- 比較するスマートウォッチにHUAWEI WATCH GT 4追加しました
2023年10月、HUAWEI(ファーウェイ)のスマートウォッチにフラッグシップのHUAWEI WATCH GT 4が追加された。
そこで生まれるのは、果たして各HUAWEI WATCHの性能差は一体どのくらいあるのだろうか?どのモデルを買えばいいのだろうか?という疑問。
そこで本記事では、今まで登場してきたHUAWEI WATCHシリーズのうち、
- HUAWEI WATCH GT 4
- HUAWEI WATCH GT 3 Pro とその派生モデル
- HUAWEI WATCH Ultimate
- HUAWEI WATCH Buds
- HUAWEI WATCH FIT 2 / FIT とその派生モデル
- HUAWEI Band 8 / 7/ 6
- HUAWEI WATCH 3
などのスペックや仕様、実機を使って分かった電池持ちや性能などの違いを比較表を用いながら細かくチェックしていく。
今後登場する新モデルも手に取ることができれば随時情報をアップデートしていくので、HUAWEI WATCHシリーズの購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。
※MatePadシリーズの比較とおすすめはこちら。
※FreeBudsシリーズの比較とおすすめはこちら
結論:HUAWEI WATCHのおすすめはコレ!
「ややこしい話はいいからおすすめのHUAWEI WATCHだけ教えて!」という方向けに、先に結論を述べておこう。
2023年時点で最もおすすめのモデルは、HUAWEI WATCH GT 4だ。従来の派生モデルにあるニッチな機能も含めてほぼ全ての機能がHUAWEI WATCH GT 4に集約されており、この1台があればシリーズ全てを網羅している状態に近い。
デザインもこだわり抜かれており、46mmと41mmのモデルが各3種類ずつ、合計6モデルが展開されているため日常使いからフォーマルなビジネスシーンまで、活躍の幅が広いのも魅力。もちろん、男女問わず違和感なく着用できる。
それでもまだ迷っている方やより詳細な比較を求める場合は、ぜひ本記事を読み進めてみてほしい。
参考HUAWEI公式サイトのセール・クーポン情報まとめ。安く買う方法をチェック
SIMフリー対応のスマートウォッチに関しては、IoTBizでも詳しく解説されているので参考にしてみてください。
⇒【SIMフリー対応】おすすめのスマートウォッチ
シリーズごとの違いを比較
豊富なラインナップで展開されているHUAWEI WATCHは、複数のシリーズ・ブランドから展開されている。
各シリーズの明確な線引きは難しいものの、ブランドごとに特徴や一定の方針はあるようなので簡単に紹介しておこう。
- GT / GT Proシリーズ
- HUAWEI WATCH(無印)
- HUAWEI WATCH Ultimate
- HUAWEI WATCH Buds
- FITシリーズ
- Bandシリーズ
ベーシックなGT / GT Proシリーズ
数あるHUAWEI WATCHのなかでも、最もバランスがよくベーシックなモデルはGTシリーズからラインナップされている。
執筆時点(2023年11月)では、
- HUAWEI WATCH GT 4
- HUAWEI WATCH GT 3 Pro
- HUAWEI WATCH GT 3
- HUAWEI WATCH GT 3 SE
- HUAWEI WATCH GT Runner
- HUAWEI WATCH GT Cyber
などがGTシリーズの主力モデルとして販売されている。
機能の多さや性能の高さはもちろん、デザインも優れており、普段使いだけではなくフォーマルなシーンで活用しやすい点も魅力。
GT 3 Runnnerはランニング特化、GT 3 SEは軽量ボディといったように、ややニッチな需要に向けた細かい差別化が図られているのも特徴だ。
また、HUAWEI WATCH GT Cyberはバンドではなくケースを丸ごと交換できる点が特徴。スマートウォッチとしての機能はベースとなっているHUAWEI WATCH GT 3とほぼ一緒だが、物理的な着せ替えを楽しめる。
全シリーズを通してやや異色となるHUAWEI WATCH GT Cyberについては、以下のレビュー記事にて詳細を解説しているので興味がある方はチェックしてみてほしい。
一応、ニッチモデルの機能は最新のHUAWEI WATCH GT 4がほぼ網羅している。
また、HUAWEI WATCH GT4には新機能としてカロリーを管理できる「ボディメイカー」が搭載された。
