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【レビュー】極薄ノートPCスタンド「Majextand」をWindows機で試す

4.0

株式会社コペックジャパン様から、同社が総代理店として取り扱いをしているONED社製の薄型ノートPC用スタンド「Majextand」をレビュー用に提供して頂きましたのでご紹介します。 MajextandとZenbook 3「Majextand」は人間工学に基づいたスムーズな角度調整とコイン程度しかない薄さを特徴とする、ノートPCの裏側に貼り付けるタイプの収納可能なスタンド。私はノートPCスタンドというと今も時々利用している据え置き型の印象が強く、ノートPCそのものと一体にするタイプは本製品で初めて手に取りました。

公式サイトの写真やカラーバリエーションからMacBookシリーズでの利用を念頭に置いた商品のようですが、私の愛機はASUSのZenbook 3。一応説明書にもWindows機であっても利用できる旨が書いてありましたので、Macbook以外で利用しているちょっとだけ貴重なレビューとして見ていただければ幸いです。

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取り付け。位置決めは慎重に

早速取り付け。届いたパッケージはCDケース程もない薄さ。このパッケージ、「Majextand」を展開する時と同じ手順で開けるような仕組みになっていてこだわりを感じます。「Majextand」本体と付属品。これでノートPCの重みやタイピングによる連続的な振動に耐えられるというのは驚きです。スマーフォンの保護フィルムによく付属しているのと同タイプのアルコールクリーナーとゴム足が多数、日本語の説明書が付属していました。

取り付け手順はパッケージに英語で記載されている他、付属している日本語の説明書でも丁寧に解説されています。「Majextand」は本体に貼り付け済みの両面テープでノートPCに固定するだけなので難しくはないのですが、前後を誤ると悲惨なことになるので慎重に確認しましょう。貼り直しは不可能ではありませんが推奨されていないのでできれば一発で決めたいところ。
左右の位置は決めやすいですが、前後の位置はやや迷うかもしれません。私は後から取り付ける奥側のゴム足の上辺と「Majextand」の上辺が同じ高さになる位置を意識しましたので参考までに。「Majextand」を取り付けたZenbook 3「Majextand」を取り付けたZenbook 3。今回選んだカラーはスペースグレーでしたが思っていたよりも明るい色でしたので、Zenbook 3のロイヤルブルーに合わせるならブラックの方が良かったかもしれません。しかしマットに表面処理されたアルミ素材は主張が控え目ながらも質感高く、ロゴがうるさくないのも評価したいポイントです。「Majextand」を取り付けた状態ではやや浮いてしまう「Majextand」の方がZenbook 3の足よりもわずかに高さがあったためこのままではスタンド収納時にガタつきが生じます。付属のゴム足を装着そこで付属のゴム足をこのように配置。手前側のゴム足は位置がずれているように見えますが後述の理由によりこの位置がベストでした。とりあえずはこの状態でガタつきが解消されたので、まだ残っているゴム足は保管しておくことにしました。

スタンドの展開は想像以上にスムーズ

「1」と書いてある方向に引くことで最も低い状態でスタンドが展開される

「1」と書いてある方向に引くと最も低い状態でスタンドが展開される

肝心のスタンド機能ですが、良い意味で想像を裏切ってくれました。何よりもスタンドの展開・収納がどちらもほぼワンタッチで完了することが魅力で、「Majextand」を活用することに対してほとんど手間を感じないのです。

だいぶ前の話になりますが、気に入ったらすぐに購入するつもりでMicrosoftのSurface Pro 4をレビュー用にレンタルしていたことがありました。結果的に購入は見送ったのですが、その理由の1つとして当時の自分は「キックスタンドの開閉が面倒」というのを挙げています。無段階で調整できるSurface Pro 4のスタンドは自由に角度調整ができる反面、使うたびに自分にとってしっくりくる位置に調整する作業が必要で、それがどうにも面倒だと感じていたのです。

一番低い状態

最も低い状態。スタンド展開時はデフォルトがこの状態

スタンドとしての性質はややことなりますが、その点「Majextand」は1箇所をサッと引き出すだけで一番良いポジションを提供してくれるという手軽さがあります。スタンドの収納も簡単で、スタンドの両サイドを指で軽く押すだけ。”すーっ、パタン”と小気味よく閉じられるのは非常に気持ちが良いもの。ノートPCを取り出すときも片付けるときも、さりげない動作1つだけでスタンドを開閉できることが「Majextand」の最も優れたポイントです。

角度調整は使いどころが難しい

スタンドを展開した後、6段階での角度調整も可能。この角度調整も簡単にできてしまう、という点も「Majextand」の特徴の1つのようですが、個人的には評価は低め。というのも角度調整は展開したスタンドを最初とは逆方向に向かって引くことで高さを稼ぐ仕組みになっているのですが、これがかなりスムーズに引き出せてしまうことと、段階が細かいことから狙った位置で止めにくいと感じます。引き出す動作は片手で行えるものの、低くする方向に調整する場合はスタンドを畳むときと同様に両サイドのボタンを押す必要があるため両手が必要となり面倒に感じます。

最も高い状態

最も高い状態

また、スタンドを一番高くした状態ではデスクトップPCのモニターと並べることでLogicool FLOWを活かした操作に役立ってくれていますが、その他の高さは正直使いどころが難しいのも事実。これはユーザーの体格や普段の姿勢にもよるとは思いますので、少なくとも私の場合は一番低い状態と高い状態の2択になっているというのが現状です。高い状態ではゴム足が必須ちなみに、スタンドの角度を調整するとパームレスト下の側面が机に触れるようになり、ノートPCの素材によっては机・ノートPCの双方に傷が付く恐れがあります。そのためゴム足を取り付ける際はこの部分も保護できるようにしておく必要があります。

まとめ。

スリーブケースにも干渉しない

薄いため装着したままスリーブケースも利用可能

以上「Majextand」を使ってみた感想をお伝えしました。

角度調整については最大と最小しか使わない私にとっては細かな段階は不要でしたが、あって邪魔になる機能ではないため使わないと割り切ってしまえばそれほど気になることはありませんでした。

普段は付けていることを感じさせない薄さとワンタッチで開閉が可能な手軽さ、華奢な見た目とは裏腹にいくらタイピングしても一切動じることがない耐久性は見事なもの。提供品ながら割と気に入ってしまったため、今後ノートPCを買い替える際には追加購入も視野に入れることになると思います。

「Majextand」は執筆時点ではAmazonにて6,350円にて販売されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。