BREAKING

Galaxy Watch5 Pro レビュー。致命的な欠陥アリ

3.5

サムスンの新型スマートウォッチ、Galaxy Watch5 Proのレビューをお届けする。

Galaxy Watch5 Proは、2022年8月のGalaxy Unpackedで発表されたGalaxy Watchの新モデル。ちょうど1年前に登場したGalaxy Watch4 Classicを置き換える、新たなハイエンドスマートウォッチとなる。

本機の特徴は、シリーズとしては初めてタフネス系統のモデルとなったこと。本記事では、Galaxy Watch5 Proを実際に使用し、ワークアウトやヘルスケア機能の精度、バッテリー持ちなどを詳しく評価してレビューする。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてほしい。

▼動画でもレビューしているので、ザックリ聞き流したい方はぜひ。

スポンサーリンク

結論:Galaxy Watch5 Proの良い点と悪い点

まず先に結論を。Galaxy Watch5 Proを使ってみて感じたよい点と悪い点をまとめた。

致命的な欠陥とは

致命的な欠陥とは

本記事のタイトルにもある「致命的な欠陥」について先に紹介しておこう。欠陥は、Galaxy Watch5 Proのバンド(ストラップ)にある。

バンドの根本部分180°開かない構造になっているため、平面にペタッと置くことができないのだ。

写真を見て頂けるとわかりやすいので、まずは以下の写真を見てほしい。サムスン純正のワイヤレス充電器Wireless Charger TrioでGalaxy Watch5 Proを充電しようとしたときの様子だ。

充電器から浮いてしまうGalaxy Watch5  Pro

見ての通り、Galaxy Watch5 Proが充電器から浮いてしまっている。当然、この状態では充電はできない。

横向きにするとかろうじて充電できた

横向きにすると一部が充電器に接するので、かろうじて充電できる。

しかし、こんなスタイルで充電することはまずないし、これで充電できると言われてもほとんどの方は納得できないだろう。

Galaxy Watch5 Proはワイヤレスパワーシェアも利用できない

利用できないのは、ワイヤレス充電器だけではない。

画像のGalaxy Z Flip4を含むGalaxyスマホの上位モデルには、Qi規格に対応したデバイスにワイヤレスで給電するワイヤレスバッテリー共有という機能が搭載されている。

出張や旅行の時、スマホさえあればWatch用の充電器を持ち歩かなくていいので重宝していた機能なのだが、ストラップが固く180°開かないGalaxy Watch5 Proでは利用できない。

つまり、Galaxy Watch5 Proでは、付属の充電器以外の充電器の利用はたとえ自社製でも大きく制限される

初代Galaxy WatchとGalaxy Watch5 Pro
初代Galaxy WatchとGalaxy Watch5 Pro

もちろん、世代が新しくなるにつれて充電の規格が変わることは珍しくない。

例えば、初代Galaxy WatchとGalaxy Watch Active以降では充電規格が異なり、充電器の使い回しはできない仕様だ。上記のWireless Charger TrioやWireless Charger Duoも、初代Galaxy Watchは動作対象外としている。

Galaxy Watch4付属の充電器でGalaxy Watch5 Proを充電
Galaxy Watch4付属の充電器でGalaxy Watch5 Proを充電

しかし、Galaxy Watch5 Proの充電規格自体は従来モデルと同じで変わっていない。ただ形状の問題で一部の充電器が利用できないだけという状態だ。

事実、実質の下位モデルとなるGalaxy Watch5では付属品以外の自社製充電器やGalaxyスマホからの給電も行える。

なのに、Proモデルでは利用できない。これは欠陥と言わざるを得ないのではないだろうか。

バンド構造が純正充電器以外を想定していない

バンド構造が純正充電器以外を想定していない

Galaxy Watch5 Proのバンドは、画像のようなDバックルを採用している。

付け外しの際にベルトの穴につく棒を通す必要がないので、金属ブレスタイプのバンドのように開閉できる点が特徴だ。

Galaxy Watch5 Proはバンドの長さを調節できない

便利な反面、穴の位置でサイズ調節するタイプとは違い腕に取り付けた状態では長さを調節できないという欠点もある。

長さを調節するには、Galaxy Watch5 Proを腕から外し固いロックを外して微調整 ⇒ 腕にはめてサイズチェックという手順を繰り替えす必要がある。

何が言いたいかというと、Galaxy Watch5 Proのバンドは1度サイズを決めたあとは頻繁に調節したり、ループ状のバンドを解いたりする使い方はほとんど想定されていないということ。

