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HUAWEI WATCH FIT 3 レビュー。手頃でハイクオリティなバランス型

ファーウェイから2024年5月22日に発売された新型のスマートウォッチ、HUAWEI WATCH FIT 3のレビューをお届けする。

HUAWEI WATCH FIT 3は、HUAWEI WATCH FITシリーズの最新モデル。ボディの薄型化や画面の大型化、クラウンの追加などさまざまな面がブラッシュアップされている。

本記事では、HUAWEI WATCH FIT 3を実際に使用し、ワークアウトやヘルスケア機能の精度、バッテリー持ちなどを詳しくレビューする。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてほしい。

製品提供:ファーウェイ・ジャパン

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結論:HUAWEI WATCH FIT 3のメリット・デメリット

メリット

  • 画面が大きく滑らか
  • クラウン搭載で操作性向上
  • カロリー管理が手軽でわかりやすい
  • 薄型なのにバッテリー長持ち

デメリット

  • 白画面だとベゼルが気になる
  • 絶対「Apple Watch?」って聞かれる

デザイン:クラウン追加・大型化・薄型化で操作性向上

デザイン:クラウン追加・大型化・薄型化で操作性向上

まずはHUAWEI WATCH FIT 3の外観やデザインをチェックしていく。

HUAWEI WATCH FIT 3を見た方ならほぼ全員が真っ先に同じ感想を抱くと思うので先に触れておくと、デザインは「Apple Watch」に激似だ。

激似の原因は、FIT 3から初めて搭載された右上のクラウン(回転ヒューズボタン)の存在。従来のFITシリーズにはなかったインターフェースだが、ボタン1つでここまで印象が変わるというのは結構驚いた。

なお、FIT 3のカラーバリエーションは全5色。4色はボディカラーとクラウンの色が統一されているのに対して、ホワイトのみレッドのクラウンが搭載されているやや特別な仕様となっている。

ディスプレイは約1.82インチの大型AMOLEDであり、厚さも約9.9mmまで抑えられている。前作と比較すると、10.8mmから約1mmの薄型化も達成済みだ。

画面がやや浮き出るようなデザインも特徴のひとつ。先代と比べるとベゼルも細く設計されている(画面占有率は約77.4%)ものの、白い画面を表示するとやや目立つので基本的にはブラックが背景のウォッチフェイスを選択するとスマートに見える。

60Hzのリフレッシュレートにも対応しているおかげか、スクロールや画面の切り替え、クラウンを回転させたときの拡大縮小といった動作時のもたつき・カクつきなどもほぼ感じられず、直感的で滑らかな操作を実現できている。

また、ピーク輝度も最大1500ニトと非常に明るいので、屋外や照明のキツイ環境でも視認性は抜群。「反射で画面が見にくい……」といった不満を感じることはほぼないはずだ。

全体的にUIが見やすく・グラフィカルに微修正されている点も、意外と使用感の向上に直結しているのではないかと思う。

また、クラウンの2回押しでタスクの切り替えができたのには驚いた。スマホやWear OSと同様、バックグラウンドで起動していた機能がズラッと並ぶので、何度も画面をスクロールしなくても簡単に複数の機能を行き来できる。

腕に装着してみても気になるほどの厚さや大きさを感じず、非常にスマート。仕事中や睡眠中、トレーニング中など入浴時以外は基本的に付けっぱなしでもストレスになることはなさそうだ。

ストラップはサラサラとした質感のフルオロエラストマー。ナイロンのグレーとホワイトのレザーもラインナップされている。

発表会で全てのカラーのストラップを試着してみたが、いずれもクオリティは高い印象。スマートウォッチの質感はストラップによっても大きく左右されやすいが、HUAWEI WATCH FIT 3にチープな印象は抱きにくいだろう。

なお、ストラップは取り外しにも対応しているので自由に交換可能だ。

ワークアウトを試す:活動記録でトレーニングのモチベアップ

HUAWEI WATCH FIT 3が対応しているワークアウトは100種類以上。一般的な運動やトレーニングはほぼ網羅されているので、不足を感じるシーンはほとんどないはずだ。

試しに、ジムでの筋トレやトレッドミルでウォーキングする際にFIT 3のワークアウトを有効にしてみた。

また、右腕にはGalaxy Watch 6 Classicも装着し、測定データにズレがあるかどうかもチェックしてみたので結果をまとめておく。

筋トレを試す

約20分程度筋トレしたときの消費カロリーと心拍数が以下の通り。

項目HUAWEI WATCH FIT 3Galaxy Watch 6 Classic
消費カロリー136kcal198kcal
心拍数147145

なお、適用したワークアウトはFIT 3が筋力トレーニング、Galaxy Watch 6がウェイトトレーニング。

Galaxyの消費カロリーがやや高めに計測されるのはHaylou Solar Proのレビューでも見られた傾向なので、個人的にはHUAWEI WATCH FIT 3の方が多少信頼できそうな数値だと感じた。

心拍数にはどちらもほとんど差がない。

ウォーキングを試す

続いて、HUAWEI WATCH FIT 3とGalaxy Watch6 Classicでウォーキングのワークアウトを実行し、トレッドミルで1時間程度ウォーキングしたときのデータをチェックする。

