サムスンの新型フラッグシップであるGalaxy S21は、執筆時点では日本での発売日がアナウンスされていないものの、おそらく日本にも投入されると考えられる。
Galaxyに限らず、スマートフォンは単体でも使用できるが、ケースやガラスフィルム、イヤホンなどアクセサリーなども一緒に購入する方が多いのではないだろうか。
筆者は海外版を一足先に購入してしまったので、本記事ではGalaxy S21と合わせて使いたいケースやガラスフィルム、その他アクセサリーをまとめて紹介しよう。ほとんどのアクセサリーは、S21をGalaxy S21+やGalaxy S21 Ultraに置き換えても便利に活用できるはずだ。
Galaxy S21の発売を心待ちにしている方や、購入しようか検討している方などの参考になれば幸いだ。
ケース(純正)
まずはケースについて。Androidスマートフォンはケースが少ないとよく言われるが、Galaxyに関してはサムスンが純正のケースを提供している。デザインや機能が気に入れば、純正ケースを選ぶと間違いがないだろう。
Clear Standing Cover
まず1つ目は「Clear Standing Cover」。シンプルなクリアケースにスタンド機能が搭載された便利なケースだ。
Galaxy S21は非常に上品なデザインを採用しているので、できるだけ外観を隠したくないという方におすすめだ。なお、背面のキックスタンド部分にはSAMSUNGロゴが入っているが、日本で「Clear Standing Cover」が発売される場合はGalaxyロゴに変わる可能性がある。
※日本で発表されたGalaxy S21用ケースのラインナップに「Clear Standing Cover」はなかった。興味がある場合は、以下にリンクを貼っておくので米国のAmazon.comやETORENからチェックしてみてほしい。
Leather Back Cover
シンプルなレザーケースが欲しいのであれば「Leather Back Cover」をおすすめしたい。サムスン純正からもレザーの選択肢があるのは素直に嬉しい。
カラーバリエーションはブラックとブラウンの2色。模様やデザイン等はほとんどなく、背面下部にSAMSUNGロゴの型押しがあるのみ。レザーの質感や手触りを楽しみたい方、シンプルなケースが欲しい方にピッタリのGalaxy S21用ケースだ。
Smart Clear View Cover
「Smart Clear View Cover」は、サムスン純正のフリップタイプ・手帳型のGalaxy S21用ケース。
同シリーズのケースはGalaxy S10時代までは全面が半透明なタイプだったが、S20シリーズ以降は画像のようなフリップ右側部分に小窓が搭載されるタイプとなった。
小窓には時刻や日付・バッテリー残量・通知アイコンが表示されるので、Always On Displayに表示されるほとんどの情報は「Smart Clear View Cover」を装着していてもフリップを開かずに確認できる。
また、着信があった際も小窓に表示され、そのままスワイプすればフリップを開かずに通話も可能だ。
カラーバリエーションはバイオレット・ホワイト・ブラック。Galaxy S21のメインカラーであるバイオレットが用意されている点も見逃せない。
おすすめケース(サードパーティ)
続いては、サードパーティ製のおすすめケースについて。筆者はGalaxyを購入する際は必ずと言っていいほどPITAKA製のケースをセットにしているので、同ブランドのケースを2種類紹介しよう。
紹介する2種類のケースは以下の記事でレビューしているので、参考にしてみてほしい。
参考PITAKA「MagEZ Case」「Air Case」レビュー。Galaxy S21用ケースの定番
MagEZ Case
PITAKAの「MagEZ Case」は、素材にアラミド繊維を用いた薄型軽量が魅力。装着後もほとんどサイズが変わらず、ケースによる違和感が最小限に抑えられている。
また、内部にはメタルプレートが内蔵されており、PITAKA製の充電器やスタンドをマグネットで固定しながら使用できる。メタルプレートは中央を避けるように配置されているので、ワイヤレス充電やワイヤレスパワーシェアを妨げない点もよく考えられているポイントだ。