早い話が、付属以外の充電器、特にバンドを開いて使うタイプの充電器はそもそもバンドの仕組みからしてお呼びじゃないというわけだ。

バンドの交換で対処できる

バンドの交換で対処できる

これらGalaxy Watch5 Proの不満点は、一応ユーザー側の工夫で対処・解消もできる。

方法は単純明快で、バンドを交換してしまえばほぼ解決だ。

参考Galaxy Watchのバンドを交換する方法

バンドを交換したGalaxy Watch5 Pro

こちらの画像は、Galaxy Watch5 Proのバンドを取り外し、Galaxy Watch4 Classicのバンドを取り付けた様子。

腕に付けた状態で長さを自由に調節できるほか、バンドが180°開くようになるので平置きタイプのワイヤレス充電器やGalaxyスマホのワイヤレスバッテリー共有も問題なく利用できる。

もし、Galaxy Watch5 Proの購入を検討しており、なおかつスマホからのワイヤレス給電や付属以外の充電器を使おうと考えていた方は、ぜひバンドの購入も検討してみてほしい。

バンドの幅はGalaxy Watch4シリーズと共通の20mmなので、サムスンからGalaxy Watch4向けに展開されているバンドもそのまま流用できる。

純正の交換バンドはこちら

デザイン:鈍い光沢のチタン素材がGood

Galaxy Watch5 Proのデザイン
Galaxy Watch5 Proの右側面
Galaxy Watch5 Proの左側面
Galaxy Watch5 Proの裏面
Galaxy Watch5 Proの正面

不満点を吐き出してスッキリとしたところで、Galaxy Watch5 Proのより細かいレビューに移ろう。

本機はブラックチタニウムとグレーチタニウムの2色で展開されており、今回購入したのはグレーチタニウムの方だ。

Galaxy Watch5 Proのケース

ケースにはチタン素材が使われており、これが非常に質感高い。

表面がなめらかに処理されているほかチタン特有の鈍い光沢もあり、ケースについてはProモデルの名に恥じない高級感を体験できる。

Galaxy Watch5 Proのバンド

バンドはシリコンタイプで、純粋なグレーではなくややブラウンの要素も感じられる濃いめのカラー。手触りはサラサラで厚みもあるので、質だけを見れば十分優れている部類だ。

ケースもバンドも水に強いため、全体として5ATMとIP68の防水防塵もサポート。実際、Galaxy Watch5 Proを付けたまま手を洗ったりシャワーを浴びたりしているが、動作には全く問題はない。

Galaxy Watch5 Proのサファイアクリスタルガラス

ディスプレイを覆うサファイアクリスタルも、本機の特徴のひとつ。

透明度が高く耐久性にも優れており、Galaxy公式サイトによると従来モデルよりも約2倍の耐久性を実現しているとのこと。

また、フラットなディスプレイに対してベゼルが壁のように盛り上がった形状を採用しているので、画面をぶつけたり汚したりしにくい点も、地味ながら嬉しいポイントだ。

サイドボタン

右側面にはボタンを2つ搭載。根元が赤くペイントされている上側のボタンがホームキーで、下が戻るキーだ。

キーの配置や形状は、Galaxy Watch4 Classicからほぼそのまま継承されている。Galaxy Watch3やGalaxy Watch Active2とは真逆の配置なので、乗り換え元のGalaxy Watchによっては戸惑うかもしれないので注意。

Galaxy Watch5 Proのサイズ感
Galaxy Watch5 Proの厚さ

Galaxy Watch5 Proのケースサイズは45mm。なお、スペックシートに記載されている厚さは10.5mmだが、実機は明らかにもっと厚い(実測で約14mm程度)。

