大容量26800mAhでUSB PDにも対応したRAVPowerのモバイルバッテリー「RP-PB058」を購入しました。
開封・外観レビュー
しっかりとした箱に入っていました。
箱を開けたところ。
内容物。モバイルバッテリー本体、USB-C充電器、microUSB to USB-C変換アダプタ、長さの違う2本のUSBケーブル、専用ポーチが入っており非常に充実しています。
付属のUSB-Cポート搭載の充電器。モバイルバッテリーにこういった充電器が付いてくるのはかなりうれしいですね。性能も最大30Wの出力が可能ということで、MacBookなどの充電も可能。USB-Cがこれから主流になっていくことを考えるとこれ単体で売っていてもいいくらいな気もします。
モバイルバッテリー本体がこちら。マットな質感でよくあるタイプの手触りです。
大容量ということもあって重量はずっしりと460g超え。ここは仕方ないですがやはり持ち運ぶとなると気になる部分ではあります。
端子は4つ。そのうち本体を充電するためのポートが1つ、Type-Cポートが1つ、通常の充電用ポートが2つ搭載されています。また、Type-Cポートは本体の充電にも使うことができ、別途Type-C to Type-Cケーブルが必要になりますが付属の充電器を使うことで約4.5時間という短時間で充電が完了します。iSmartというのはモバイルバッテリー側が充電するデバイスを自動で認識して最適な電流を送る機能のことで、名前こそ違いますがAnkerやAukeyのモバイルバッテリーにも同じ機能が搭載されていますね。
使ってみた
本体は付属の充電器使用で4.5時間で満充電となっていましたが、実際に試してみたところ約5時間ちょっとかかりました。しかし26800mAhという容量を考えれば夜寝ているうちに満充電できる十分な速度と言えます。いくつかスマートフォンやタブレットを充電してみたところ、きっちりとデバイスごとに最適な電流が流され充電に時間がかかりすぎるということはありませんでした。本体への充電、スマホやタブレット接続時共に極端な発熱などもなく、本体への充電時にほんのりと温かく感じる程度で危険を感じるようなことは今のところありません。安心して使っていけそうなモバイルバッテリーだと言えます。
性能に特に不満が無い一方で気になるのはやはり重さと大きさで、鞄の中に入れても存在感がかなりあります。容量はと共に大きさも一回り小さく軽いモデルの登場を望みます。
先を見据えたモバイルバッテリー
このモバイルバッテリーの特徴は、USB PDに対応していること。PDとはPower Deliveryの略でUSBケーブルを用いて接続したデバイスへの給電を行う技術のことであり、USB-IFという標準化団体がその大容量給電の方法を仕様化したという経緯があります。最近ではGoogleがQualcommのQuick Chargeに代表されるPD以外の急速充電を排除し、PDへの統一を図ろうと動いていることが話題になりました。
そのため、今すぐではありませんが急速充電の主流が現在のQuick ChargeからUSB PDへ変化していくことは十分に考えられ、その場合この数少ないPD対応のモバイルバッテリーはとても貴重だと言えます。
またPD対応の利点として、今徐々に増えつつあるType-Cポートで充電するタイプのノートPCや2in1タブレットPCの充電ができることです。別途PDに対応したType-C to Type-Cケーブルが必要になりますが、このモバイルバッテリーのアマゾンページにもMacBook / MateBook / YOGA などの記載があり、それをウリにしていることがわかります。そもそも私もZenBook3の充電のためにこれを購入したという部分もあるのでもちろん試してみましたが、難なく充電ができました。
現在のAmazonでの価格は6,999円とモバイルバッテリーとしては少々お高め。しかし実用的な付属品や日本で購入できる数少ないPD対応ということを考えると十分にその価値はあります。特にMacBookやZenBook3などのノートPCを充電できるのは非常に便利で、そのためのモバイルバッテリーを探している人にはおススメの製品です。
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