旅行グッズの企画・販売を行っているLiberFlyer（リバーフライヤー）さんから、ソーラー充電、手回し充電が可能なモバイルバッテリー「Chargi-Q mini」を提供して頂きましたのでレビューしていきます。
外観・付属品
簡素なパッケージのChargi-Q mini。
パッケージを開封。Chargi-Q mini本体のほかは充電用のケーブル、しっかりとした日本語のマニュアル、そしてカラビナ。このほか外出先に忘れてきてしまったため写っていないですが携帯用のポーチも付属してきます。
本体にはカラビナを通すことができる穴が開いていますので、こんな感じにカラビナを通して鞄に付けることができます。付属のカラビナはおまけ程度の品質なのでこういった運用をしたい場合は別途購入した方がよさそうではありますが、ソーラー充電が可能なChargi-Q miniならではの発想ですし悪くないです。
改めて本体をチェック。1つの面にはソーラーパネルが組み込まれています。ソーラーパネルというともっとギラギラしているのかと思っていたのですが、表面にサラサラとした別のパネルが重ねられているようで金属っぽさはなく見た目や質感も良好。
出力ポートとしてUSB Type-Aが縦に2発備わっています。その横には充電中であることを示す赤いランプとLEDライト。
側面にはChargi-Q mini本体を充電するためのMicroUSBポートと充電・給電・LEDライトを切り替えるスイッチが配置。ソーラー充電、手回し充電を行う際はこのスイッチをミドル(真ん中)へ設定し、さらに一番奥までスライドさせるとLEDライトが点灯します。
ソーラーパネルの反対側の面には手回しハンドルが格納されています。引き出してひっくり返すことで回すことができ、金属製ではありませんが強度もそれなりで折れてしまう心配はなさそうです。
特徴
Chargi-Q miniの容量は8000mAh、2つのUSB Type-Aポートの出力は5V / 1Aとモバイルバッテリーとしての性能はごく一般的ですが
- ソーラー充電
- 手回し充電
が可能な点で他とは異なります。ソーラー充電は約10時間日光を照射させることでChargi-Q mini本体をフル充電させることが可能とのことで効率はまずまず。スペクトルが異なるため効率は落ちますが室内の照明を当てた場合でも充電されていることを示す赤いランプが点灯していることが確認できました。
窓際にChargi-Q miniのソーラーパネルを向けてスマートフォンを接続したところすぐに充電が開始。さすがに低速ではありましたが着実に充電は出来ており、アウトドアの際は意外と役に立ってくれそうです。
手回し充電に関しては１秒に1回転のスピードで回転させることが推奨されています。本体の充電を使い切った後に約1分手回しで充電。その後スマートフォンを接続し充電をしてみたところ約1分半程度スマートフォンを充電することができました。Amazonの商品ページには”1分間回し続けて約5分間の充電量”とややあいまいな表現がされており、5分まではいかないものの確かに充電はできました。労力を考慮すると常用するような機能ではありませんが、非常時に少しでもバッテリーの減りを遅らせることができると考えれば心強い機能かと思います。
もちろん通常のモバイルバッテリー同様にMicroUSBケーブルを接続しての充電も可能で、むしろメインはこっち。ソーラー充電も手回し充電もあくまでもサブウェポンであるという認識は必要です。
非常用としての用途がおススメ
普段持ち歩くモバイルバッテリーには、充電が早い、軽い、容量が大きいなどよりスペック的に優れているモデルが多々ありますのでそちらが良いかと思いますが、Chargi-Q miniは普段使いというよりかはアウトドアや非常用の備えとしての用途に最適な1台。何よりも電源無しの状態からでも最低限の電力を確保できるのはやはり魅力的で、昨年の北海道地震で実家が停電に見舞われた際、家族がスマートフォンの充電ができなかったために連絡が取れなかったという経験をしたばかりのため、ややマニアックな機器ではありますが1つ備えておくのも悪くはないと思いました。
Chargi-Q miniはAmazonにて購入可能。商品名にPSEマーク認証済と書かれており、説明欄にも「PSE認証取得の明記のない出品商品は違法輸入品の粗悪品である可能性も高いので、ご注意下さいませ」との記載があるものの本体や箱のどこにもPSEマークがないことが気になりますが、商品を受け取ったのが1月中旬のためロットの違い等があるのかもしれません。
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