Galaxy Tab S7 / S7+が正式に発表されました。概ね本記事で紹介した内容そのままですが、細かい数値等が微妙に異なる箇所もあるので、以下をチェックしてみてください。
▶サムスン、「Galaxy Tab S7 / S7+」 を正式発表。120Hzのリフレッシュレートに対応、Dexは待望のワイヤレス化
サムスンは現在、新型Androidタブレット「Galaxy Tab S7」を開発中だと見られています。
「Galaxy Tab S7」について、サムスンからの正式なアナウンスはありませんが、例によって大まかなスペックやデザインがリークされています。本記事では「Galaxy Tab S7」に関する主要なリーク情報をまとめ、随時更新していきたいと思います。【最終更新:8月6日】
なお、同タブレットにはスペックの異なる2モデルが存在していると言われています。標準モデルの「Galaxy Tab S7」と上位モデルの「Galaxy Tab S7+」との見方が濃厚ですが、「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7 Lite」の可能性も0ではありません。
ただし本記事では、「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7+」の組み合わせであることを前提とします。
デザインとインターフェース
@onleaksとPigtouによって、「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7+」のレンダリング画像が公開されています。
左が「Galaxy Tab S7」、右が「Galaxy Tab S7+」の予想レンダリング画像。パッと見た限りでは、Galaxy Tab S6から大きな変化はないように見えます。
どちらのモデルにも樹脂製と思われるアンテナラインが確認できることから、ボディは金属製と予想できます。カメラユニットは大きく飛び出しており、レンズの数は2つ。カメラの下に薄っすらと見える窪みは、専用のスタイラスペン「Sペン」をマグネットで吸着し、充電する位置でしょう。この仕様も先代のGalaxy Tab S6と同様です。
Galaxy Tab S7 | Galaxy Tab S7+ | Galaxy Tab S6 | |
---|---|---|---|
サイズ | 253.7 x 165.3 x 6.3mm | 285 x 185 x 5.7mm | 244.5 x 159.5 x 5.7mm |
「Galaxy Tab S7」および「Galaxy Tab S7+」のボディサイズは、上記のように予想されています。
Galaxy Tab S6と比較してディスプレイサイズが大きくなっている分、どちらのモデルもサイズは大型化。「Galaxy Tab S7」については厚さも増していますが、より大型の「Galaxy Tab S7+」はGalaxy Tab S6の厚さ5.7mmをキープしています。
左側面には、周辺機器と接続する際に用いられるであろう端子が確認できるので、キーボードカバーも利用できる可能性が高いです。キーボードカバーにも新たなモデルが登場するのか、現行モデルを流用可能かどうかは注目です。
右側面には電源ボタンと音量ボタンが確認できます。
※7月10日更新
Safety Koreaにて、Galaxy Tab S7+(型番SM-T976N)の実機画像が公開されています。得られる情報は少ないですが、アンテナラインやカメラの位置、Sペンの収納用と思われる窪みなどは、上記レンダリング画像とほぼ一致していることが確認できます。
※7月14更新
@evleaksが自身のPatreonに投稿した、Galaxy Tab S7のプレスレンダリング画像がSamMobileによって公開されています。
画像にはGalaxy Tab S7本体に加え、キーボードカバーとSペンの姿も確認できます。キーボードカバーは、タッチパッドを搭載しており、Galaxy Tab S7を単体で自立させるキックスタンドも備えている様子。
また、キーボードカバー側、Galaxy Tab S7側の端子はGalaxy Tab S6とは微妙に異なるように見えるため、従来のキーボードカバーは共有できない可能性があります。
Sペンの形状も平面がなくなり円形へと変化。ペンとしての持ちやすさは向上していると考えられます。Galaxy Note20シリーズで搭載されるポインター機能等がGalaxy Tab S7でも利用可能かは今のところ不明です。
ディスプレイ
「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7+」は、それぞれ11インチと12.4インチのディスプレイを搭載すると報じされています。
Galaxy Tab S7/S7+,120Hz!
