サムスンは10月26日、公式YouTubeチャンネルにOne UI 4の概要を紹介する動画「One UI 4: Official Introduction Film」を2本公開した。
動画内では、One UI 4から実装される新機能が紹介されていたため、本記事はそれらについてまとめている。One UI 4はAndroid 12をベースとしているため、Androidの新機能とも被っているが、Galaxyならではの機能もいくつか存在している。
One UI 4紹介動画
カラーのカスタマイズ
![カラーのカスタマイズ](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h32_23-900x458.jpg)
One UI 4では、システム全体のテーマカラーを簡単に変更できるようになる。ピンク色の壁紙を採用している場合はピンクに、パープルの場合はパープルにといったように、壁紙に合わせたカラーでシステムを統一可能。
変更が適用される範囲は、クイック設定パネルやメッセージアプリの吹き出し内、カレンダーや電卓に各種設定画面のアイコンなど、サムスン純正アプリのほぼ全て。自分好みのオリジナルデザインを手軽に楽しめるようになるはずだ。
ウィジェット
![One UI 4のウィジェット](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h38_47-900x464.png)
ウィジェットもOne UI 4で大幅に手を加えられた要素のひとつ。
ウィジェットを選択する際、One UI 3まではバラバラと並んだウィジェットリストを何枚もスクロールしながら探していたが、One UI 4では1ページに収められ縦方向にスクロールするスタイルへと変更された。
さらに、ウィジェットは各アプリ毎にまとめられ、アプリを選択するとそのアプリで利用できるウィジェットが展開されるため、非常にスッキリとしている。
デュアルクロックウィジェット
![デュアルクロックウィジェット](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h43_19-900x455.jpg)
「デュアルクロックウィジェット」を使用すると、2ヶ所の時間をまとめて表示可能。時間に合わせて背景の色が白 ⇔ 黒と変化するため、夜なのか朝なのかも一目で把握できる。
角丸デザインとダークモード
![角丸デザインとダークモードがウィジェットに適用](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h49_54-900x462.jpg)
各ウィジェットのデザインにも手が加えられた。
具体的には、全てのアプリのウィジェットに角丸のデザインが適用される。これまでも、サムスン純正アプリのウィジェットはほとんどが角丸デザインを採用していたが、One UI 4からはサムスン製以外のアプリにも角丸デザインが強制される。
これにより、見た目や雰囲気に統一性を持たせることができるとしている。
また、ウィジェットにもダークモードが適用される。
ピクチャーインピクチャーがより柔軟に
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h51_15-900x461.jpg)
One UIでは以前よりピクチャーインピクチャーを利用できたが、One Ui 4ではピンチインやピンチアウトによる直感的な操作でウィンドウのサイズを柔軟に変更できるようになる。
また、ポジションの移動もドラッグで簡単に行えるとのことだ。
ドラッグアンドドロップの背景が半透明に
![ドラッグアンドドロップの背景が半透明に](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_07h57_41-900x461.png)
テキストを選択しドラッグ&ドロップで別の場所に貼り付ける際、従来は貼り付けるテキストが貼り付け場所を覆ってしまい細かい位置調節が難しかった。
しかし、One UI 4ではドラッグしたテキストの背景が半透明になるため、どこに貼り付けようとしているかを簡単に把握できるようになったという。
絵文字のペアに対応
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h03_21-900x462.png)
サムスンの純正キーボードでは、絵文字やステッカー、GIFなどにひとつのアイコンからアクセスできるようになる。
また、絵文字をペアにして送信する機能もサポートしており、好きな絵文字を組み合わせてこれまで以上に豊かな感情表現を実現できる。
サウンドやバイブ
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h06_25-900x427.jpg)
顔認証や指紋認証が上手くいかなかったとき、アラームの時間を設定しているときなど、あらゆるシーンにわずかなバイブやサウンドを適用し、より直感的な操作を実現する。
ロック画面のアイコンから電話をかける場合やカメラを起動する場合など、さまざまなシーンにサウンドやバイブが適用されるようだ。
カメラ機能
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h13_57-900x471.jpg)
カメラアプリのUIもOne UI 4で変更。
これまで広角・超広角・望遠のカメラをアイコンで切り替えていたのに対して、One UI 4では数直線をスワイプしながら直感的な切り替えが可能になった。定番の倍率へは、従来通り数字のボタンとしても表示されているため素早くアクセスできる。
また、シャッターボタンの長押しからのスワイプで、素早く写真から動画の撮影に移行できるようになった。
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h17_50-900x466.jpg)
撮影した写真をシェアする際は、シェアする候補の写真が大きく表示されるため簡単に目的の写真を選択できる。
共有する相手も素早く選択可能になった。
セキュリティ
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h20_25-900x454.png)
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h21_18-900x453.png)
アプリがカメラやマイクにアクセスした場合、右上にアイコンが表れてユーザーに通知。ユーザーはすぐにアクセスを許可あるいは拒否できる。
カメラやマイク、位置情報などにアクセスしているアプリも一覧で確認可能となる。
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h21_40-900x459.jpg)
また、位置情報が求められた場合には、「正確な位置情報」と「大まかな位置情報」のどちらを使用するか選択できるようになった。
One UI Book 4
![](https://plusablog.me/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-27_08h32_26-900x439.jpg)
厳密にはOne UI 4の新機能とは異なるかもしれないが、紹介動画内ではWindows向けの独自UI「One UI Book 4」についても触れられている。
「One UI Book 4」の詳細な機能は明かされていないが、サムスン製のWindowsアプリがGalaxyスマートフォンのOne UIらしいデザインに一新され、Galaxyユーザーであればシームレスな操作が可能になると思われる。
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