ファーウェイ・ジャパンは5月26日、新型のタブレット「HUAWEI MatePad Paper」を発表した。
発売予定日は6月9日で、既に予約受付も開始済み。市場想定価格は税込64,800円。
HUAWEI MatePad Paper ハンズオン
「HUAWEI MatePad Paper」は、新型のファーウェイのタブレット。同社初のE inkタブレットであり、紙のような質感や優れた視認性、低消費電力を実現するモデルとなっている。
ディスプレイサイズは10.3インチで、画面占有率は86.3%。光が反射しにくい仕様により、より紙に近い質感を実現している。長時間の読書でも目に優しく、太陽光の下でもはっきりと内容を確認可能だ。
自由にアプリをインストール可能
搭載されているOSは、ファーウェイ独自のHarmonyOS。独自のアプリストアであるHUAWEI AppGalleryに対応しているほか、Androidアプリのapkファイルをインストール・管理できるPetal検索も利用できる。
そのため、E inkタブレットではあるものの電子書籍やノート機能専用ではなく、一般的なファーウェイタブレット同様にブラウザアプリやSNSなどをインストールして楽しめる。
アプリを入れられると聞くと「じゃあ動画も見れる?」と気になるかもしれない。体験会の会場では試せなかったが、広報の方に確認したところ動画の再生自体はできるものの動きのある表現は難しいとの回答だった。
また、音楽やポッドキャスト、ラジオ的な動画で音声を楽しむという使い方ならできるだろうとのこと。
M-Pencil(第2世代)に対応
ほかのMatePadシリーズやMateBookシリーズでも使用できるスタイラスペン、HUAWEI M-Pencil(第2世代)にも対応している。
ペンの追従性は十分で、サラサラとした書き心地が心地よい印象だった。4096段階の筆圧感知にも対応しており、線の太さも直感的に変更できる。
一部のアプリでペンのサイドをダブルタップして消しゴムに切り替えたり、画面内に書き込みして画像として保存したり、側面にマグネットで吸着して固定&給電したりなども可能だ。
なお、HUAWEI M-Pencil(第2世代)は「HUAWEI MatePad Paper」に同梱される。
ヴィ―ガンレザーの専用ケース
HUAWEI M-Pencil(第2世代)のほか、合皮の専用保護カバーも同梱される。本体とはマグネットで吸着する仕組みを採用しているため取り外しも簡単。
ペンを巻き込むようにフラップを留められるので、ペンの落下防止も可能。スタイリッシュな外観と機能性を兼ね揃えたデザインに仕上げられている。
スペック
プロセッサーには、HUAWEI Kirin 820Eを採用。4GBのメモリと64GBのストレージを搭載する。
また、低電力設計であることも特徴で、通常利用で約6日間のロングバッテリーを実現。長時間集中して作業・読書する際、バッテリーによるストレスを最小限に抑えられる。
充電ポートはUSB Type-C。本体上部には指紋センサー一体型の電源ボタンも搭載されている。
ほかのHUAWEIタブレットと比較
現在、ファーウェイからは多くのタブレットが展開されている。MatePad Paperは、EMUIおよびHarmonyOSを搭載したタブレットとしてはやや高価な部類であり、唯一のE ink搭載モデルでもある。
当サイトでは、MatePad Paperを含むこれまでに試してきたHUAWEIタブレットを比較しているので、購入を検討している場合はぜひ目を通しておいてほしい。
価格と発売日
「HUAWEI MatePad Paper」の発売予定日は6月9日で、既に予約受付も開始済み。市場想定価格は税込64,800円。
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