Air Case
「MagEZ Case」よりもさらに薄型かつ軽量なケースが「Air Case」。厚さはわずか0.02インチ(約0.5mm)、重量は0.38オンス(約10.78g)なので、ケースを装着することによって大きくなってしまったり重くなってしまったりといった不満はほとんどないはずだ。
ただし、「MagEZ Case」のようにメタルプレートは内蔵されていないので、PITAKA製のマグネット式充電器等との組み合わせは不可。逆にいえば、既にお気に入りの充電器があるのであれば「Air Case」の方がおすすめできる。
素材にはこちらもアラミド繊維が採用されており、過去に他モデルの同ケースを使ってみた限りではスレや傷への耐久性は申し分ない。
おすすめのガラスフィルム
Galaxy S21を購入するのであれば、保護フィルムも合わせて用意しておきたい。Galaxyシリーズには、Whitestone Dome Glassがおすすめだ。
Whitestone Dome Glass
Whitestone Dome Glassは、液体レジンを端末に塗布し、UVを照射して硬化させることで貼り付ける保護ガラスフィルム。国内ではドコモが「DOME GLASS」の名称で施工込みの独占販売をしている。
一般的な保護ガラスや保護フィルムは隅まで保護できないタイプが多いが、Whitestone Dome Glassは液体レジンを硬化させるという特性上、画面の隅までしっかりと保護できる点が特徴だ。
とは言ってもGalaxy S21の場合はフラットディスプレイなので、必ずしもWhitestone Dome Glassでなければならないわけではない。しかしこれまで何度も使ってきて、普通のガラスフィルムとしても非常にクオリティが高いことを知っているので文句なしにおすすめできる。
Galaxy S21 Ultraの場合はエッジスクリーンを採用しているので、Whitestone Dome Glassが活躍してくれるだろう。
関連Galaxy向けおすすめガラスフィルムはWhitestone Dome Glassで決まり!貼り付け手順と仕上がりをチェック【Note20 Ultra】
スマートウォッチ
せっかくGalaxy S21を購入するのであれば、ぜひスマートウォッチのGalaxy Watchシリーズも手に取ってみてほしい。
Galaxy Watch3
2021年3月時点で最新のGalaxy Watchシリーズが「Galaxy Watch3」。初代Galaxy Watchやその前身であるGearシリーズから引き継がれた回転ベゼルを搭載した、クラシカルなデザインのスマートウォッチだ。
作りこまれたUIと回転ベゼルによる直感的な操作性は、ほかのどのスマートウォッチよりも快適。ECG(心電図)や血圧測定といったヘルスケア機能にも対応し(日本版は非対応)、手を動かすことによるジェスチャー操作やマイクとスピーカーを活用して通話もできる。
複数のサイズやステンレスモデル・チタンモデルなどが展開されており、選択肢も豊富に用意されている。
関連Galaxy Watch3 レビュー。回転ベゼルが復活、バッテリー持ちは初代から据置き
Galaxy Watch Active2
もしGalaxy Watch3がゴツい・大きい・高い等と感じるのであれば、「Galaxy Watch Active2」もおすすめだ。
「Galaxy Watch Active2」は、回転ベゼルがない分非常にスッキリとしたスリムなデザイン。操作はスワイプのほか、回転ベゼルをソフトウェア的に再現したタッチベゼルも利用できる。
Galaxy Watch3にて採用されたジェスチャー操作以外のほとんどの機能はアップデートにより実装されているため、機能面での不足もほとんど感じられない。ECG(心電図)や血圧測定も利用できる。実はGalaxy Watch3よりもバッテリーが半日から1日程度長持ちすることも見逃せない。
さらに、Galaxy S21の発表に合わせて、同デバイスのバイオレットに合わせた新色も登場している(米Amazonで購入可能)ので、興味があればチェックしてみてほしい。
関連Galaxy Watch Active2レビュー。タッチベゼル対応、電池持ち約2日の小型軽量スマートウォッチ