一部写真に映っていない項目もあるので、簡単にデータをまとめたのが以下の表だ。

項目HUAWEI WATCH FIT 3Galaxy Watch 6 Classic
歩数6504歩6444歩
消費カロリー276kcal261kcal
心拍数124125

歩数・消費カロリー・心拍数のいずれもほとんど誤差の範囲といった違いしかなく、問題なく参考にしてよい数値だと思う。

健康管理機能を試す:カロリー管理でダイエットや体型の維持も

健康管理機能を試す:カロリー管理でダイエットや体型の維持も

HUAWEI WATCH FIT 3の健康管理機能は、心拍数・血中酸素・ストレスレベル・睡眠モニタリングなどほかのHUAWEI WATCHシリーズと同等で特段珍しい機能などは搭載されていない。

ただ、HUAWEI WATCH GT 4から追加された「ボディメーカー」機能が使えるのはやはり魅力的だ。

「ボディメーカー」は、装着しているだけで消費カロリーを計測して記録してくれる機能。スマホ側のヘルスケアアプリでは食事で摂取したカロリーも入力できるので、1日の摂取カロリーと消費カロリーのバランスを簡単に管理できる。

特に、ヘルスケアアプリでは食材や料理名を入力するだけで大まかなカロリーを表示してくれるようになっているので、「食事のカロリーなんていちいち調べるの面倒くさ😒」という方でも極力ストレスが少なくなるように配慮されていた。

また、個人的には「活動リング」の機能もダイエットや体型維持などのモチベーションアップに非常に有効だと感じた。

「活動リング」は、毎日の消費カロリーと運動時間、立ち上がっていた時間を記録し、基準を超えているかどうかを判定してくれる機能。

筆者の場合は目標となる数値はデフォルトから変更していないが、意識的に体を動かさないと越えられない絶妙なラインに設定されているので、全てのリングが達成されると意外と満足感を得られる。

特に、リモートワークや車通勤などであまり歩く習慣がない方は、一度利用してみるとガックリしてしまうほどカロリーが消費されていない場合が多いので試してみてほしい機能だ。

通知や通話も可能

通知や通話も可能

スマートウォッチで最もよく使う機能と言えば、通知のチェックだろう。

FIT 3では、他のHUAWEIのスマートウォッチ同様にスマホに届いた通知を表示できる。LINEやX(Twitter)、Instagramなどの通知ではスタンプや画像は表示されず、文章のみをチェックできる。

また、SMSやLINEといったメッセージアプリに対しては、定型文または絵文字での返信も可能。定型文はヘルスケアアプリ内の「クイック返信」から自由に追加できるので、よく使う文章を登録しておくと便利に活用できるはずだ。

また、FIT 3にはマイクとスピーカーも内蔵されている。

スマホに来た着信にHUAWEI WATCH FIT 3で応答し内蔵のマイクとスピーカーで通話が可能だ。

実際に1度だけ通話してみたが、ボリュームやマイクの品質は特に文句のないクオリティであり、クリアな音声で会話ができた。

なお、HUAWEI WATCHシリーズにおけるLINE通知の挙動については、以前さまざまなパターンを検証して公開済みなので以下の記事も合わせてチェックしてみてほしい。

参考HUAWEIのスマートウォッチでLINE通知はどう表示される?返信はできるのか解説

バッテリー持ち:毎日ワークアウトを記録しても10日以上充電不要

スペックシートによると、HUAWEI WATCH FIT 3のバッテリー持続時間は通常使用で約10日間。

実際にフル充電してからどのくらいのペースでバッテリーが減るか検証してみたところ、1週間経過時点で34%残っていた。

バッテリー検証
  • 1週間で100%⇒34%
  • ペアリングしたスマホ:Galaxy S23 Ultra
  • ディスプレイの明るさ:約50%
  • 明るさの自動調節:有効
  • スリープ:自動
  • 画面の点灯:5分(最短設定)
  • 画面の常時表示:オフ
  • バイブ:強い
  • ワークアウト:毎日1時間計測
  • 健康管理:睡眠・ストレス・血中酸素のモニタリングを有効
  • 通知:LINE・メール・X等。通話は5分程度を1回のみ

通知の頻度は少なめで毎日キッチリ1時間ワークアウトを記録していたが、バッテリーは想像以上に減らなかった。

おそらく、わりとヘビーに使用してもスペックシート通りの10日間は余裕で持続するのではないかと思う。

まとめ:HUAWEI WATCH FIT 3をお得に購入するなら公式サイトもチェック

HUAWEI WATCH FIT 3は、2024年5月22日に発売済み。

Amazonや楽天、Yahoo(PayPayモール)など定番ECサイトのほか、公式オンラインストア「HUAWEI STORE」 からも購入できる。

ファーウェイの公式ストアは、セールが実施されていたり頻繁にクーポンが配られていたりなど、チェックしていると意外とお得なキャンペーンが多く実施されているので見逃せない。

HUAWEI WATCH FIT 3をお得に購入したい場合は、Amazonや楽天などの定番ショップに加えてぜひ公式ストアもチェックしてみてほしい。

参考HUAWEI公式サイトのセール・クーポン情報まとめ。安く買う方法をチェック

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。