1人で何台ものスマートフォンやタブレットを所有していると、バッテリーの管理が行き届きかないこともしばしば。メイン機として使っている1~2台のバッテリー残量は把握していても、その他のデバイスはいつの間にかバッテリーが切れているなんてことはよくあります。
今回紹介する「Cross-Device Battery Monitor」というアプリは、所有する全ての端末にインストールしておけば、1つの端末からその他の全ての端末のバッテリー残量を把握しておくことができるもの。ガジェット好きでなくてもスマートフォンの複数台持ちが当たり前となってきた今の時代、意外と重宝するアプリかと思います。
Cross-Device Battery Monitor
「Cross-Device Battery Monitor」はGoogle Playからインストールできるアプリです。30日間の無料試用の後、320円の課金で継続利用が可能となります。
バッテリー残量を確認したい全ての端末に「Cross-Device Battery Monitor」を入れる必要はありますが、入れてしまえばどの端末からでも、全ての端末のバッテリーの利用状況を把握することが可能です。
バッテリー残量を共有したい端末に「Cross-Device Battery Monitor」をインストール。その後画面右上の歯車マークからAccount > ログインへと進みGoogleアカウントでログインします。この作業後、ログインした全ての端末のバッテリー状況をどれか1台から把握することが可能になります。「バッテリーの残りが何%か?」だけでなくバッテリーの使用状況のグラフも1台から全ての端末分をチェックすることができ、私が試してみた限りでは8台のスマートフォンの情報は共有することが可能でした。何百台となるとどうなるのかはわかりませんが、とりあえず台数制限のようなものは今のところないようです。
同じく設定画面のNotificationsからほかの端末の「バッテリー残量が15%以下になった時」「フル充電が完了した時」にそれぞれ通知を送るかどうかを選択することが可能。個人的にフル充電の方の通知はあまり必要としていませんが、15%以下になった時の通知は意外と便利に利用できています。所有する全ての端末を常に使えるようにしておく、とまでは言わなくてもある程度普段から端末をとっかえひっかえしているので、最近のローテーションに入っている端末の充電状況を把握するのに役に立ってくれています。
私は充電スペース兼スマホ置き場として以前レビューしたNuAnsのCOLONYを利用していますが、使っている端末もそうでない端末もとりあえずCOLONYに集約させ、頻繁に手に取る端末のバッテリー状況を「Cross-Device Battery Monitor」にて確認するという使い方をしています。今年の春急に思い立って初代ZenFone Zoomをもって写真を撮りに行ったことがありましたが、あの時持って行ったスマートフォン5台はこんな感じにバッテリーを管理していたために急な思い付きにも関わらず全て十分なバッテリー残量でした。モバイルバッテリーを持っていればそれで済む話ですが、それぞれの端末に合うケーブルを一々探すのも面倒ですし、しばらく充電していないといざという時にバッテリーが完全放電してしまい全く充電できないという状況もあり得なくはないので、複数のスマートフォンやタブレットを持っている方はこういったアプリでバッテリー状況を監視・管理してみるのもいいかと思います。ほぼ同じ使い方ができる「Battery Report」というアプリもありますが、2016年で更新が止まっておりデザイン的にも「Cross-Device Battery Monitor」の方が優れているので迷わずこちらがおススメです。
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