完全ワイヤレスイヤホン
Galaxy S21にはイヤホンジャックが搭載されていない。そのため、音楽を聴く場合は基本的にワイヤレスイヤホンを使うことになるので、おすすめの完全ワイヤレスイヤホンも紹介しておこう。
Galaxy Buds Live
2020年8月に発表された「Galaxy Buds Live」は、筆者の最もお気に入りな完全ワイヤレスイヤホンだ。
一見すると不安定そうな豆型のデザインは非常にフィット感に優れており、ほとんど付けている感覚がしないにも関わらず落ちることもない。
音質は低音重視のわかりやすいハッキリとしたタイプ。低音が響く一方で繊細さも失われておらず、高い解像感と立体感で楽しく音楽を聴けるはずだ。
一応アクティブノイズキャンセリングにも対応しているが、開放型のため電車などで使うにはやや物足りなさも感じる。
関連Galaxy Buds Live レビュー。アクティブノイズキャンセリングは控えめ。心地よい低音と解像感が魅力
Galaxy Buds Pro
もし強力なアクティブノイズキャンセリングを求めるのであれば、「Galaxy Buds Pro」がおすすめだ。
カナル型を採用しているため装着するだけで周囲の音をカットできるほか、アクティブノイズキャンセリングを有効にすると雑音はほぼ気にならなくなる。ソニーのWF-1000XM3とほぼ同等のノイズ軽減効果だ。
周囲の音の取り込み機能も優れており、割れたり刺さったりしない非常に自然な音を取り込める。装着している人の声を検出し、ノイズキャンセリングと音の取り込みを自動で切り替える機能も便利に使える。
執筆時点ではまだ日本で発売されていないが、米Amazonから購入可能だ。
※4月8日から日本でも正式に発売開始となった。以下のリンクから購入可能だ。
関連Galaxy Buds Pro レビュー。強力なノイズキャンセリングと自然な外音取り込み、音声検出が魅力
充電器
Galaxy S21には、充電器が付属していないので自分で用意しなければならない。ほとんどの方は既に持っているかと思うが、せっかくなら周辺機器もまとめて充電できるタイプなどはいかがだろうか。
Wireless Charger Trio
サムスン純正の「Wireless Charger Trio」は、3台のデバイスをまとめてワイヤレス充電できる充電器だ。
右側のエリアはGalaxy Watchシリーズに対応(初代Galaxy Watchのみ非対応)し、左側のエリアで2台のQi対応デバイスを充電できる。Qi規格にさえ対応していれば、iPhoneやその他ブランドのデバイスも問題なく充電可能だ。
Galaxyスマートフォンを充電する場合は、バッテリー設定から急速ワイヤレス充電をオフにすると本体のLEDが暗くなる機能も搭載されているので、寝室などで使いたい場合に便利だ。
関連Wireless Charger Trio レビュー。スマホ・イヤホン・Galaxy Watchシリーズを3台まとめてワイヤレス充電!
Wireless Charger Convertible
3台も充電しない・Galaxy S21だけ充電できればいいという方には「Wireless Charger Convertible」がおすすめ。スマートフォン1台のみを充電できるシンプルなワイヤレス充電器だ。
「Wireless Charger Trio」同様、Qi規格に対応していればGalaxyに限らず充電可能。One UI 1.5以上を搭載したGalaxyスマートフォンに限り、LEDの光量を弱める設定も搭載されている。
スタンドを折りたたむと、パッド型のワイヤレス充電器としても使用可能。完全ワイヤレスイヤホンなどを充電したいとき、動画を見ながら充電したいときなど、シーンに合わせて使い分けられる。
おすすめのケース・アクセサリーまとめ
以上、Galaxy S21のおすすめケース・アクセサリーを合計12個紹介した。
Galaxy S21は、もちろん単体でも最高のスマートフォンだ。本記事で紹介したケースや周辺機器と組み合わせれば、さらに便利に、さらに楽しく活用できる。Galaxyの購入を悩んでいる方、既に持っている方はぜひ参考にしてみてほしい。
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