z Flipに惚れこんでしまったとしても問題なく長く付き合っていける端末となりそうです。
価格と発売日
Galaxy Z Flipは2月11日に開催されるGalaxy Unpackedにて発表されたのち、2月14日に価格1,400ドル (日本円で約155,000円)で発売されるとのこと。一時的にAT&Tから独占販売される可能性がありますが、アンロック版も発売されるようです。
Just head from a new source:
— Max Weinbach (@MaxWinebach) January 27, 2020
Samsung’s Galaxy Z Flip will likely launch on February 14th. It retails at $1400. It’s possible it is an AT&T exclusive again, but this time it might be a timed exclusive. It will also be available unlocked.
なお本情報をリークしていたMax Weinbach氏は先日までGalaxy Z Flipは発表後数ヶ月は発売されないとの見方を示していましたが、上記ツイートにて情報を更新した形になりました。リークである以上は今後も詳細が変更になることは大いにあり得ますのでご注意を。
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(source WinFuture)
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