ファーウェイ・ジャパンは10月2日、新製品発表会を開催し新型のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 5」および「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」を発表した。
GT 5は46mmと41mmの2サイズ計5色、GT 5 Proは46mmと42mmの2サイズ計4色が展開される。
両モデルの全サイズ・全色が本日10月2日から予約受付を開始しており、10月9日に発売される予定。なお、一部のカラーは販路が限定されている。
HUAWEI WATCH GT 5 / GT 5 Proの全色・全サイズを紹介
HUAWEI WATCH GT 5 / GT 5 Proは、昨年発売されたHUAWEI WATCH GT 4シリーズの後継となるスマートウォッチ。
まず、HUAWEI WATCH GT 5の46mmモデルは1.43インチ、41mmモデルは1.32インチの有機ELディスプレイを搭載している。解像度は両サイズとも466×466ピクセルで、それぞれ326PPIと352PPI。
46mmモデルはブラック・ブルー・ブラウン(レザー)の3色、41mmモデルはブルー・ホワイト(レザー)というラインナップだ。
▼HUAWEI WATCH GT 5 全サイズ・全カラーの画像
ケースの素材はステンレススチール。41mmモデルが円形のケースを採用しているのに対して、46mmモデルは円形ケースの外側が8角形のフレームに覆われているようなデザインとなっている。
続いて以下の画像はHUAWEI WATCH GT 5 Pro。46mmモデルが1.43インチ、42mmモデルは1.32インチと画面サイズはGT 5と変わらない。解像度も同じく466×466ピクセルだ。
カラーは46mmモデルがブラックとチタニウム、42mmモデルがホワイトとホワイトゴールド。
▼HUAWEI WATCH GT 5 Pro全サイズ・全カラーの画像
46mmモデルはチタニム、42mmモデルはチタン合金とセラミックが使われており、立体的かつ幾何学的で複雑な造形となっている。触れたときの質感も高く、GT 5よりも上質で高級な印象を受ける。
ゴツゴツとした見た目とは裏腹に以外と軽量なのもポイントだ。タッチ&トライの最中も、その場にいたスタッフがしきりに「意外と軽いでしょう?」と声をかけていた。
どちらも性別を問わず身に着けられるデザインではあるが、個人的に46mmモデルはややダイナミックな雰囲気で男性向け、42mmモデルはエレガントかつ繊細で女性向けという雰囲気に感じた。
機能面で進化したポイントは、「位置情報精度の向上」と「マップ機能への対応」の2種類がメインだ。
アップグレードされたヒマワリ型衛星測位システムを搭載し、従来モデルよりもさらに高い精度で位置情報を測位できるようになったとのこと。サイクリング・ランニング・ウォーキングなどのワークアウトの際に、距離やペースのズレを軽減できるという。
また、目的地を設定してWATCHの画面上で案内してもらうフルカラーのマップ機能はGTシリーズには初めて搭載される。利用されているマップはHUAWEIのPetal Mapだ。
マップは本体に搭載されているクラウンの回転により拡大・縮小ができるほか、スワイプ移動したりタップで現在位置に戻ったりといった操作が可能。クラウンの動作は滑らかかつ直感的で気になる引っ掛かりなどもなく、快適に使っていけそうだと感じる。
時間帯によってダークモードとライトモードが自動的に切り替わる機能も搭載されているのだとか。
なお、HUAWEI WATCH GT 5 Proはオフラインの等高線マップにも対応しており、登山やトレイルランニングといった本格的なワークアウトで利用できる。
また、ランニング機能にも改良が加えられており、ファーウェイのスマートウォッチとしては初めてウォッチ単体でのランニングフォームの分析機能が搭載された。
従来通り時間やペース、消費カロリー、走ったルートの地図などをスマホアプリで表示できるほか、ランニング時の接地時間や上下動比、バランスなどもIMUセンサーが検出しデータを記録できる。
ランニングによる怪我を防止するのに役立てられるほか、フォームの改善提案までできるとのことだ。