「活動リング」と呼ばれる運動分析の結果をリング状に表示するUIも新たに採用されており、目標達成やモチベーション維持などに活用できる。
新機能を取り入れる上位モデルのHUAWEI WATCH
「GT」や「FIT」などのブランドが付かない無印のHUAWEI WATCHは、シリーズのなかでもベースとなる上位のモデルだ。
現在は、2023年11月に発売されたHUAWEI WATCH 4がシリーズの最新モデルとして販売されている。
Googleサービスを利用できないHUAWEIが急速に普及を進めている独自OSのHarmonyOSは、HUAWEI WATCHシリーズではHUAWEI WATCH 3に初めて搭載された。
また、Apple Watchのように回転させて操作できるクラウンの採用も、HUAWEI WATCH 3が初。
HUAWEIのスマートウォッチは非常に種類が増えてきており、新モデルの投入スパンはやや予測しにくいが、今後も新たな機能や試みは無印のHUAWEI WATCHに実装され、GTシリーズに派生していく可能性が十分に考えられる。
最高級モデルのUltimate
HUAWEI WATCH Ultimateは、価格が10万円を優に超えるシリーズのなかでも超プレミアムなモデル。
Apple Watchで言うところのApple Watch Ultraに相当するスマートウォッチだ。
ボディには過酷な環境でも安心して使えるように頑丈な素材が使われているほか、シリーズで唯一水深100mのダイビング機能に対応している。
良くも悪くもHUAWEI WATCH Ultimateのストロングポイントはこのダイビング機能であり、ほかの機種との機能面での差別化は「探検モード」の有無くらいというのも事実。
もし今後もUltimateを冠するHUAWEI WATCHが投入され続けるのであれば、ダイビング以外の機能面でもプレミアムモデルらしい差別化に期待したい。
イヤホンと融合したWATCH Buds
HUAWEI WATCH Budsは、スマートウォッチのなかに完全ワイヤレスイヤホンが格納されている異色のモデル。
日本では2023年2月1日よりクラウドファンディングが実施され、目標金額に達したことで同年5月24日に発売。HUAWEI WATCHシリーズとしては珍しい「クラファン出身」であることから、ファーウェイ・ジャパン的にも需要が読みにくかったのではないかと考えられる。
HUAWEI WATCHシリーズとしてはほかの機種とほぼ同等の機能を搭載しているうえ、サイズも違和感のない範囲に抑えられている。
イヤホンの性能は完全におまけレベルではあるものの、ガジェット好きにとっては一度は触ってみたくなる魅力があるのではないだろうか。
スクエアタイプのFITシリーズ
HUAWEI WATCH FITシリーズは、ファーウェイのスマートウォッチのなかでも大型のスクエア型ディスプレイを搭載している点が特徴だ。
2022年5月に登場したHUAWEI WATCH FIT 2を筆頭に、さまざまな派生モデルが用意されている。
- HUAWEI WATCH FIT 2:シリーズの中心となるモデル
- HUAWEI WATCH FIT mini:クラシカルで高級感のあるデザイン
- HUAWEI WATCH FIT new:旧型から一部のワークアウトが追加
比較項目 | FIT 2 | FIT mini | FIT new |
---|---|---|---|
サイズ | 約46 x 33.5 x 10.8 mm | 約51.52 x 25.91 x 11.04mm | 約46 x 30 x 10.7 mm |
ディスプレイ | 1.74インチAMOLED 336 x 480ピクセル 336ppi | 1.47 インチAMOLED 194 x 368ピクセル 282PPI | 約1.64 インチAMOLED 456 x 280ピクセル 326ppi |
重さ | 約26g | 約20 g | 約21g |
センサー | 9軸IMUセンサー (加速度、ジャイロスコープ、磁気) 光学式心拍センサー | 6軸IMUセンサー(加速度、ジャイロ) 光学式心拍センサー | 6軸IMUセンサー (加速度、ジャイロ) 光学式心拍センサー |
バッテリー持続時間 | 7日~10日 | 10~14日 | 7日~10日 |
GPS | 内蔵 | 内蔵 | 内蔵 |
対応OS | Android 6.0以降 iOS 9.0以降 | Android 6.0以降 iOS 9.0以降 | Android 5.0以降 iOS 9.0以降 |
防水 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
ワークアウト | 97種類 | 96種類 | 96種類 |
心拍数測定 | 常時 | 常時 | 常時 |