この厚さのズレは、底部のセンサー部分の厚さがスペックシートでは反映されていないことに起因している。

ケースサイズ厚さの実測重量
Galaxy Watch5 Pro45.4 x 45.4 x 10.5 mm約14mm46.5g

厚さは腕に巻いてしまえば特に違和感もなかったので、個人的にはあまり気にしていない。筆者はどちらかというと小柄で腕も太い方とは言えないが、ケースサイズについても変に目立ったり浮いたりせず比較的自然に身に付けられた。

デザインもシンプルなので、落ち着いたデザインのウォッチフェイスを選べばプライベートだけではなくビジネスシーンでも違和感なく身に付けられる。

ソフトウェアと操作性:回転ベゼルが恋しい

ソフトウェアと操作性:回転ベゼルが恋しい

Galaxy Watch5 Proに搭載されているソフトウェアは、Wear OS 3.5ベースのOne UI Watch 4.5。前作Galaxy Watch4から引き続き、Googleと共同開発したWear OSを採用している。

そのため、Google Playから自由にアプリをインストールして機能を拡張可能。Google MapやYouTube Music、Google KeepなどのGoogle製アプリのほか、日本人になじみ深いアプリで言えばLINEやカカオトークなどもインストールできる。

ホームキーの2回押し

設定 ⇒ 高度な機能へと進むと、ホームキーの2回押しに好みのアプリの起動も割り当てられる。

筆者の場合は、Google Payアプリをホームキー2回押しに割り当てていつでも素早くタッチ決済ができるようにしている。

タッチベゼルは回転ベゼルの下位互換

タッチベゼルは回転ベゼルの下位互換

Galaxy Watch5 Proには、画面の周囲を指でなぞることで画面をスクロールするタッチベゼルという機能が搭載されている。

タッチベゼルはGalaxy Watch ActiveシリーズやGalaxy Watch4にも搭載されていた機能で、Gearシリーズからの伝統であった回転ベゼルの再現・代替として実装された。

Galaxy Watch5 Proをタッチベゼルで操作している様子
Galaxy Watch5 Proをタッチベゼルで操作している様子

感度はよくスワイプするよりも素早くスクロールできるので、便利な機能だとは思う。バイブによるフィードバックもオン・オフを選べるし、心地よい操作性もよく再現できているものだと感心した。

しかし、過去のシリーズを使っていたユーザーとしては、やっぱり物理的な回転ベゼルの使い心地には敵わないと感じた。

粗探しレベルの非常に細かい話をすると、タッチベゼルは初動がスムーズではない。回転ベゼルの場合は画面を見なくても感覚でベゼルを動かせるので、ベゼルの動きでスリープを解除させながら同時に操作ができた。

しかし、タッチベゼルの場合は画面が点灯している状態でなければ回転操作ができない。画面をタッチしたりボタンを押したり手首を上げたりなど、何らかの形で「タッチベゼルを使える状態」に持って行かなければならず、スマートさに欠ける。

Galaxy Watch4 Classicの回転ベゼル
Galaxy Watch4 Classicの回転ベゼル

また、手袋を履いた状態ではタッチベゼルは非常に使いにくい。一応、手袋をしていてもタッチ操作が反応するように感度を上げる設定も用意されているが、反応云々ではなく手袋を履いた指で繊細な操作をすること自体の難易度が高いのだ。

何よりも、回転ベゼルは腕時計らしいデザインと円形画面の直感的な操作を完璧とも言える次元で融合させていて、とにかく洗練されていた。

もちろん、開発側の立場になれば可動パーツの存在が少なからずストレスになることは理解できる。Galaxy Watchは徐々にActiveシリーズの系譜が主流となってきており、回転ベゼル派の肩身が狭くなってきていることも肌で感じている。

それでもやっぱり次期モデルでの復活に期待したい。

ワークアウトとヘルスケア:豊富な項目、精度も良好

ワークアウトとヘルスケア:豊富な項目、精度も良好

Galaxy Watch5 ProおよびGalaxy Watch5は、90種類以上の豊富なワークアウトに対応している。

設定を有効にしておけばウォーキングやランニングなど一部のワークアウトは自動的に検知され、わざわざスタートの動作をしなくても自動的にデータの計測が開始可能だ。

また、睡眠の記録と評価、体組成計などお馴染みのヘルスケア系機能も引き続き利用できる。

ウォーキングで検証

ウォーキングで検証

今回は、今回はウォーキングのワークアウトを実際に試し、Galaxy Watch5 Proの実力をチェックしてみた。

画面をスワイプしてワークアウトのタイルを表示させ、「ウォーキング」を選択。

すると、GPSが有効になっていない場合は設定画面への遷移を促される。GPSを有効にする、またはすでにGPSをオンにしている場合は、すぐに3秒のカウントダウンが開始され記録がスタートする。

