サムスンは1月7日、ラスベガスで開催されているCES 2020にて球体型のAI搭載ロボットBallieを披露しました。Ballieは現時点ではまだプロトタイプとのことですが、最終的には一般消費者に向けた製品として提供される方針とのことです。
”気遣いができる”球体型ロボットBallie。
Ballieは何をするロボットなのか?といった具体的な機能や詳細は今のところ曖昧な状態。プロモーション動画やCES 2020でのプレゼンテーションを見る限り、スマートホームと連携させたBallieは自らの判断で連携させたスマートホームデバイスをコントロールしているようでした。
早朝、ユーザーである女性が起きてこないことを確認したBallieはカーテンを開けて朝日を取り入れ、モニターに映るインストラクターを見ながらヨガに励むシーンでは、Ballie自身のカメラに映る女性の後ろ姿をモニターに映し出すことで彼女をサポートします。
ユーザーが出掛けた後は退屈そうにしている飼い犬のためにテレビを付け、自ら動き回ることで犬の遊び相手となり、犬が散らかしてしまった後は自らの判断でサムスン製のロボット掃除機を稼働させています。
従来のスマートホームデバイスには様々なセンサーが搭載されており、温度や光量、人の有無などを判断し動作を実行していましたが、Ballieはより人間らしい判断基準で動作をしているように見えることがポイント。上記の「ヨガに励むユーザーの後姿を自動で映す」や「犬を退屈させない」などの動作は、これまでのスマートホームデバイスにはなかった、まるで”気を遣ってくれている”かのような錯覚に陥ります。
Ballieは現状ではまだコンセプト段階であるためこれらの動作がどこまで実現されるのか、実現されるとしたら一体どのような技術が用いられているのかは非常に興味深い所でしょう。Ballieがいつ発売され、どれくらいの価格になるかなどの情報はまだ不明のため、続報に期待です。
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