最新の折りたたみスマホであるGalaxy Z Flip4には、購入時点で画面を保護するための保護フィルムが貼り付けられている。
しかし、レビュー記事でも触れている通り、その品質は正直言ってイマイチ。リスクを許容できるのであれば、サードパーティの保護フィルムを貼りなおすのも1つの手段だ。
そこで本記事では、筆者が実際に購入して試したなかから、おすすめのGalaxy Z Flip4用保護フィルムを3種類紹介する。前モデルであるGalaxy Z Flip3を所有している方も含めて、ぜひ参考にしてみてほしい。
結論:おすすめのGalaxy Z Flip4用保護フィルムは?
「ややこしい話はいいからおすすめの保護フィルムだけ教えて!」という方向けに、先に結論を述べておこう。
筆者が試したなかで最もおすすめのモデルは、DIACUBEという韓国のメーカーから発売されているアンチグレアタイプの保護フィルムだ。
保護フィルム自体の品質が高いのはもちろん、誰でも簡単に位置合わせができるツールが同梱されており、さらにフィルムも3枚付属されているので、「貼り付けに失敗して買いなおす羽目に……。」という心配がほとんどない。
価格もほかの保護フィルムと同等なので、コストパフォーマンスも抜群。失敗したくないという方はぜひチェックしてみてほしい。
よくある質問と回答
Galaxy Z Flip4の保護フィルムについて、当サイトに寄せられた問い合わせからいくつか抜粋して回答する。
Galaxy Z Flip4に保護フィルムはいらない?
- QGalaxy Z Flip4に保護フィルムはいらない?
- A
保護フィルムは必須。ただし、ユーザー自身の手によるフィルムの交換は非推奨
Galaxy Z Flip4に保護フィルムが必要か不要かについては、サムスンが正式に回答しているので抜粋する。
保護フィルムを任意に貼ったり、外したりすると、パネルが破損することがありますので、ご注意ください。常に保護フィルムを貼った状態で使用することを強くお勧めします。Galaxy の認定を受けていない保護フィルムを使用すると、画面が歪んで見えたり、性能に影響が出たりすることがあります。
スマートフォンの折りたたみ式ディスプレイと保護フィルムについて教えてください。
「常に保護フィルムを貼った状態で使用することを強くおすすめする」とハッキリ記載されているため、Galaxy Z Flip4に保護フィルムは必須だ。
ただし、それは元から貼られている保護フィルムまたは修理・交換で貼ってもらったフィルムに限る。本記事で紹介するような、サードパーティのフィルムを自身の手で貼る行為については推奨されていないので注意が必要だ。
Galaxy Z Flip4に貼ってあるフィルムは剥がしていいの?
- QGalaxy Z Flip4の初期フィルムは剥がしていいの?
- A
OKですが、キャリアの保証を受けられなくなるリスクがあるので自己責任になります。
本記事で紹介するGalaxy Z Flip4用保護フィルムは、当然ながら初期フィルムを自ら剥がしたうえで貼り付ける必要がある。
しかし、前述の通りGalaxy Z FlipやGalaxy Z Foldなどの折りたたみスマホのスクリーンプロテクターを剥がす行為は、サムスンが公式サイトにて行わないようにと注意喚起している。
主な理由は、端末の損傷やセンサーの誤作動など。
また、日本のキャリアで購入したGalaxy Z Flip4のフィルムを故意に剥がしてしまうと、補償対象外となってしまう可能性も高い。フィルムの張り替えを実施する場合は、必ず自己責任で行うようにしてほしい。
保護フィルムを選ぶときのポイント
Galaxy Z Flip向けの保護フィルムを選ぶときのポイントを、いくつかに分けて紹介しておこう。
光沢か非光沢か
Galaxy Z Flip4向けに限らず、スマホの画面用保護フィルムには大きく分けて
- 光沢(グレア)
- 非光沢(アンチグレア)
の2種類がある。
光沢タイプの保護フィルムは透明度が高く、スマートフォン本来の画面の美しさを活かしやすい点が特徴。
反面、光を反射しやすいので映り込みが気になりやすく、強い照明や直射日光のあたる場所だと視認性が損なわれる可能性がある。
非光沢タイプは反射や映り込みを抑えやすく、表面もサラサラとしているためスワイプ操作をしやすい点が魅力。
ただし、透明度が低く全体的にボヤっとした印象になりやすいので、写真や動画を綺麗に表示したい場合にはあまり適しているとは言えない。
- 光沢タイプ:画面の美しさ重視の方におすすめ。
- 非光沢タイプ:操作性重視の方におすすめ。フリック入力やパズルゲームなどの頻度が高い方にも。
貼り付け難易度
貼り付けの難易度も、Galaxy Z Flip4用の保護フィルムを選ぶときにチェックしておきたいポイントだ。