血中酸素常時測定 | 常時 | 常時 | 常時 |
睡眠測定 | HUAWEI TruSleep2.0対応 | HUAWEI TruSleep2.0対応 | HUAWEI TruSleep2.0対応 |
通話(Bluetooth) | 対応(マイク・スピーカー内蔵) | 非対応 | 非対応 |
SMS返信 | 対応(Android7.0以降) | 非対応 | 非対応 |
音楽保存 | 対応(Android限定) | 非対応 | 非対応 |
音楽再生 | 対応(Android限定) | 対応(Android限定) | 対応(Android限定) |
上記3モデルのスペックを比較した表がこちら。
太字部分が主な違いだが、見ての通りほとんどのスペックが似通っている。
最新のHUAWEI WATCH FIT 2ならではの機能としてはBluetooth通話が挙げられるが、ここに魅力を感じないのであれば旧モデルを選ぶのも賢い選択と言える。
スポーツ向けかつ手頃なBandシリーズ
HUAWEIのスマートウォッチのなかで最もスリムかつコンパクト、そして軽量なモデルがHUAWEI Bandシリーズ。
HUAWEI WATCH FIT同様のスクエア型ディスプレイを採用し、スリムな形状ながら一般的なスマートウォッチにも引けを取らない大型の画面を実現している。
2023年4月に登場した最新のHUAWEI Band 8のほか、1つ前の世代に当たるHUAWEI Band 7も引き続き販売中。
さらに、より機能を絞ったHUAWEI Band 4やHUAWEI Band 4eもラインナップされているが、これら2機種はスマートウォッチというよりはスマートバンドという括りの方が適切だと感じる。
現行のHUAWEI Band 8とBand 7 / 6の違いは以下の比較表の通り。
比較項目 | HUAWEI Band 8 | HUAWEI Band 7 | HUAWEI Band 6 |
---|---|---|---|
サイズ | 約43.45×24.54x8.99mm(最薄部) | 約44.35 x 26 x 9.99(最薄部) mm | 約25.4x 43x 10.99(最薄部) |
ディスプレイ | 1.47インチ AMOLED 194 x 368ピクセル | 1.47インチ AMOLED 194 x 368ピクセル 画面占有率65% | 1.47インチAMOLED 194 x 368ピクセル 画面占有率64% |
AOD(画面の常時表示) | 対応 | 対応 | 非対応 |
重さ | 約14g(ベルトを含まず) | 約16g(ベルトを含まず) | 約18g(ベルトを含まず) |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 光学式心拍センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 光学式心拍センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 光学式心拍センサー |
バッテリー持続時間 | 最大14日間 | 最大14日間 | 最大14日間 |
対応OS | Android 6.0以降 iOS 9.0以降 | Android 6.0以降 iOS 9.0以降 | Android 6.0以降 iOS 9.0以降 |
防水 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
ワークアウト | 100種類 | 96種類 | 96種類 |
心拍数測定 | 常時 | 常時 | 常時 |
血中酸素常時測定 | 常時 | 常時 | 常時 |
睡眠測定 | HUAWEI TruSleep3.0対応 | HUAWEI TruSleep2.0対応 | HUAWEI TruSleep2.0対応 |
クイック返信 | 対応 | 対応 | 非対応 |
音楽再生 | 対応(Android 6.0 / HarmonyOS 2 / iOS 9.0 以降) | 対応(Android限定) | 対応(Android限定) |
機能で比較
HUAWEI WATCHシリーズは、マイナーチェンジ機のようなモデルが多くラインナップされている関係上、「このモデルとこっちのモデルは何が違うの?」「この機能はこっちでは使えるの?」といった疑問を抱きやすい。
そこで以下では、
などの機能の有無を主力モデルを中心に比較していく。
※機能の有無は各モデルのスペックシートをチェックしたうえで掲載しています。アップデート等によりレビュー時点・執筆時点とは異なっている場合もあるのでご了承ください。
通知に返信できるHUAWEI WATCHは?
