EarFunのイヤホン5機種を徹底比較。今最もおすすめのモデルは? | プラスガジェット
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EarFunのイヤホン5機種を徹底比較。今最もおすすめのモデルは?

EarFun イヤホンの比較とおすすめ

EarFunは、低価格ながら多機能で高音質な完全ワイヤレスイヤホンを多数展開している今注目度の高いメーカーだ。

そこで生まれるのは、果たしてEarFunの各イヤホンの性能差は一体どのくらいあるのだろうか?どのモデルを買えばいいのだろうか?という疑問。

本記事では、現在発売されているEarFunの各完全ワイヤレスイヤホンのうち

  • EarFun Free Pro 3
  • EarFun Free Pro 2
  • EarFun Air Pro 3
  • EarFun Free 2S
  • EarFun Air S

を中心に実機を使用したうえで音質やノイズキャンセリングの性能、バッテリー持ちなどを比較している。EarFunの完全ワイヤレスイヤホン購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。

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結論:EarFunのおすすめイヤホンは?

結論:おすすめのEarFunのイヤホンは?

「ややこしい話はいいからEarFunのおすすめイヤホンだけ教えて!」という方向けに、先に結論を述べておこう。

個人的に最もおすすめだと思うモデルは、EarFun Free Pro 3だ。

他社製のイヤホンと比較してもケースのサイズが圧倒的に小さいうえ、ハイレゾ相当の音質や実用レベルのノイズキャンセリングにも対応しており、1万円を下回る格安モデルとしてはかなりバランスのよい仕上がりだと感じる。

もし各項目を読んでそれでも迷っているのなら、当サイトとしてはEarFun Free Pro 3をおすすめしたい。

人気モデルの違いを比較

EarFunの完全ワイヤレスイヤホンは種類が多く新製品のリリース頻度も高いので、「○○と△△はどっちがおすすめ?」といった質問を頂く機会も多い。

以下では多くの方が気になるであろう2機種の組み合わせをピックアップし、機能・性能を比較したうえでおすすめはどちらか選んでいくので、参考にしてみてほしい。

Free Pro 3とFree Pro 2を比較

左:Free Pro 3 右:Free Pro 2
左:Free Pro 2 右:Free Pro 3
比較項目Free Pro 3Free Pro 2解説
サイズ67mm x 26mm x 30mm66.6mm x 25mm x 28.5mmFree Pro 3の方が一回り大きいものの、そもそもがコンパクトなので誤差の範囲
質感・デザインシンプル
カラバリが3色
ケースにアルミニウム合金を使用Free Pro 3はブラック以外の選択肢があり、Free Pro 2は金属を使用していて一長一短
装着感やや甘め安定感があるFree Pro 2の勝利
音質aptX Adaptive対応対応コーデックはSBC・AACFree Pro 3の方が明らかに情報量が多く、聴いていて楽しい
ノイズキャンセリング最大43dBまでのノイズ低減最大40dBまでのノイズ低減スペックはFree Pro 3の方が上だが違いはほとんど感じられない
外音取り込み自然自然大差ナシ

▶結論:EarFun Free Pro 3がおすすめ

Air Pro 3とFree Pro 3を比較

比較項目Free Pro 3Air Pro 3解説
ケースサイズ67mm x 26mm x 30mm60mm x 50mm x 31mmFree Pro 3の方が圧倒的にコンパクト
質感・デザインカラバリが3色カラバリが4色Air Pro 3の方がカラーの選択肢は豊富、ただしケースが大きいせいかチープ感がやや目立つ
装着感やや甘め安定感があるAir Pro 3の方が安定感アリ
音質aptX Adaptive対応aptX Adaptive対応Free Pro 3の方が繊細で丁寧
Air Pro 3は低音が強い反面やや大味
ノイズキャンセリング最大43dBまでのノイズ低減最大43dBまでのノイズ低減大差ナシ
外音取り込み自然自然大差ナシ