Galaxy Z Flip4やFlip3の保護フィルムは画面を折りたたむという都合上、一般的な保護フィルムよりも柔らかく設計されているタイプが多い。
例えるなら「ちょっと厚めのラップ」のような保護フィルムが多く、位置合わせのために何度も軽く貼って剝がしてを繰り返したりすると、すぐに使い物にならなくなってしまう。
そのため、貼り付けに自信がない方には位置合わせや貼付けを補助するツールを利用できるタイプがおすすめ。
保護フィルムに補助ツールが付属してくるモデルや、水を利用して貼り付けやすくするアイテムが別途用意されているモデルなどがある。
カバーディスプレイを保護できるか
Galaxy Z Flip4用の保護フィルムのなかには、メインディスプレイだけではなく外側のカバーディスプレイ用の保護フィルムが同梱されているタイプもある。
もし、カメラの周囲やカバーディスプレイの保護も考えているのであれば、2種類の保護フィルムがセットになったタイプを購入した方がコストパフォーマンスがよく手間もかからない。
Galaxy Z Flip4用保護フィルムのおすすめ
最後に、当サイトで実際に検証したGalaxy Z Flip4用の保護フィルムのなかからおすすめを3商品選んで紹介する。
ミヤビックス OverLay FLEX
保護フィルムの定番メーカーで人気も高い、ミヤビックスから販売されている「OverLay FLEX」シリーズ。
透明度の高い高光沢タイプであり、Galaxy Z Flip4のディスプレイの美しさをできる限り残したい方におすすめだ。
フィルムの指触りは非常に滑らかで、初期フィルムよりもツルツルとした質感。ホコリの付きにくさはOverLay FLEXの方が初期フィルムよりも明確に優れており、気持ちよく使っていける。
折り目にもピッタリと貼りつき浮きもなく、折り曲げても問題ナシ。
ただし、貼り付けの難易度は非常に高く、筆者も右上の角に指紋を付けてしまった。確実に綺麗に貼りたいのであれば、以下の水貼りキットを用意した方がいいだろう。
ミヤビックス OverLay FLEXのレビューはこちらから。
- タイプ:光沢タイプ
- 貼り付け難易度:難しい
- カバーディスプレイ用保護フィルム:付属
PDA工房 Flexible Shield
PDA工房も、スマホ用保護フィルムの定番かつ人気のメーカー。Galaxy Z Flip4向けには、Flexible Shieldシリーズがおすすめだ。
ミヤビックスのOverLay FLEX同様薄めの光沢タイプなので、貼り付け後の仕上がりは非常に良好。また、気泡が抜けるのにかかった日数も比較的短めだった。
質感はツルツルとしており、ホコリや汚れはサッと拭くだけで簡単に拭き取れる。ただし、指紋はミヤビックスのOverLay FLEXより多少付きやすく残りやすい印象だ。
何度も折り曲げて使用していたが、折り目部分の耐久性にも問題はナシ。
見にくい・反射するといったストレスもなく、屋外での視認性も初期フィルムと同等のクオリティだった。
貼り付けは非常に難しいので、少しでも位置合わせを楽に行いたい場合はWET貼付キットを別途購入することをおすすめしたい。
PDA工房 Flexible Shieldの詳細なレビューはこちらから。
- タイプ:光沢タイプ
- 貼り付け難易度:難しい
- カバーディスプレイ用保護フィルム:ナシ
DIACUBE Galaxy Z Flip4保護フィルム
当サイトとして最もおすすめしたいGalaxy Z Flip4用保護フィルムは、DIACUBEというブランドから展開されているこちらの商品。
保護フィルムが3枚も付属しているほか、フィルムの剥離シートが上下に分割されている構造やType-Cポートで固定する位置合わせツールなども同梱されており、とにかく簡単に貼り付けられる点が魅力だ。
スキージーが付属しているためか気泡もほとんど入らず、わずかに入ってしまった気泡も翌日には完全に抜けていた。
フィルムのクオリティも高く、非常にサラサラとしていて触り心地は滑らかだ。
唯一の欠点は、アンチグレアタイプしかラインナップされていないこと。光沢タイプを探している方に本商品をおすすめできないのが非常にもどかしい。
DIACUBEのアンチグレア保護フィルムのレビューはこちらから。
- タイプ:非光沢
- 貼り付け難易度:簡単
- カバーディスプレイ用保護フィルム:付属
まとめ
折りたたみスマホであるGalaxy Z Flip4は、保護フィルムの貼り付けが非常に難しい。
もし保護フィルムの交換を検討しているのであれば、貼り付け補助ツールを利用できるタイプがおすすめだ。ぜひ、本記事を検討の材料として活用してみてほしい。
なお、当サイトではGalaxy Z Flip4のレビューやケースのおすすめなども公開しているので、そちらも合わせてチェックして頂ければ幸いだ。
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