Pocket Modeは、収納したはずのスマートフォンの意図しない動作を防止するためのアプリです。
ポケットや鞄の中に入れていたスマートフォンが勝手に電話をかけていたり、何らかのアプリを勝手に開いていたり、といった経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
こういったスマートフォンの意図しない動作は、スマートフォンをロックしたつもりがロックされていなかったり、ポケットや鞄の中で何かの拍子にボタンを押してしまったりといったことが原因です。
基本的にはパスコードや指紋認証によるロックを設定していればロック画面より先には進めませんが、筆者の場合は知らない間にロック画面からアクセスできる緊急通報の画面に遷移していた経験があります。そもそも画面のロックし忘れが原因の場合は対策がしずらく、気を付けることくらいしかできません。
しかしPocket Modeを利用することでそういった誤作動の大部分は防げるようになるはずです。
Pocket Modeの使い方
Pocket ModeはGoogle Playからインストールできる無料のアプリです。
初期設定
インストール後アプリを開いて右上のスイッチをオンにします。これだけでPocket Modeは動作開始となりますが、スイッチをオンにするためにはスマートフォンの設定⇒ユーザー補助(アクセシビリティサービス)から本アプリを選択して「サービスの使用」スイッチをオンにしておく必要があります。
また、これは必須ではありませんが、アプリを開いた画面最上段にある「Permissions」をタップすると電話の発信と管理の許可を求められますので許可しておきましょう。本アプリは近接センサーを用いていますので、通話中に動作しないようにするにはこの設定が必要になります。
使い方
初期設定を終えればあとは普段通りにスマートフォンを使うだけ。Pocket Modeはバックグラウンドで動作し、近接センサーが何らかの形で覆われると即座に画面をロックしてくれます。もちろんこの状態で画面をタップしても反応は無し。近接センサーの前から障害物が無くなると再び画面が点灯し、これらの動作は上記画像のように非常にスムーズです。
仮にスマートフォンをロックした”つもり”でポケットに入れたとしてもポケットの中ではPocket Modeが画面をロックした状態にしてくれるので、誤作動を起こす確率はグッと少なくなると言えるでしょう。
一点気になることは、Pocket Modeが動作中、動作していることを示す通知が常駐すること。この通知はタップしても何も反応が無いため害はないのですが常駐されるのは正直なところ少し邪魔。通知をタップでPocket Modeをオフにできる、とかであればよかったのですが。
アプリの性質上役に立ってくれているのかどうかが非常にわかりにくいのですが、ポケットの中でスマートフォンを誤作動させてしまったことがある方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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