Google Wear OSではない独自のOSを搭載しているスマートウォッチの不満点としてしばしば挙げられるのがアプリによる拡張性の低さ。いくつかのスマートウォッチを経験してきた筆者もこの不満点には共感できる部分もあり、特にHuawei Watchシリーズの後継という位置づけで登場したHuawei Watch GTが実質フィットネストラッカーであるHuawei Fitの後継でありアプリによる拡張には一切非対応だったことにはがっかりした覚えがあります。
その点サムスンのTizen OSは独自のアプリストアを展開している分まだ頑張っている方で、有名どころのアプリはiOS、Android、Wear OSに並んでTizen OSに対応しているものもいくつか存在します。とは言ってもアプリが豊富とは言えない現状に間違いはなく、明確な弱点であることは明らか。
しかし、そんなTizen OSに朗報があります。8月5日にサムスン最新のスマートウォッチGalaxy Watch Active 2が発表されましたが、その登場に合わせる形でYouTubeの公式アプリがリリースされる予定であることが明らかになりました。
Tizen OS用公式YouTubeアプリが登場
公式のYouTubeアプリはひとまずGalaxy Watch Active 2にのみインストールされるとのこと。サムスン関係者はYouTubeアプリを過去モデルに対応させることを「楽しみにしている」とコメントしており、Galaxy WatchやGear S3など過去のサムスン製スマートウォッチでもYouTubeアプリを利用可能にすることに対して意欲的な姿勢が読み取れます。
しかし現時点で対応していることがハッキリとしているのはGalaxy Watch Active 2のみで、アプリストアに並んだYouTubeアプリを過去モデル含めて自由にインストールできるようになるのかは不明です。
ちなみに公式アプリを利用しなくてもサードパーティ製アプリやブラウザを経由することでこれまでもGalaxy Watchやその他のサムスン製スマートウォッチからYouTubeを利用することは可能でした。そもそもスマートウォッチでYouTubeの動画を見る機会があるのかと聞かれると答えに詰まりますが、こういったビッグネームの登場が今後のアプリストア充実に向けての呼び水になってくれればと思っています。
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