ほかのスマートウォッチ同様、HUAWEI WATCHもスマホに届いた通知をチェックできる。
通知センターに表示される通知であれば、LINEや着信を含めて全てのアプリからの通知を任意で確認可能。また、一部のHUAWEI WATCHでは定型文・絵文字限定ではあるもののLINEやSMSメッセージへの返信機能も利用できる。
- HUAWEI WATCH GT 4
- HUAWEI WATCH GT 3シリーズ(GT3 Pro / GT 3 / GT 3 SE / GT Cyber)
- HUAWEI WATCH GT Runner
- HUAWEI WATCH 3シリーズ
- HUAWEI WATCH Ultimate
- HUAWEI WATCH Buds
- HUAWEI WATCH FIT 2
- HUAWEI Band 7 / 8
※iPhone・iPad等とペアリングしている場合は利用不可
HUAWEI WATCHでLINEはどの程度使えるのか?画像やスタンプの表示はできるのか?という疑問については、以下の記事で細かく検証しているので興味があればぜひチェックしてみてほしい。
参考HUAWEI WATCHでLINEはどこまで使えるのかを解説。返信や通話、スタンプの表示など
対応ワークアウトの数と種類
HUAWEI WATCHシリーズの多くには、10~20種類前後のワークアウトモードと80種類前後のカスタムワークアウトモードが搭載されており、この2種類を合計して「100種類以上のワークアウトに対応!」のように謳っている。
屋外:ランニング・ウォーキング・サイクリング・オープンウォーター・スキー・ハイキング・トレイルラン・トライアスロン
屋内:ランニング・ウォーキング・サイクリング・プール・エリプティカル・ローイング
例えば、HUAWEI WATCH GT 3シリーズとHUAWEI WATCH 3に共通しているワークアウトモードは上記の通り。
さらに、各モデルが独自に対応しているワークアウトモードとカスタムモードを組み合わせると以下の表のようになる。
GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3(無印) | |
---|---|---|---|---|---|---|
固有のワークアウト | ・フリーダイビング ・登山 ・スノーボード ・クロスカントリー ・ドライビングレンジ ・縄跳び ・その他 | ・スノーボード ・クロスカントリー ・クライミング ・縄跳び | ・スノーボード ・クロスカントリー ・クライミング ・縄跳び | ・スノーボード ・クロスカントリー ・クライミング ・縄跳び | ・スノーボード ・クロスカントリー ・登山 ・縄跳び | ・クライミング ・ドライビングレンジ ・自由訓練 |
ワークアウトモード数 | 21種類 | 18種類 | 18種類 | 18種類 | 18種類 | 17種類 |
カスタムワークアウト数 | 85種類 | 85種類 | 85種類 | 85種類 | 85種類 | 85種類 |
ワークアウトの合計数 | 106種類 | 103種類 | 103種類 | 103種類 | 103種類 | 102種類 |
ちなみに、最新のHUAWEI WATCH GT4の対応ワークアウトはこちら。
HUAWEI WATCH GT 4 | |
---|---|
ワークアウトモード数 | 20種類 |
カスタムワークアウト数 | 100種類以上 |
新たに対応したワークアウト | サッカー、バスケットボール、パデルなど |
新たにサッカー、バスケットボール、パデルなどのワークアウトに対応したほか、カスタムワークアウトの数が100種類以上に増えたことで、シリーズで最も対応ワークアウトの数が多いモデルとなった。
