日本では9月22日に発売されたGalaxy Watch4とGalaxy Watch4 Classic。
両機種には同じ充電器、型番「EP-OP825」が付属しているのだが、正直なところこの充電器はあまり使い勝手がよいとは言えない。前身となるGearシリーズや初代Galaxy Watchには簡易的なスタンドタイプの充電器が付属していたのだが、Activeシリーズの登場以降、スタンド型の充電器は廃止され背面にマグネットで吸着されるだけのタイプに変更されてしまった。
Apple Watchであればサードパーティの充電器が充実しているのだが、残念ながらGalaxy Watch4向けの充電器は多いとは言えない。しかし、少ないながらもGalaxy Watch4を立て掛けながら充電できるアイテムを発見したので紹介しよう。
安っぽさ丸出しのGalaxy Watch4用充電スタンド
今回購入したのは、「LICHIFIT Samsung Galaxy Watch4用充電スタンド」という名前で販売されている商品。LICHIFITは、ガジェットアクセサリーを中心に手掛けている中国系のブランドのようだ。
上の画像が充電スタンドの画像だが、見ての通り本製品には充電ドックとしての機能は備わっていない。Galaxy Watch4やGalaxy Watch4 Classicに付属する充電器をはめ込んで使用するタイプとなっている。
本来であればここから使い勝手を述べていくのだが、どうしても先に触れておきたいポイントがある。それは、とにかく作りがチープで・安っぽくて・雑だということ。素材はシリコンなのだが、本当にシリコンそのものでグニャグニャしており、成型時の副産物と思われる継ぎ目やバリなどもしっかりと残っている。
実際、2個セットで価格は1,500円程度であり1個あたり750円と高くはない。しかし、購入後にAmazonに付けられていた「100円ショップ並みの作り」というレビューも決して誇張ではなく、3Dプリンターがあれば同程度のクオリティのアイテムは個人でも作れそうだ。
チープな作りについてはここまでにして、使用感の話に移ろう。実際にGalaxy Watch4 Classicに付属する充電器をはめ込んでみた様子がこちらだ。
サイズはジャストでズレたりする心配もなく、精度に問題はない。底面にはケーブルを通すスロットも用意されているので、ケーブルがあっちこっちに動いて面倒ということもなさそうだ。
Galaxy Watch4 Classicを置いてみたところ、しっかりと充電できた。安定感もあり、充電中にGalaxy Watch4が動いてしまう心配もない。
初代Galaxy Watchの充電スタンドと並べてみた様子。
サイズや形状などは全く異なるが、できることはどちらもほぼ同じ。チープではあるものの使い勝手には問題なく、2個セットであるため使い潰す感覚でラフに扱える点はメリットかもしれない。
ちなみに、初代Galaxy Watchとその他のGalaxy Watchシリーズの充電器には互換性がないため充電器の使い回しは不可。逆に、Galaxy Watch Active以降のモデル、Active2・Watch3・Watch4・Watch4 Classicは付属の充電器が共通なので、本記事で紹介したスタンドはどのモデルでも使用可能だ。
どうしてもGalaxy Watch4を立て掛けて充電したいならアリ
LICHIFITのGalaxy Watch4向け充電スタンドは、とにかくGalaxy Watch4を立て掛けて充電したい！という場合にはその役割をしっかりと果たしてくれる。
しかし、先ほども触れたように作りは想像以上に安っぽいので、その点は覚悟しておいた方がいいだろう。「誰かに見せるわけじゃないから質感やデザインは気にしない」という方であれば、特にストレスもないはずだ。
ちなみに、本記事ではホワイトを紹介したがブラックのカラーバリエーションも用意されている。
ほかにも、当サイトではサムスン純正の充電器「Wireless Charger Trio」もレビューしているので興味があれば合わせてご覧いただきたい。
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