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Xperia 1 II / Xperia 10 II正式発表。スペック・価格・発売日まとめ

2月24日、ソニーは新製品発表イベント開催。同社最新となるハイエンドスマートフォン「Xperia 1 II」とミドルレンジスマートフォン「Xperia 10 II」を発表しました。

名称の通り「Xperia 1 II」はXperia 1の、「Xperia 10 II」はXperia 10の正当な後継にあたるモデル。Xperia 1の世代からシリーズの特徴となった縦長な筐体はそのままに、基本スペックの向上に加えカメラ性能が大きく見直されるなど最新モデルに相応しいアップデートが施されています。

ちなみに「Xperia 1 II」は5G通信に対応していますが、ミリ波への対応は見送られています。

追記(2020/06/13)

Xperia 10 IIを購入したのでレビュー記事を公開しました。ぜひ参考にしていただければと思います。

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デザインとディスプレイ

ポイント
  • Xperia 1 II:166 × 72 × 7.9mm、181g
  • Xperia 10 II:157 × 69 × 8.2mm、151g
  • Xperia 1 IIにはシャッターボタン搭載
  • 両モデルとも有機ELディスプレイ採用
Xperia 1 II
Xperia 10 II

「Xperia 1 II」「Xperia 10 II」は共に21:9の有機ELディスプレイを搭載した新型スマートフォン。どちらもXperia特有の縦長なデザインを採用していますが、「Xperia 10 II」の方が一回り程小型でなおかつ30gも軽量となっています。

「Xperia 1 II」は先代モデルよりも0.3mmほど、「Xperia 10 II」は0.2mmの薄型化に成功。両モデルともIP65/68の防水防塵に対応しています。

Xperia 1 IIのディスプレイ

ディスプレイサイズと解像度はそれぞれ「Xperia 1 II」が6.5インチの4K、「Xperia 10 II」が6インチのFHD+。広大な縦方向の表示領域のおかげでSNSやブラウジングは非常に快適に行えるでしょう。

上部と下部にはやや太目なベゼルが残っているものの、特徴的なアスペクト比のおかげでそれほど気にならず。上部にベゼルがあるため各種センサーやインカメラなども自然に配置されています。

「Xperia 1 II」はフレーム部分に金属素材を使用したことで高い質感を実現。右側面に音量ボタン、指紋センサー一体型の電源ボタンを搭載し、「Xperia 1 II」ではその下にシリーズの特徴であったシャッターボタンも健在

カメラ使用時、「Xperia 1 II」を横向きに構えた際に自然と人差し指がかかる位置にあるシャッターボタン。素早く構えることができるためシャッターチャンスを逃すことが無くなれば、ついつい写真や動画を撮りすぎてしまうかもしれません。

また、両モデルにイヤホンジャックが搭載されていることは多くのXperiaファンにとって朗報でしょう。Xperia 1では廃止されていたにもかかわらず、「Xperia 1 II」でまさかの復活を果たしました。

カラーバリエーションは「Xperia 1 II」がブラック、パープル、ホワイト、「Xperia 10 II」がブラックとホワイト、ブルー、ミントのそれぞれ3色と4色の展開となります。

90Hz相当の体験が可能に

「Xperia 1 II」は新たに残像低減機能)に対応。実際のリフレッシュレートは60Hzであるものの、フレームが切り替わる瞬間を素早くすることによって90Hzディスプレイ同等の体験が可能だとしています。「HDRリマスター(SDRコンテンツをHDR相当のクオリティで表示する機能)」も搭載され、映像コンテンツを美しく表示することができるスマートフォンになっています。

カメラ

ポイント
  • Xperia 1 II:クアッド(4眼)カメラ
    画角24mm、12MP、1/1.7インチセンサー、F1.7、光学式手振れ補正
    画角16mm、12MP、1/2.6インチセンサー、F2.2
    画角70mm、12MP、1/3.4インチセンサー、F2.4
    ToF
  • Xperia 10 II:トリプル(3眼)カメラ
    画角26mm、12MP
    画角52mm、8MP
    画角16mm、8MP

