ZenFone2をメイン機として使い始めてもうすぐ1ヵ月が経つので、使ってみて感じたことをまとめようと思います。
独特なキー配置
5.5インチという大画面搭載機でありながら電源キーが上部に、ボリュームキーは背面中央に位置しています。ZenMotionの機能により、画面をダブルタップでスリープから復帰させることができるのは便利ですが、逆に通知などを確認した後にスリープさせたい場合、アプリが誤作動しないように場所を選んでダブルタップしなければならず、少し気を遣います。ただどちらのキーも中央に配置され、右利き左利きどちらでも同じように使えるのは、細かい配慮がなされていてると感じるところです。
片手モードが便利
背面が丸みを帯びた形状のため、5.5インチにしては比較的持ちやすい部類ではありますが、そのままでは片手での操作は厳しいというのが本音。しかし「片手モード」を使うことで片手操作は十分に実用的なレベルになります。iPhoneのように上半分が下りてくるのではなく画面そのものが小さくなり、その大きさや位置も自由なため、自分の一番使いやすい持ち方で操作することが可能になります。一度スリープさせても片手モードのままであるというのもポイントが高いです。
ATOKプリインストールはお得
Zenシリーズのスマートフォンやタブレットには高機能な文字入力アプリ「ATOK」がプリインストールされています。スマートフォンでも素早い文字入力を可能にする独自のUI「フラワータッチ入力」や精度の高い変換が特徴。高機能ゆえに価格も1500円とアプリにしては高価な部類ですが、それがZenFone2には初めから搭載されています。
まさに性能怪獣な動作、癖のあるIntel Atom
CPUが Intel Atom Z3580 、メモリが4GBという尖ったスペックを持つZenFone2。実際、使用していてスペック不足を感じることは全くなく、デフォルトで備わっているメモリ解放機能もあまり使わないほど。複数のゲームを起動し切り替えることもでき、その性能怪獣っぷりを感じられます。ただしひとつ気を付けなければならないのがIntel Atomを搭載しているという点。アプリによっては起動すらできないこともあるというのが現状です。事実、先日紹介したPokemon GOのテスターに当選しましたが、ZenFone2ではうまく起動しませんでした。最近ではIntelがスマートフォンやタブレット向けのAtomの開発を中止したという情報も出てきており、もしそうなるのなら今後のアプリの対応も望めないでしょう。
意外と優秀なカメラ
高級なモデルと比較して差が出やすいと言われるカメラ機能。ZenFone2のカメラ性能は思っていたよりも随分良いという印象。豊富な撮影機能があるため撮っていて楽しいカメラであり、マニュアルモードの設定を使いこなせばあっと驚くような写真が撮れることも。デュアルLEDフラッシュにより自然な色合いの写真がとれるので、SNSへおいしそうなご飯写真を投稿できます。シャッターにも対応したボリュームキーは背面のレンズ下にあるため実用的ではありません。インカメラで自撮りするときなどには使える程度でしょう。
ZenFone2は現在Amazonで34,000円ほどの価格です。2015年のフラッグシップモデルであり、もうすぐZenFone3の発表も控えていますが、まだまだ十分前線で戦える機種だと思います。ZenFone3はリーク画像によると金属筐体で指紋認証センサーを搭載、価格が従来よりも高くなる可能性は大きいと言えます。ZenFone2がいつまで販売されるかはわかりませんが、選択肢の一つとして残しておくのも良いのではないでしょうか。
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