健康管理機能もアップグレードされており、従来は各機能ごとに独立していたシステムが新たに統合されて「HUAWEI TruSenseシステム」となった。これにより心拍数・血中酸素レベル・呼吸数測定の精度が大幅に向上したとのこと。
精度だけではなく測定にかかる時間も改善されており、例えば血中酸素レベルの測定時間は14%改善され25秒以内から15秒以内に、心拍変動値(HRV)の測定時間が50%以上改善され30分以内から10分以内になった。
ユーザーの情緒をリアルタイムで検知し「不快」「普通」「快適」の3段階で表示する、史上初を謳うメンタルヘルス機能も搭載。リラックスのための呼吸を促したり、感情にあわせて表情が変わる動物の文字盤が用意される。
ほかにも、GT 4までのモデルでは血中酸素測定や睡眠測定などほぼ全てのタイルが黒背景だったが、今作HUAWEI WATCH GT 5や 5 Proでは機能によって背景にもカラーが適用されるようになった。
また、シリーズで初めてウォッチ画面のスクリーンショット保存に対応。個人的に、普段Galaxy Watchを使っていて意外とスクリーンショットを保存する機会が多かったのでこれは嬉しい機能だと感じた。
アラーム機能にも変更が加えられており、各アラームに名前を付けたりアラーム毎にボリュームを変えたりできるようになったためより管理がしやすくなっている。
バッテリーの持続時間は、GT 5とGT 5 Proで違いがなく、46mmモデルは通常使用で約9日間、AOD使用時は約5日間。
41mmおよび42mmモデルは通常使用で約6日間、AOD使用時は約3日間。
比較:GT 5とGT 5 Proの違いは?
HUAWEI WATCH GT 5 とGT 5 Proの違いをまとめると以下の通り。
比較項目 | HUAWEI WATCH GT 5 | HUAWEI WATCH GT 5 Pro |
---|---|---|
カバーガラス | ガラス | サファイアガラス |
等高線マップ | 非対応 | 対応 |
ルートのプレビュー表示 区間ごとのナビゲーション コースを外れた場合のアラート | 非対応 | 対応 |
ゴルフマップの3D | 非対応 | 対応 |
防水 | 5ATM IP69 | 水深40mまでのダイビング EN13319準拠 |
デザインの違いを気にしない場合、登山やダイビング、ゴルフといったアクティビティに興味があるかどうかがGT 5とGT 5 Proを選ぶ分かれ目ではないだろうか。
どうしてもGT 5 Proのデザインがいい!というのでなければ、個人的にはGT 5で全く問題ないと感じる。
HUAWEI WATCH Ultimateにはグリーンモデルが追加。一部機能のアップデートも
2023年5月26日に発売されたHUAWEI WATCH Ultimateに、新色のグリーンが追加されることも発表された。
機能も一部追加されており、2,300以上のゴルフ場マップに対応する。ほかにもゴルフ関連の機能として
- 傾斜補正表示
- 一打前のショット距離表示
- おすすめのクラブ提案
- グリーンの傾斜と方向
などが新たに搭載。
グリーンモデルに搭載される機能は、今後ソフトウェアアップデートで既存のブルー・ブラック両モデルにも追加される予定とのこと。
価格と発売日
HUAWEI WATCH GT 5 / GT 5 Pro全バリエーションの価格は以下の通り。発売日は10月9日。
モデル | 価格 |
---|---|
HUAWEI WATCH GT 5 46mm (ブラック) | 33,880円 |
HUAWEI WATCH GT 5 46mm (ブラウン) | 36,080円 |
HUAWEI WATCH GT 5 46mm (ブルー) | 36,080円 |
HUAWEI WATCH GT 5 41mm (ブルー) | 33,880円 |
HUAWEI WATCH GT 5 41mm (ホワイト) | 36,080円 |
HUAWEI WATCH GT 5 Pro 46mm (ブラック) | 48,180円 |
HUAWEI WATCH GT 5 Pro 46mm (チタニウム) | 65,780円 |
HUAWEI WATCH GT 5 Pro 42mm (ホワイト) | 65,780円 |
HUAWEI WATCH GT 5 Pro 42mm (ホワイトゴールド) | 87,780円 |
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