しかし、フリーダイビングや登山などのアクティビティに興味がないのであれば、ほとんど差がないとも言える。
ちなみに、高級スマートウォッチであるHUAWEI WATCH Ultimateはプロワークアウトモード23種類 + カスタムワークアウト85種類の合計108種類に対応。
また、HUAWEI WATCHシリーズのなかでHUAWEI WATCH Ultimateだけが水深100mのダイビングに耐えられる防水設計なので、本格的なダイビングやシュノーケリングを楽しみたいのであればUltimate一択となる。
比較項目 | FIT 2 | FIT mini | FIT new |
---|---|---|---|
ワークアウト | 97種類 | 96種類 | 96種類 |
ちなみに、HUAWEI WATCH FITシリーズのなかでは最新のFIT 2のワークアウト数が1つ多いが、これはあらたにオープンウォーターに対応したため。
HUAWEI Band 6とHUAWEI Band7 については対応のワークアウト数に違いはないが、最新のHUAWEI Band 8は100種類のスポーツモードに対応している。
通話に対応しているかどうか
HUAWEI WATCHシリーズのなかには、内蔵されたマイクとスピーカーを利用してBluetoothで通話できるモデルがある。
屋外では使いにくい機能かもしれないが、自宅ではスマホを充電中でもほかの部屋に置きっぱなしでもBluetoothが届く範囲内であればいつでも着信に応答し通話できるので、個人的にはとても重宝している機能だ。
GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3(無印) | GT 4 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bluetooth通話 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bluetooth通話機能は、本記事で比較対象に挙げているHUAWEI WATCH 3およびHUAWEI WATCH GT 3シリーズ、最新のHUAWEI WATCH GT 4のほぼ全てで利用できる。先代のHUAWEI WATCH GT 2 Proでも対応している機能なので、今後のモデルでも引き続き使えるはずだ。
Ultimate | WATCH Buds | |
---|---|---|
Bluetooth通話 | 対応 | 対応 |
高級モデルのHUAWEI WATCH Ultimate、イヤホン内蔵のHUAWEI WATCH Budsもマイクを内蔵しているので、通話できる。
比較項目 | FIT 2 | FIT mini | FIT new |
---|---|---|---|
Bluetooth通話 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
一方、リストバンド型のHUAWEI WATCH FITシリーズの場合は、最新のHUAWEI WATCH FIT 2にてBluetooth通話機能が実装された。
過去のWATCH FITシリーズでは通話はできないので、主な用途として通話を検討している場合はWATCH FIT 2を選択しよう。
比較項目 | HUAWEI Band 8 | HUAWEI Band 7 | HUAWEI Band 6 |
---|---|---|---|
Bluetooth通話 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
なお、HUAWEI Band 8とBand 7、Band 6にはマイクが搭載されていないため、Bluetooth通話には非対応。
体表温度・皮膚温の測定ができるモデルは?