▶結論:EarFun Free Pro 3がおすすめ

Free 2SとAir Sを比較

Free 2SとAir Sを比較
比較項目Free 2SAir S解説
ケースサイズ‎66 x 39 x 29 mm56mm x 65mm x 31mmFree 2Sの方が持ち運びやすい
質感・デザインブラック1色で質感もチープブラック1色で質感もチープ大差ナシ
装着感安定感がある安定感がある大差ナシ
音質SBC・AAC・aptX
ニュートラルだが高音域の出力が甘い
SBC・AAC・aptX
いわゆるドンシャリで高音がやや刺さり気味
バランスはFree 2S、迫力はAir Sに軍配
ノイズキャンセリング非搭載最大30dBまでのノイズ低減同価格帯なら使えた方が嬉しい
外音取り込み非搭載自然同価格帯なら使えた方が嬉しい
詳細なレビューはこちら

▶結論:EarFun Air Sがおすすめ

デザインを比較

EarFun Free Pro 3
EarFun Air Pro 3
EarFun Free 2S
EarFun Air S
EarFun Free Pro 2

EarFunイヤホンのデザインや質感などを細かくチェックしていこう。

上の画像は、1枚目から順にFree Pro 3 ⇒ Air Pro 3 ⇒ Free 2S ⇒ Air S ⇒ Free Pro 2のケースとイヤホンそれぞれの外観がわかる写真だ。

見ての通り、Freeシリーズはスタンダードな丸型のイヤホン、AirシリーズはAirPodsライクなスティック型を採用しているという違いがある。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
サイズ(ケース)67mm x 26mm x 30mm60mm x 50mm x 31mm‎66 x 39 x 29 mm56mm x 65mm x 31mm66.6mm x 25mm x 28.5mm
イヤホンのタイプカナル型カナル型カナル型カナル型カナル型
イヤホンの形状スタンダードスティックスタンダードスティックスタンダード
カラバリブラウンブラック
シルバーホワイト
ネイビーブルー
ブラック
ネイビー
ピンク
オフホワイト
ブラックブラックブラック

各モデルのサイズや形状をまとめた表がこちら。

Airシリーズはスティックタイプのためか完全ワイヤレスイヤホンとしてはケースサイズがやや大きく、FreeシリーズのなかでもFree Pro 3とFree Pro 2はかなりケースサイズがコンパクトに抑えられている。

ケースやイヤホンの質感は各モデルに大きな違いはなく、低価格な完全ワイヤレスイヤホンにありがちなプラスチック感の強いややチープな印象。

アルミニウム合金採用のFree Pro 2
アルミニウム合金採用のFree Pro 2

一応、Free Pro 2のみパーツの一部にアルミニウム合金が使われているものの、正直なところ質感に大きな差はないというのが本音。

EarFun側もそういった評価を受けてなのかどうかは不明だが、後継であるFree Pro 3では公式サイトからアルミニウム合金採用という文言が消えており、恐らく金属パーツの採用をやめたのではないかと思われる。

なお、イヤホンの装着感についてはほぼ全モデルで快適と言える水準なので優劣はない。

Free Pro 3のみやや甘めだと感じるものの、交換用のイヤーピースが5サイズ(XS~XL)付属しており、イヤーウィングのアリ・ナシも選択できるので付属品のカスタマイズだけで十分に対応可能だろう。

音質を比較

音質を比較

続いては音質の比較。

EarFunの各イヤホンが対応しているコーデックの一覧と音質の感想は以下の表の通りだ。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
コーデックSBC
aptX Adaptive
LC3
AAC
SBC
aptX Adaptive
LC3
AAC
‎SBC
aptX
AAC
‎SBC
aptX
AAC
‎SBC
AAC
ハイレゾ認証アリなしなしなしなし
各モデルの音質の感想
  • Free Pro 3:華やかな中高音域と存在感のあるボーカルが特徴的で、ハイレゾらしい情報量の多さが魅力
  • Air Pro 3:超が付くほどの低音特化で何よりも低音重視という方向け
  • Free 2S:高音域はやや控えめでその分ボーカルが際立つ、低音は標準的
  • Air S:典型的なドンシャリサウンド
  • Free Pro 2:やや派手気味だが中高音域周辺が華やかで女性ボーカルとの相性がよい