ワークアウト中のデータ表示

ウォーキング中には、心拍数や距離、ペースなどのほか、歩数と消費カロリー、平均心拍数と最高心拍数などもGalaxy Watch5 Proの画面上からチェックできる。

もちろん、ワークアウトを終了後にも各データを確認できるほか、記録したデータはS Healthアプリ内に蓄積されていくので、あとからいつでも見直し可能だ。

Galaxy Watch5 Proにルートを表示

ワークアウトを終了すると、GPSで記録したルートがGalaxy Watch5 Proの画面上に表示される。

サイクリングやハイキングなどのワークアウトであれば、このまま来た道を引き返す「トラックバック」機能も利用できる。

記録したルートをスマホのS Healthアプリからより細かくチェックすると、比較的建物の多い環境でもGPSの精度が正確であることがわかる。

マップ表示にはGoogleマップが使われているので、衛星写真への切り替えも可能。また、「.GPX」形式のファイルでエクスポートもできる。

Galaxy Watch5 Proのマップ表示は非常に見やすい

Galaxy Watch5 Proには、あらかじめ指定したルートを取り込んでマップの指示に従いながらサイクリングやハイキングができる機能も搭載されている。

その際、取り込むルートは「.GPX」形式のファイルでなければならないので、一度通ったルートをエクスポートして保存しておけばいつでも同じルートを辿れるはずだ。

地図のインターフェースはスマートフォンでGoogleマップを見ているときに近く、非常に見やすい。

ヘルスケア機能は体温センサー以外ほぼ変化なし

ヘルスケア機能は体温センサー以外ほぼ変化なし
Galaxy Watch5 Proで体組成を測定している様子

Galaxy Watch5 Proのヘルスケア系機能は、ほとんどGalaxy Watch4から変わっていない。計測・記録できる主な項目は以下の通りだ。

ヘルスケア機能の主な項目
  • 睡眠(いびき検出対応)
  • ストレス(継続的 or 手動)
  • 心拍数(継続的 or 安静時に10分おき or 手動)
  • 血中酸素
  • 体組成
  • 心電図(日本利用不可)
  • 血圧(日本では利用不可)

体組成や睡眠などの精度は高く、睡眠のスコア付けがほかのスマートウォッチと比較してやや厳しめなのはGalaxy Watch4から変わらず。

一応、各項目の測定精度は向上しているようだが、何かが変わったような体感は今のところない。

裏面の赤外線センサー

また、Galaxy Watch5 Proはシリーズで初めて赤外線センサー(温度センサー)を搭載している。

しかし、現状では機能が有効化されておらず、アップデートで有効化されたとしても皮膚温や体温を測定して表示するような機能ではなく、睡眠トラッキングの精度向上にのみ活用される予定のようだ。

デベロッパー向けにも開放されるようなので赤外線センサーを活用したサードパーティアプリが充実する可能性もあるが、まだまだ時間はかかるだろう。

心電図(ECG)と血圧測定

心電図(ECG)と血圧測定

心電図と血圧測定機能も引き続き搭載されている。とは言っても国によって利用できるかどうかは異なり、Galaxy Watch5 Proを日本で使う場合は基本的に利用できない。

心電図と血圧測定に必要なSamsung Health Monitorアプリも、apkファイルをインストールしただけでは日本を含む対象国外からは初期設定が行えない仕様だ。

ただし、対象国外からでもECGと血圧測定を利用する抜け道はある。Galaxy Watch5とWatch4のECG(心電図)と血圧測定を有効にする方法はほぼ共通しているので、詳細は以下の記事をチェックしてみてほしい。