HUAWEI WATCHやHUAWEI Bandの多くは、心拍・睡眠・ストレス・血中酸素のトラッキングに対応している。
ほぼ横並びとなっている健康管理機能のなかで数少ない差別化ポイントになり得るのが、体表温・皮膚温の測定機能だ。
GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3 | Ultimate | GT 4 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
体表温・皮膚温の測定 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
HUAWEI WATCHシリーズのなかで体表温度を測定できるのは、HUAWEI WATCH 3のほかGT 3とGT 3 Pro、GT 4とUltimateの合計5機種。
その他のHUAWEI WATCH / WATCH GTシリーズのほか、WATCH FITシリーズやBandシリーズでも利用できない上位機種向けの機能となっている。
また、最上位に位置付けられるHUAWEI WATCH Ultimateでは、皮膚温度だけではなく体温も測定できる。
ほかのHUAWEI WATCHではあくまでも皮膚表面の温度しか測れなかったが、Ultimaiteであればいつも目にしている「体温」を計測できるので、健康管理には他機種よりも活用しやすいはずだ。
電池持ちを比較
HUAWEI WATCHシリーズ最大の魅力は、圧倒的な電池持ちのよさだ。
実際に数日間使用できたモデルもいくつかあるので、各モデルの電池持ちを細かく比較していこう。
HUAWEI WATCH GT 4
電池持ち | 46mm | 41mm |
---|---|---|
通常使用 | 約14日間 | 約7日間 |
ヘビーユース | 約8日間 | 4間 |
HUAWEI WATCH GT 4の電池持ちは、46mmモデルは通常使用で14日間、41mmモデルは1週間。
従来のモデルと同じく、ワイヤレス充電も可能だ。
WATCH 3 / GT 3シリーズ
HUAWEI WATCH 3およびHUAWEI WATCH GT 3シリーズのスペックシート上の電池持ちは、以下の表の通り。
電池持ち | GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3 |
---|---|---|---|---|---|---|
通常使用 | 約14日間 | 約14日間(46mm) 約7日間(42mm) | 約14日間 | 約14日間 | 約7日間 | 約14日間 |
ヘビーユース | 約8日間 | 約8日間(46mm) 約4日間(42mm) | 約7日間 | 約7日間 | 約4日間 | 約3日間 |
最新のフラッグシップモデルであるHUAWEI WATCH GT 3 Proを実際に使用したときのバッテリー残量の推移は、次のようになった。
経過日数 | バッテリー残量 |
---|---|
0日目 | 100% |
1日経過 | 91% |
2日経過 | 86% |
3日経過 | 78% |
4日経過 | 72% |
5日経過 | 59% |
6日経過 | 49% |
1週間でほぼ50%のバッテリーが消費されているので、通常使用で約14日間というスペック通りの消費ペースと言える。
続いて、HUAWEI WATCH 3を実際に使用したときのバッテリー消費ペースがこちら。
経過日数 | バッテリー持続モード | スマートモード |
---|---|---|
0日 | 100% | 100% |
1日 | 92% | 32% |
2日 | 86% | 0% |
3日 | 78% | – |
4日 | 70% | – |
5日 | 61% | – |
スペックシート上ではスマートモードの場合約3日間電池が持続するとのことだったが、実際のところはギリギリ約1.5日といったところだ。
Ultimaite / Buds
HUAWEI WATCH UltimateとHUAWEI WATCH Budsのスペックシート上の電池持ちは以下の通り。
電池持ち | Ultimate | Buds |
---|---|---|
通常使用 | 約14日間 | 約3日間 |
ヘビーユース | 約8日間 | -間 |
実際に検証してみたところ、HUAWEI WATCH Ultimateは1週間で約50%のバッテリーが消費されていたので、おおむねスペックシート通りのペースだった。
HUAWEI WATCH Budsも3日間で約90%のバッテリーが消費。内部のイヤホンにも給電されるので、シリーズで最も短い電池持ちとなっている。
WATCH FIT / Bandシリーズ
HUAWEI WATCH FITシリーズおよびHUAWEI WATCH Bandシリーズのスペックシート上の電池持ちは、以下の表の通り。
電池持ち | FIT 2 | FIT mini | FIT new | Band 7 | Band 6 |
---|---|---|---|---|---|
通常使用 | 約10日間 | 約14日間 | 約10日間 | 約14日間 | 約14日間 |
ヘビーユース | 約7日間 | 約10日間 | 約7日間 | 約10日間 | 約10日間 |
実際にHUAWEI Band 6を使用したときのバッテリー消費ペースがこちら。
経過日数 | バッテリー残量 |
---|---|
1日経過 | 89% |
2日経過 | 80% |
3日経過 | 69% |
4日経過 | 63% |
5日経過 | 54% |
6日経過 | 46% |
7日経過 | 38% |
8日経過 | 29% |
9日経過 | 20% |
1世代前のモデルにはなってしまうが、HUAWEI WATCH FITを使用したときにチェックしたバッテリー残量の推移は次の表の通りだ(スペック上では通常使用で約10日間)。
経過時間 | 通常 | 常時点灯モード |
---|---|---|
0時間 | 100% | 100% |
24時間 | 91% | 79% |
48時間 | 79% | 60% |
ワイヤレス充電対応のHUAWEI WATCHは?