Free Pro 3とAir Pro 3はaptX Adaptiveに対応しているのでハイレゾ相当(24bit/96kHz)の音質を再生できるうえ、Free Pro 3は執筆時点では唯一ハイレゾ認証も取得している。

5機種全てを聴き比べてみた感想としては、やはりaptX Adaptiveに対応しているFree Pro 3とAir Pro 3が頭一つ抜けている印象。

Air Pro 3はかなり低音を重視した音作りだったのでやや人を選びやすく、反対にFree Pro 3は全体のバランスがよく万人受けしやすい音質だと感じた。

個人的には、音質のみで選ぶのであればFree Pro 3が最も”ハズレだと感じにくい”のではないかと思う。

ノイズキャンセリング性能を比較

ノイズキャンセリング性能を比較

続いてはノイズキャンセリング性能について。

まずは、比較するEarFunのイヤホンのうちノイズキャンセリングに対応するモデルを整理しておこう。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
ノイズキャンセリング対応対応‎非対応‎対応‎対応
低減できるノイズ最大43dB最大43dB0最大30dB最大40dB
外音取り込み対応対応非対応対応対応

表からもわかるように、Free 2S以外の4機種はノイズキャンセリングにも外音取り込みにも対応している。

ノイズキャンセリングのレベルについて、スペックシートでは最大40dBや43dBなどと謳われているが、正直なところAir S以外の3機種はあまり差はないと感じた。

前モデルに共通する特徴として、エアコンの動作音や電車の音のような低音域はうまい具合に低減できる一方、人の話し声やキーボードのカチャカチャ音などを打ち消すのはあまり得意ではない。

また、ほかの3機種と比較するとAir Sのノイズキャンセリングは1~2段階性能が落ちるので、やや雑音が貫通しやすい。

よって、ノイズキャンセリングを軸に比較するのであればFree Pro 3・Air Pro 3・Free Pro 2の3機種が同率となる。

なお、外音取り込みの性能は、対応しているモデル全てでほぼ同等の性能だった。

バッテリー持ちを比較

バッテリー持ちを比較

続いて、バッテリーの持続時間を比較していこう。

各イヤホンのスペックシート上のバッテリー持続時間と、実際に検証して得られたバッテリー持続時間を表にしてみた。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
ANCオン(スペック)6時間7時間‎非対応‎5時間‎‎5時間
ANCオフ(スペック)7.5時間9時間7時間6時間6時間
ANCオン(検証結果)6時間7.5時間非対応5時間4時間
ANCオフ(検証結果)8時間10時間6.5時間6時間6時間

表からわかるように、スペックでも実測でも最も電池持ちがよいイヤホンはAir Pro 3。ノイズキャンセリング有効時・無効時の両方で他機種十分な差をつけて1位となっている。

よって、EarFunのイヤホンをバッテリーの持続時間で選ぶ場合はAir Pro 3が最もおすすめ。

ただ、見ての通り全体的にバッテリー持ちが長いのでどれを選んでも大きな不満はなさそうだ。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
ワイヤレス充電対応対応‎対応‎対応‎‎対応

ちなみに、今回比較しているイヤホン5機種は全てワイヤレス充電にも対応している。低価格ながらこういった細かい部分で手を抜かないのが、EarFunの人気の高さの秘訣ではないかと思う。

価格を比較

最後に、購入を検討する際に最も大切な要素である価格について比較してみよう。

執筆時点(2023年11月)における各EarFunイヤホンの、公式サイトでの販売価格(税込)を比較した表が以下のとおりだ。

Free Pro 3Air Pro 3Free 2SAir SFree Pro 2
価格9,480円8,990円6,990円6,999円7,999円

最新のFree Pro 3を含めて全て1万円を切っているのが驚き。

なお、上記の価格は全て公式サイトに掲載されているものなので、多くの場合Amazonではもう少し安く販売されている。

また、商品ページでクーポンが配布されていることもあるのでかなりお手頃な完全ワイヤレスイヤホンだ。

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。