Xperia 1 IIのカメラ

Xperia 1 IIのカメラ性能

「Xperia 1 II」は深度測定用のToFも含めた4眼カメラを搭載。

ToF以外の3つのカメラは1,200万画素で統一され、そのうちメインとなるカメラには1/1.7インチというコンデジクラスの大型イメージセンサーを採用。より多くの光を取り込めるようになり、単純な描写力の向上のほか、暗所撮影時のノイズ低減やソフトウェアに頼らない自然な背景ボケなどのクオリティが向上していることに期待ができます。なお、光学式手振れ補正にも対応しています。

また、「Xperia 1 II」のカメラ部分には「ZEISS」と「T*」の文字が確認できます。ソニーのカメラブランドαシリーズと同様についにXperiaでも「ZEISS」ブランドのレンズが使えるようになり、立体感や透明感、美しいぼけなどを細部までクリアに表現することができるように。もちろん「T*」コーティングがフレアやゴーストの発生を最小限に抑えてくれます。

また、新機能「Photography Pro」により、マニュアル撮影における各パラメータ調整のUIをソニーのカメラαシリーズを踏襲したデザインに変更。ソニー製カメラのユーザーであれば慣れ親しんだ操作感で「Xperia 1 II」のカメラを設定することが可能です。

瞳フォーカスが動物にも対応

さらにXperia 1から引き継いだ瞳オートフォーカスは、動物にも適用されるように拡張。Xperiaの「α化」が止まりません。

Xperia 10 IIのカメラ

「Xperia 10 II」のカメラ構成は26mm(12MP)、52mm(8MP、光学2倍)、16mm(8MP、超広角)の3眼。お気づきの通り、初代Xperia 1とほぼ同様の構成になっています。

プロセッサ・メモリとストレージ・バッテリー

ポイント
  • Xperia 1 II:Snapdragon 865、8GB、128GB / 256GB、4,000mAh
  • Xperia 10 II:Snapdragon 665、4GB、64GB / 128GB、3,600mAh
Xperia 1 II

「Xperia 1 II」はプロセッサにSnapdragon 865を採用。メモリは8GBに増量され、ストレージは128GBと256GBの2パターンが用意。

先代よりもボディが薄型化されたにも関わらずバッテリーは大容量と言ってもいい4,000mAhを搭載し、Qi規格のワイヤレス充電にも対応。Xperia 1 ではイマイチ物足りなかったスペック面はしっかりと強化されてきた印象です。

「Xperia 10 II」のプロセッサはSnapdragon 665。メモリは4GB、ストレージは64GBと128GBとなっています。

先代のXperia 10はXperia 1と同様に価格に対するスペックの物足りなさが気になりましたが、Snapdragon 665を採用したことでこちらもミドルレンジらしいスペックに生まれ変わったと言っていいでしょう。

バッテリー容量は3,600mAhとなっており、こちらもボディが薄型化しつつも大容量化に成功しています。

ミリ波に対応したXperia PRO
ミリ波に対応したXperia PRO

なおネットワークは「Xperia 1 II」が5Gに対応し「Xperia 10 II」は5Gには非対応。「Xperia 1 II」もミリ波には非対応ですが、映像制作等に携わるクリエイター向けのスマートフォン「Xperia PRO」はミリ波にも対応しています。

価格と発売日

「Xperia 1 II」「Xperia 10 II」は共に2020年第2四半期に米国にて発売されるとのことですが、具体的な日程のアナウンスは無し。価格も現時点では未発表の状態です。

スペックシート

  Xperia 1 II Xperia 10 II
OS Android 10
ディスプレイ 6.5インチ4K HDR OLED (3,840×1,644) 6インチ FHD+()
プロセッサ Snapdragon 865 Snapdragon 665
メモリ 8GB 4GB
ストレージ 128GB / 256GB 64GB / 128GB
カメラ
  • メイン:24mm、12MP、1/1.7インチセンサー、F1.7、光学式手振れ補正
  • 超広角:16mm、12MP、1/2.6インチセンサー、F2.2
  • 望遠:70mm、12MP、1/3.4インチセンサー、F2.4
  • メイン:26mm、12MP
  • 望遠:52mm、8MP
  • 超広角:16mm、8MP
バッテリー 4,000mAh、Qiワイヤレス充電対応 3,600mAh
カラバリ ブラック・パープル・ホワイト ブラック・ホワイト・ブルー・ミント
その他 防水防塵(IP65/68)、イヤホンジャック

source YouTube

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。