HUAWEI WATCH GT 2 Pro以降のHUAWEI WATCHシリーズやHUAWEI WATCH GTシリーズは、Qi規格のワイヤレス充電に対応している。
GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Qi充電 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
付属の充電器はもちろん、一般的なQi対応充電器やHUAWEI P40 Pro、Galaxyシリーズのようなリバースワイヤレス充電に対応したスマホでも充電可能だ。
なお、HUAWEI WATCH FITシリーズやHUAWEI Bandシリーズはワイヤレス充電ではなく独自規格の磁気充電にのみ対応している。
価格を比較
HUAWEI WATCHを選ぶうえで、価格も重要なポイントだ。
基本的に、最も価格が手頃で手に取りやすいのはバンドタイプのHUAWEI Band 7やHUAWEI Band 6。次に安価なのは、同じくスクエアタイプの画面を搭載したHUAWEU WATCH FITシリーズだ。
最も高価なのはHUAWEI WATCH Ultimateで、市場想定価格は135,080円。
素材に本物のゴールドを使用した「HUAWEI WATCH | ULTIMATE DESIGN」は驚異の459,800円だが、さすがに購入する方は一握りだろう。
最新のHUAWEI WATCH GT 4はモデルによって価格にバラつきがあるが、全体的にバランスがよい印象だ。
46mmのモデルを3万円台前半で購入できるのは、なかなかにコスパがよいと感じる。
HUAWEI WATCH GT 4の種類 | 価格(税込) |
---|---|
46mm / ブラック / フルオロエラストマーベルト | 33,880円 |
46mm / ブラウン / レザー | 36,080円 |
46mm / グレー / ステンレス | 54,780円 |
41mm / ブラック / フルオロエラストマーベルト | 32,780円 |
41mm / ホワイト / レザー | 34,980円 |
41mm / シルバー / ステンレス | 54,780円 |
HUAWEI WATCHとHUAWEI WATCH GTシリーズのなかでは、HUAWEI WATCH 3とGT 3 Proがトップクラス。
GT 3 Pro | GT 3 | GT 3 SE | GT Runner | GT Cyber | WATCH 3 | |
---|---|---|---|---|---|---|
市場想定価格(税込) | 43,780円 | 30,580円 | 27,280円 | 34,980円 | 32,780円 | 50,380円 |
電池持ち | FIT 2 | FIT mini | FIT new | Band 7 | Band 6 |
---|---|---|---|---|---|
市場想定価格(税込) | 20,680円 | 16,280円 | 15,180円 | 8,580円 | 8,580円 |
これらの表は、各HUAWEI WATCHが発表されたタイミングでの市場想定価格(バリエーションがある場合は最安モデル)。
もちろん、各ECサイトによって現在の価格は変化しているのであくまでも参考として、またセールやクーポンでどの程度お得になるのかの計算用として見て頂ければ幸いだ。
特に、HUAWEIの公式オンラインストアは頻繁にお得なクーポンを配布しているので、購入を検討している場合はぜひ以下のページから該当するクーポンがあるかチェックしてみてほしい。
HUAWEI WATCHのおすすめ
最後に、執筆時点で販売されているHUAWEI WATCHシリーズのなかからおすすめのモデルをいくつかピックアップしておこう。
HUAWEI WATCH GT 4
HUAWEI WATCH GT 4は、2023年10月に登場したシリーズ最新のフラッグシップモデル。
