Galaxy Watch6は、長年待望されていたFelicaをシリーズで初めて搭載している。
利用できる決済サービスはSuica・iD・QUICPayの3種類だが、ほかに「Felicaチップ」そのものを活かした使い方も可能だ。
その代表例がスマートロックの解錠。一部のスマートロックは、以下の動画のようにGalaxy Watch6 Classicをかざすだけで解錠できる。
Galaxy Watch6で家の鍵を開ける
— ひがし (@pghigashi) September 30, 2023
わざわざ国内モデル買い直したし電車乗る以外にも色々活用したいな#GalaxyWatch6 pic.twitter.com/i0aZYdsdmx
本記事では、筆者の自宅を例にGalaxy Watch6で家の鍵をスマートに解錠する手順を解説する。
Galaxy Watch6でスマートロックを開ける方法
まず大前提として、Galaxy Watch6でスマートロックを解錠するにはそのスマートロックがFelicaによる解錠に対応している必要がある。
主なスマートロックがFelicaやSuicaに対応しているかどうかをまとめてみると以下の通り。
スマートロック | Felica | 備考 |
---|---|---|
Switchbot Lock | 非対応 | 純正のNFCカードまたはMIFARE Classic 1K規格のカードのみ対応。 詳細はサポートページへ |
Qrio Lock | 非対応 | サポートページに対応していない旨の説明アリ |
SADIOT LOCK2 | 非対応 | サポートページに対応していない旨の説明アリ |
SESAME5 | 対応 | SESAME TOUCHとの組み合わせが必須 |
賃貸や持ち家に後付けできる主なスマートロックのうち、Galaxy Watch6を登録して解錠できる可能性があるのはSESAME5とSESAME TOUCHの組み合わせのみ。
もし、まだスマートロックを導入していない段階であるなら、この組み合わせで購入することをおすすめしたい。
なお、冒頭の動画に映っている筆者の自宅のスマートロックは、OPELO(オペロ)というもの。
以下では、OPELOにGalaxy Watch6を登録して解錠できるようにする手順を解説する。
SESAME5を含むほかのスマートロックの場合でもSuica等のカードに対応しているモデルであれば、登録方法にある「カード」を「Galaxy Watch6」に読み替えるだけで登録できる可能性が高いので試してみてほしい。
OPELOは入居者が自分で取り付けるのではなく、賃貸の管理会社やオーナー向けに設備向上や空室対策などを目的として販売されているスマートロック。そのため、筆者のように賃貸を借りている立場の人が自分の意志であとから導入するのはほぼ不可能。
Galaxy Watch6をOPELOに登録する
Felica対応のスマートロックを導入し手元にGalaxy Watch6があれば、あとはスマートロックの設定に従ってGalaxy Watch6を鍵として登録するだけ。
OPELOの場合は以下の手順で登録できた。なお、以下の手順は本来「SuicaなどのICカード」「おサイフケータイ対応のスマホ」向けの設定手順だが、Galaxy Watch6でも問題なく登録・解錠できた。
- 室内側のカバーを外して「Cボタン」を押す
- 解錠パスワードを押し、続いて「#キー」を押す
- 「3キー」を押して本体上部(数字の2の周辺)にGalaxy Watch6をかざす
- 室内側の「Cボタン」を押す
Galaxy Watch6のFelicaは先端部分(時計の12時周辺)に搭載されているので、手首に装着した状態でOPELOと腕を並行にしてかざすと認識されやすい。
また、解錠の際は起動キーを押してからGalaxy Watch6をかざす必要があるので、Galaxy Watch6を軽く押し付けるようにすると自然と起動キーを押しながらFelicaが認識される。
鍵を開けられるGalaxy Watchは6のみ
Galaxy Watchシリーズは初代から6まで登場しているが、Felicaが搭載されているのはGalaxy Watch6とGalaxy Watch 6 Classicのみ。
今後登場するモデルにもFelicaが搭載されれば同様の手順でスマートロックに鍵として登録できる可能性があるものの、執筆時点ではほかのモデルではできない使い方だ。
Galaxy Watchシリーズについては以下の記事も参考になると思うので、ぜひあわせてチェックしていただければと思う。
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