定番の便利機能たち

定番の便利機能たち

Galaxy Watch5 Proには、普段の生活でさりげなく役に立つような便利機能も多数搭載されている。

スマートウォッチでは定番の機能からGalaxy Watchならではの機能まで、以下で簡単に解説していく。

Bluetooth通話

Bluetooth通話

スマートウォッチをレビューする度に言っている気がするが、手首で通話できるのは近未来的でカッコイイし単純にとても便利。

音質もマイク性能も悪くなく、回転ベゼルがないのでベゼル操作による雑音が入る心配もない。運転中のウォッチでの通話は状況によって判断がマチマチなので推奨できないが、テレワークなど自宅で電話する機会がある方にはぜひ試してみてほしい機能だ。

着信をGalaxy Watch5 Proで受けられるのはもちろん、Galaxy Watch5 Proから連絡先を選んで発信もできるので、覚えておくと役に立つかもしれない。

カメラをリモートコントロール

カメラをリモートコントロール

Galaxy Watch5 Proのカメラアプリを起動すると、自動的にペアリングしているGalaxyスマホのカメラも起動し、ウォッチの画面にプレビューが表示される。

シャッターボタンも表示されるので、離れた位置に置いたGalaxyスマホのカメラをGalaxy Watch5 Proでコントロール可能だ。

ポートレートモードでも撮影できる

スマホ側での操作にはなるが、写真だけではなく動画やプロ動画、ポートレートやナイトモードなどを適用していてもコントロールできる(スローモーションなど一部非対応のモードあり)。

また、ウォッチの画面に触れればピントの位置も調節できるので、自立できるGalaxy Z Flip4と組み合わせれば三脚などの荷物なしでもかなり自由度の高い撮影を楽しめそうだ。

Google Payのタッチ決済で支払いも

Google Payのタッチ決済で支払いも

Galaxy Watch5 ProというよりもWear OS搭載のスマートウォッチ全体の機能だが、Google Payのタッチ決済が使用できる。

GoogleヘルプセンターのGoogle Pay をご利用いただける国や地域に日本も追加されているので、正式にサービスが提供開始となったようだ。

Galaxy Watch5 Proにクレジットカードを登録する

Galaxy Watch5 ProにはGoogle Payアプリがプリインストールされていたので、起動して手順通りに対応のカード(結構少ない)を登録するだけでOK。

実際にタッチ決済に対応したレジで支払いをしてみたところ、クイックペイに比べるとやや反応に時間がかかるものの問題なく決済できた。

Apple Watchと比較したWear OS搭載スマートウォッチの弱点として、よく挙げられているのが決済機能。Suicaが利用できない以上まだApple Watchに並んだとは言えないが、性能差は十分縮んできているのではないだろうか。

通知:文字入力して返信もできる

通知:文字入力して返信もできる

Galaxy Watch5 Proは、ペアリングしたスマートフォンに来た通知をほぼリアルタイムで表示できる。

SNSやLINEはもちろん、スマートフォンにアプリがインストールされており、通知センターに通知を表示する設定にしているアプリであれば、全てのアプリの通知をGalaxy Watch5 Pro上で確認可能だ。

アプリごとの通知を受け取る・受け取らないという設定も、Galaxy Wearableアプリから行える。

また、Galaxy Watch5 Proを装着している間はペアリングしたスマートフォン側に通知を表示しないように設定もできるので、二重に通知が来るのがストレスという方も安心だ。

メッセージに返信も可能

メッセージに返信も可能
入力方法の切り替えの仕様が刷新

メールやSMS、LINEなどのメッセージ系アプリの通知の場合は、Galaxy Watch5 Proから返信も可能。

  • 定型文(編集・追加可能)
  • 絵文字
  • 手書き入力
  • ケータイ入力
  • 音声入力

などの方法で文章を入力し返信できるので、自由度はかなり高い。One UI Watch 4.5の実装により、テキストの入力中に上記入力方法をシームレスに切り替える機能にも対応した。

