2021年1月に発売されたGalaxy S21シリーズ3機種は、ディスプレイ側のカバーにコーニング社の強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を搭載している。
Galaxy S21+とGalaxy S21 Ultraの2機種は背面にも「Gorilla Glass Victus」を採用しているのに対して、Galaxy S21のみ背面はガラス風の樹脂。質感はもちろん、多くの方にとっては、耐久性も気になるところだろう。
米国の大手メディアCNETが、Galaxy S21とGalaxy S21 Ultraの落下耐久性のテスト動画を公開しているので、チェックしていこう。
Galaxy S21 / S21 Ultraの落下耐久テスト
CNETが公開した上記の動画では、Galaxy S21とGalaxy S21 Ultraを実際に屋外で落下させて、その損傷具合を検証している。それぞれディスプレイを上にした状態、下に向けた状態で腰の高さ(約3FEET)から落下させ、その後は頭の高さからも落下させていた。
腰の高さから落とした場合は、Galaxy S21もS21 Ultraも背面には大きな傷は見られない。しかし、ディスプレイ側を下にして落下させると、ディスプレイに多少のひび割れが確認でき、その範囲はGalaxy S21の方が明らかに広い。
続いて頭上の高さから落下させると、差がハッキリと現れていた。背面側には両機種とも目立つような大きな傷は見られないが、ディスプレイ側を見るとGalaxy S21 Ultraの方が明らかにダメージを受けている。
上記の結果から、少なくともCNETの検証ではGalaxy S21 Ultraの方が落下への耐久性は低そうに思える。ただし、高さや地面の環境などが厳密に設定されているわけではないラフな検証なので、あくまでも参考程度に留めていた方がいいだろう。
特に、Galaxy S21とS21 Ultraの間には約60g程度の重量差もあるので、無関係とは言えない。Galaxy S21の背面パネルには十分な強度がありそうだということはわかる検証だったとは言っていいかもしれない。
Galaxy S21 UltraとiPhone 12 Pro Maxの耐久性比較
また、YouTubeチャンネル「EAP」が、Galaxy S21 UltraとiPhone 12 Pro Maxの落下耐久性能の比較動画を投稿している。
こちらの動画も、Galaxy S21 UltraとiPhone 12 Pro Maxを腰の高さ、頭の高さ、脚立に乗った高さの3パターンで落下させ、損傷具合を比較している。
結果は、三脚に乗った高さから落下させた場合、Galaxy S21 Ultraにはほとんど損傷が見られず、iPhone 12 Pro Maxは背面のガラスが見るも無残な状態にまで割れてしまっていた。
Galaxy S21 Ultraもカメラのパーツが一部外れてしまっていたため完全に耐えていたわけではなさそうだが、ディスプレイや背面パネルの落下に対する強度という点では、かなり信頼できるのではないだろうか。
関連【徹底比較】「Galaxy S21 」「Galaxy S21+」「Galaxy S21 Ultra」の違いを解説!どのモデルを買うべきか?
コメント