現地時間2月11日、サムスンは米サンフランシスコにて新製品発表イベント 「Galaxy UNPACKED」 を開催。同社最新の完全ワイヤレスイヤホン 「Galaxy Buds+」 を発表しました。
「Galaxy Buds+」 は、名称の通り昨年登場した完全ワイヤレスイヤホンGalaxy Budsの後継モデル。ただし後継機ではあるもののデザイン面に大きな変更点は見られず、ライバル「AirPods Pro」に搭載されたことからも期待されていたアクティブノイズキャンセリング機能は見送られるなど、実質的にはマイナーアップデートモデルといったところでしょう。
「Galaxy Buds+」の価格は149ドル(約17,000円)で、2月14日より米国等一部の市場で発売される予定。なおGalaxy S20+およびGalaxy S20 Ultraを事前予約したユーザーには「Galaxy Buds+」が無料で送られる予定です。
デザイン・カラー
「Galaxy Buds+」は一切のケーブルを持たない、いわゆる完全ワイヤレスと呼ばれるイヤホン。イヤホン本体とイヤホンを収納することで充電が可能なバッテリーケースはどちらも先代のGalaxy Budsのデザインを踏襲し、目立った変化は見られません。
カラーバリエーションはクラウドブルー、コスミックブラック、ホワイトの3色。
Bluetoothのバージョンは5.0。コーデックはAAC、SBC、サムスン独自のScalable Codecに対応しています。
バッテリー、音質、機能
それぞれのイヤホンには旧モデルの58mAhから大幅に向上した85mAhの大容量バッテリーを搭載。これによりイヤホン単体で約11時間の連続再生が可能で、バッテリーケースによる充電を行うことで最大約22時間、ほぼ丸1日の再生に対応。
バッテリーケースの充電はケース背面にあるUSB Type-C端子、またはQiワイヤレス充電によって行います。3分間の充電で1時間再生可能な急速充電にも対応。Galaxy S10シリーズ、Note10シリーズ、S20シリーズであればスマートフォン側のバッテリーをワイヤレスでGalaxy Buds+に給電可能な「ワイヤレスパワーシェア」を用いることも可能です。
イヤホンにはツイーターとウーファーが1基ずつ搭載され、音質が向上。冒頭でも述べたようにアクティブノイズキャンセリング機能は非搭載なもののイヤホンには新たにアウターに1つ、インナーに1つの計3つのマイクが搭載されたことで、優秀な外音取り込み機能と通話中のノイズキャンセリング機能を備えます。
また、音楽ストリーミングサービス「Spotify」との機能統合も実現され、同サービス使用中に認識可能な専用のジェスチャー操作や視聴履歴から最適なプレイリストを作成し再生する機能などが用意されています。
iOSに専用アプリが登場
先代のGalaxy BudsもiOSデバイスに接続し使用することは可能だったものの細かな設定を行う「Galaxy Wearable」アプリがAndroid向けにしか用意されていなかったため、iPhone等では本格的な運用が難しいのが実情でした。
しかし今作Galaxy Buds+はiOS用アプリ「Samsung Galaxy Buds+」が用意されたことでこの課題を解決。旧モデルには対応せずあくまでも「Galaxy Buds+」専用のアプリとはなりますが、イコライザーやジェスチャー操作の設定等これまでiPhoneでは設定できなかった機能がフルに開放されることとなりました。
価格と発売日
「Galaxy Buds+」は、149ドル(約17,000円)で、2月14日より米国等一部の市場で発売される予定。事前のリーク通り、Galaxy S20+およびGalaxy S20 Ultraを事前予約したユーザーは「Galaxy Buds+」を無料で入手することができます。
日本国内では2月25日より予約受付を開始し、3月12日から発売開始される予定でしたが、Amazonでは2月22日より予約を受け付けているようです。全国の家電量販店、主要ECサイト、世界最大級のショーケース「Galaxy Harajuku」等で通り扱われることはアナウンスされており、執筆時点におけるAmazonでの価格は18,912円となっています。
なお海外ガジェットを取り扱うETORENではクラウドブルーとコスミックブラックのみ既に販売されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
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