また、以下の記事ではGalaxy WatchでLINEのスタンプや画像、音声通話などは利用できるのか?といった点を検証している。

Wear OS版のLINEアプリをインストールした場合にできること、できないことなども網羅しているので、合わせてチェックしてみてほしい。

電池持ちと充電:シリーズ最長の3日間持続

電池持ちと充電:シリーズ最長の3日間持続

Galaxy Watch5 Proの最も進化したポイントであり、Proの名を冠するモデルとして恥じない最大の魅力はバッテリー持ちのよさだ。

シリーズでは最大の590mAhのバッテリーを内蔵し、GPSオフの状態では最大約80時間使用できると謳われている。

実際にGalaxy Watch5 Proをフル充電したあと、一切充電せず毎朝8時のバッテリー残量を記録した結果が以下の表だ。

設定
  • 画面の明るさ:自動調整ON
  • Always On Display:有効
  • 手首を上げて画面ON:有効
  • 画面タイムアウト:15秒
  • サウンドモード:バイブ
  • バイブ:短く強い
  • ストレス・心拍の測定:手動
  • 血中酸素濃度:睡眠時のみ有効
  • いびき検出:有効
  • 通知:メール・SNS・LINEなど
  • 通話:3日間で5分程度の通話を1回
  • ワークアウト:2日目のみ30分ほどのウォーキング(他ではGPSオフ)
日付(午前8時に確認)バッテリー残量
10月3日100%
10月4日64%
10月5日26%
10月5日20時5%

結果は、10月3日の8時から10月5日の20時までの約60時間、実質約3日間充電なしで使用できた。これまで、初代Active以外の全てのGalaxy Watchを使用してきたが、Galaxy Watch5 Proの電池持ちは圧倒的に優れている

少なく見積もっても2日間は充電なしで過ごせるので、1泊2日程度の旅行や出張であれば充電器を持ち歩く必要はない。

Galaxy Watchとしてはもちろん、Wear OS搭載のスマートウォッチという範囲で観測しても、Galaxy Wath5 Proほどバッテリーが長持ちするモデルはほとんどないはずだ。

充電速度

充電速度

バッテリー容量が大きいと、その分充電に時間がかかることも懸念される。

しかし、Galaxy Watch5 Proの場合は高速充電に対応しているので、充電にかかる時間は最小限だ。具体的には、約1時間30分あれば0%から100%まで充電できる。

経過時間バッテリー残量
0分0%
30分46%
1時間78%
1時間30分100%

使用した充電器はもちろん付属品。バッテリー持ちも充電速度も申し分ないだけに、充電しにくいバンドの仕様はつくづくもったいないと感じる。

旧モデルとの比較

旧モデルとの比較

筆者はこれまで、初代Galaxy Watch・Galaxy Watch Active2・Galaxy Watch3・Galaxy Watch4 Classicを使用してきている。

各Galaxy Watchの実機も手元に残しているので、スペックはもちろん具体的な使用感の比較も可能だ。

Galaxy Watchの比較は長くなってしまうので、以下の記事にて項目ごとに細かく検証・評価しまとめている。購入モデルを迷っている方は、合わせて参考にしてみてほしい。

Galaxy Watch5はiPhoneで使える?

Galaxy Watch5 ProはiPhoneで使える?
よくある質問
Q
Galaxy Watch5ってiPhoneで使えるの?
A

残念ながら使えません。iOS向けのアプリがサポートしているのはGalaxy Watch3までです。

今までの傾向から、「Galaxy Watch5 / Watch5 ProはiPhoneで使えるのか?」という質問が動画のコメントや問い合わせから送られてきそうなので先に答えを置いておく。

iOS向けのGalaxy WatchアプリはGalaxy Watch3までしかサポートしていないので、iPhoneではGalaxy Watch5 Proは使用できない。

iPhoneユーザーは、素直にApple Watchを買った方が幸せになれる。

まとめ

以上、Galaxy Watch5 Proのレビューをお届けした。

冒頭で不満点として挙げたバンドの構造については、付属の充電器以外使うつもりがないのであれば特に気にする必要はない。むしろ、そういう方にとっては新しいバックルのギミックはメリットの方が大きいはずだ。

機能面ではGPSによるルートの記録とトラックバックが目新しく、レジャーやアウトドアの趣味がある方はGalaxy Watch5 Proのポテンシャルを最大限に引き出しやすい。

バッテリー持ちの向上は、誰にとってもわかりやすいメリット。Proモデルにしかない強みであり、これだけでも十分Proを選ぶ理由となるだろう。

Galaxy Watch5 Proは、9月29日に発売された。興味があればぜひ以下からチェックしてみてほしい

コメント

ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。