ソニー、「wena 3」の予約受付を開始。SuicaとAmazon Alexaに対応した第3世代スマートウォッチ

ソニーは10月1日、新型スマートウォッチ「wena 3」を発表した。腕時計のバンド部分にスマートウォッチとしての機能を集約した、「wena」シリーズの最新モデルとなる。

「wena 3」は、metal・rubber・leatherの3種類のバンドが用意され、metalはシルバーとブラック、leatherブラックとブラウンの2色展開となる。価格はmetalのシルバーが33,000円前後、ブラックが35,000円前後、rubberのブラックが24,000円前後、leatherのブラックが32,000円前後、ブラウンが30,000円前後。

本日10月1日の14時から予約受付を開始しており、発売は11月27日の予定。上記に加え、インダストリアルデザイナーの山中俊治氏とカーデザイナーのファブリツィオ・ジウジアーロ氏がデザインを手掛けたオリジナルのヘッド部2種類と、コラボレーションモデルも3種類発売される。

待望のSuica対応「wena 3」が登場

「wena 3」は、従来の「wena」シリーズ同様バンド部分にスマートウォッチとしての機能が搭載されている。細かな違いではあるが、「wena 3」ではほぼ全ての部品がバックル内部に集約されており、コマ部分に分散していない。

それでいてバックル部分の最薄部は6.9mmと薄型に仕上がっている。

楽天EdyやiD、QUICPay（クイックペイ）などの各種電子マネー機能に加え、新たに従来より待望されていた交通系ICカード「Suica」に対応した。初期設定時にiPhoneやiPadといったiOS端末が必要な点は変わらないが、残高の確認やチャージなどの操作はiOS / Androidそれぞれに用意された専用アプリ「wena 3」で行える。

また、Amazon Alexaへの対応も見逃せないポイントだろう。「wena 3」に搭載されたボタンを押して話しかけるだけで、天気の確認や、スマートホームデバイスのコントロールが行える。会計時の計算や帰宅する前に自宅のエアコンをつけておくなど、「支払いができる」「常に身に着けている」といった「wena 3」の特性を活かす使い方ができそうだ。

バックル部分には大画面タッチディスプレイを搭載し、LINEなどのメッセージをはじめとした通知の確認が可能。歩数や心拍数、消費カロリー、最大酸素摂取量（VO2 Max）や4段階の眠りの深さ、ストレスレベルやエネルギー残量（Body Energy）をチェックできるなど、活動ログ機能も充実している。

また、スマートロック「Qrio Lock（キュリオロック）」と、紛失防止機能「MAMORIO Inside（マモリオインサイド）」にも対応。スマートフォンを取り出すことなく「wena 3」のみでQrio Lockの解施錠ができ、紛失時もMAMORIOの機能で発見を助ける。なお、「MAMORIO Inside」については発売後のアップデートで対応される予定だ。

ヘッドは、インダストリアルデザイナーの山中俊治氏がデザインを手がけた、4つのムーブメントを内蔵した「フォー・イン・ワン」モデルの「wena head designed by Shunji Yamanaka」が3種類登場。

イタリアの著名なカーデザイナー、ファブリッツィオ・ジウジアーロ氏がデザインを手がけた「wena head designed by Giugiaro Architettura」も2種類ラインナップ。モータースポーツでの使用を想定したデザインで、ヘッド部が左右に30度ずつ回転することが特徴となっている。

そのほか、日本の時計ブランドシチズンとコラボレーションした「wena 3 -PROMASTER Edition-」、セイコーとコラボレーションした「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」も発売される。

「wena 3」の価格
wena 3 metal Silver	33,000円前後
wena 3 metal Premium Black	35,000円前後
wena 3 rubber Black	24,000円前後
wena 3 leather Premium Black	32,000円前後
wena 3 leather Brown	30,000円前後