— Ice universe (@UniverseIce) June 12, 2020
さらに、上記ツイートのように120Hzのリフレッシュレートに対応するという情報も。ソースは不明ですが、リーカーとして多数の実績がある@UniverseIceですので、無視できない情報でしょう。
ゲーミングデバイスを皮切りに、ハイエンドスマートフォンではトレンドになりつつある高リフレッシュレートですが、タブレット端末では同機能を搭載したモデルはほとんどありません。
タブレット市場をほぼ独走かつ牽引しているAppleのiPadシリーズにも120Hzのリフレッシュレートに対応したモデルは存在しません。Galaxy Tab S7シリーズがこれを搭載すれば、タブレット端末では初となるでしょう。
Galaxy S20シリーズで注目された120Hzディスプレイは、Galaxy Tab S7シリーズへの搭載が期待されていた機能のひとつ。これが実現すれば、タブレット市場にも高リフレッシュレートブームがやってくるかもしれません。
スマートフォンよりも圧倒的に画面が大きく、映像コンテンツに向いているタブレット端末。サイズの関係上バッテリーも大容量になるため、バッテリー消費の激しい120Hzリフレッシュレートとの相性は悪くないと言えます。
スマートフォンの特徴的な機能がタブレットにも実装されることは自然な流れに思えますが、ひとつ意外だったのは、「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7+」にはパンチホールが搭載されていないこと。
Noteシリーズの次期モデル、Galaxy Note20およびGalaxy Note20 Ultraでも続投がほぼ確実視されているパンチホール型のインカメラ。HUAWEI MatePad Proのようにタブレットにも搭載してくると踏んでいたのですが、前述のレンダリングによるとインカメラはベゼルに配置されているようです。
Source SamMobile
主なスペックとベンチマーク。Snapdragon 865+を搭載?
「Galaxy Tab S7」と「Galaxy Tab S7+」はプロセッサにSnapdragon 865を搭載すると見られています。Snapdragon 865+搭載の情報も噂レベルでは見かけますが、Snapdragon 865+そのものの全貌がハッキリしていない以上、Galaxy S20シリーズ同様にSnapdragon 865搭載に落ち着くと思われます。
SamMobileが独占入手した情報を踏まえると、「Galaxy Tab S7+」はプロセッサにSnapdragon 865+を搭載している可能性が高いようです。7月9日にクアルコムは同プロセッサを正式に発表したので、可能性は高いと思われます。
「Galaxy Tab S7+」に関しては、Geekbenchのベンチマークスコアも明らかになっています。
上記ベンチマーク結果によると、「Galaxy Tab S7+」はOSにAndroid 10、メモリを6GB搭載しています。
メモリは8GBのバリエーションモデルが存在する可能性も十分に考えられるため、続報に期待したいところです。
中国のCCC認証(3C認証)から、各バッテリーサイズと充電器の型番が明らかになっています。
「Galaxy Tab S7」に搭載されるバッテリーの型番はEB-BT875ABYで、容量は7,760mAh。「Galaxy Tab S7+」に搭載されるバッテリーの型番はEB-BT975ABYで、容量は9,800mAhになると言われています。
先代と比較して大きく向上していることはもちろん、「Galaxy Tab S7+」の9,800mAhはあまり見かけないレベルの超大容量。
一方で付属すると思われる充電器の型番EP-TA200は、Galaxy Tab S6と同一。つまり充電速度もGalaxy Tab S6と同等で、「Galaxy Tab S7」および「Galaxy Tab S7+」は最大15Wまでの急速充電に対応している可能性が高いです。
また、生体認証として画面内指紋認証を搭載。光学式センサーか、Galaxy S10以降に搭載されている超音波式センサーかは不明です。
via myfixguide mysmartprice Galaxy Club
価格と発表・発売日
冒頭でも述べたように、現時点で「Galaxy Tab S7」および「Galaxy Tab S7+」に関するサムスンからの正式なアナウンスはありません。
サムスンは2020年8月上旬に、Galaxy Note20シリーズやGalaxy Fold2をお披露目するオンラインイベントを実施すると見られているため、Galaxy Tab S7シリーズが同時に発表される可能性はあります。
しかし、先代のGalaxy Tab S6は昨年、Unpackedイベントの直前に予告なしでオンラインのプレスリリースでのみ発表されています。2020年7月にはどういう形になるかは不明なもののGalaxy Watch3たGalaxy Buds Liveといったアクセサリも発表される見通しのため、8月のオンラインより先に発表されることも十分に考えられます。
Galaxy Tab S6は、6GB / 128GBモデルが649ドル(約70,000円)、8GB / 256GBモデルが729ドル(約80,000円)で発売されました。「Galaxy Tab S7」も大きな値上げはなく、「Galaxy Tab S7+」に上乗せされる形になるでしょう。
Galaxy Tab S7 / S7+が正式に発表されました。概ね本記事で紹介した内容そのままですが、細かい数値等が微妙に異なる箇所もあるので、以下をチェックしてみてください。
▶サムスン、「Galaxy Tab S7 / S7+」 を正式発表。120Hzのリフレッシュレートに対応、Dexは待望のワイヤレス化
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