楽天モバイルは9月6日、OPPO製SIMフリースマートフォン「Reno A 128GB」を発表しました。OPPOのハイエンドスマートフォンReno 10x Zoomと同時期に技適を通過したものの詳細が不明だった型番CPH1983の正体が、やっと明かされた形になります。
なお「Reno A 128GB」は10月上旬に発売される予定です。
日本限定モデル「Reno A 128GB」のスペック
OS | Android 9(ColorOS 6.0) |
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ディスプレイ | 6.4インチ(2,340 x 1,080)有機EL |
プロセッサ | Snapdragon 710 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ |
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対応バンド | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 LTE FDD: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 LTE TDD: Bands 38/39/40/41(full-band) |
DSDS / VoLTE | DSDV / ドコモ、au、楽天、Y!mobile |
バッテリー | 3,600 mAh |
生体認証 | 顔認証 / 画面内指紋認証 |
カラーバリエーション | ブルー / ブラック |
その他 | Felica搭載 / 防水防塵(IP67) / nanoSIM×2(一方はmicroSDと排他利用) |
「Reno A 128GB」の主な仕様は上記の通り。Felicaチップを搭載しおサイフケータイに対応、高い防水防塵性能を搭載、デュアルスロットのDSDVに対応しVoLTEはドコモ、au、楽天、Y!mobileに対応と、完全に日本市場に特化したモデルであることが伺えます。「OPPOが日本に投入する未発表モデル「CPH1983」とは?」の記事ではCPH1983はK3やRealme X liteなど何らかのベースとなるモデルが存在すると考えていましたが、蓋を開けてみると「Reno A 128GB」は日本でのみ販売される完全オリジナルモデルでした。近いスペックのモデルは存在するものの完全に一致するモデルは見当たらず、R17シリーズより上位の画面内指紋センサーを搭載していながらカメラ周りのデザインはAX7そのまま。イメージ的にはR17シリーズのマイナーアップデート版ですが、外観などは型の使いまわしによりコストダウンを図ったといったところでしょうか。
「Reno」の名前が付いているもののピボットライジングカメラやフルディスプレイ、トリプルカメラ等のRenoシリーズの特徴は受け継がれておらず、数少ないRenoシリーズらしさは縦方向に配置されたロゴくらい。AX7から引き継がれたカメラ周りのメッキ処理は個人的に好みではないのですが、中央縦方向に並んだロゴはReno 10x Zoomで気に入っているポイントの1つでしたので、この2つの特徴を併せ持つ本機の存在は悩ましい所です。
「Reno A 128GB」は10月上旬に楽天モバイルから発売される予定で、執筆時点で価格は発表されていません。現在は楽天モバイルからの発売のみ発表されていますが、その他のMVNOやSIMフリーでの販売予定も不明です。製品名に”128GB”と入っていることからストレージ128GBモデルのみが楽天モバイルで取り扱われ、64GBなどのスペックダウンモデルがSIMフリーから登場する、というパターンもありそうです。ちなみに楽天モバイルで販売されるモデルもSIMフリーとのことなので、白ロムであればSIMフリーモデルを待たずに広い対応バンドを活かした柔軟な運用が可能です。
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