新たな健康管理機能として消費カロリーと摂取カロリーを記録して管理する「ボディメイカー」が搭載され、ダイエットや体形維持といった身近な用途に使いやすくなった。
また、ファッショナブルなデザインも特徴で、46mmモデルには八角形のケースデザインを採用し高級腕時計のような質感高い仕上がりを実現している。
46mmと41mmが各3種類用意されており、合計6モデルから選択できるのも嬉しいポイントだ。フォーマルやカジュアルといったシーンを考慮しながら、スタイルやニーズに合わせて好みのデザインを選択可能だ。
HUAWEI WATCH GT 3 Pro
HUAWEI WATCH GT 3 Proは2020年10月に登場したHUAWEI WATCH GT 2 Proの後継であり、HUAWEI WATCHシリーズのフラッグシップモデル。
43mm・46mmが各2モデルずつ展開されており、男女やオン・オフなどを問わず幅広いシーンで活用しやすい高級感のあるデザインが特徴だ。
ほかのHUAWEI WATCHシリーズに搭載されている主な機能はほぼ網羅されており、価格はやや高めではあるものの「どれか1台おすすめを選んで!」となれば真っ先に候補に挙がる。
詳しいHUAWEI WATCH GT 3 Proのレビューは以下から。
HUAWEI WATCH GT Cyber
HUAWEI WATCH GT Cyberは、2023年3月に登場したGTシリーズの最新モデル。
ケースを交換する「着せ替え」により外観をガラッと変えることができる点が特徴で、執筆時点では合計5種類の専用ケースがラインナップされている。
中身のスマートウォッチはその他のGT 3シリーズを踏襲しているので目新しい機能はないものの、一癖あるスマートウォッチが欲しい方や周囲の人と同じものを持ちたくない・こだわりのある方などにおすすめだ。
HUAWEI WATCH GT Cyberのレビューは以下から。
HUAWEI WATCH FIT 2
HUAWEI WATCH FIT 2は、2022年6月2日に発売されたばかりのFITシリーズ最新モデル。
先代のHUAWEI WATCH FITと比較して画面サイズが1.64インチ ⇒ 1.74インチと大型化しているほか、ベゼルもわずかに削減され約72%の画面占有率を実現している。
GPS精度向上やHUAWEI TruSportの搭載など、ランナー向けの機能が強化。また、待望のBluetooth通話やクイックSMS返信機能にも対応した。
HUAWEI WATCH FIT 2の詳細については以下の記事から。
HUAWEI Band 7
より手頃な・より安いモデルを探している方には、Bandシリーズ最新のHUAWEI Band 8がおすすめ。
厚さが約8.99mmと薄く全体が緩やかにカーブを描いた設計なので、手首に自然にフィットする。
コンパクトながら画面は本体ギリギリまで広がっているので大きく、ワークアウトや健康管理などの機能面においてもHUAWEI WATCHシリーズに引けを取らないほど充実している。
HUAWEI Band 8の詳細については以下の記事から。
HUAWEI WATCHのよくある質問
- QSIMフリーモデルはある?スマホなしでも使える?
- A
2023年11月24日に発売されるHUAWEI WATCH 4は、シリーズで初めてeSIMに対応しており、スタンドアローンナンバーを使用すればスマホなしの単独で通話が可能です。
- QiPhoneでも使える?
- A
使えます。「HUAWEI Health」アプリをインストールしてペアリングしてください。なお、
- リモートシャッター
- 任意の画像を文字盤に指定する「OneHop」
- 音楽をスマートウォッチ内に取り込む
など、一部の機能はiPhoneでは利用できない場合があります。
- QSuicaやQUICPay、d払いなどの電子マネー、PayPayや楽天PayなどのQRコード決済は使える?
- A
使えません、残念ながら……。
参考HUAWEI公式サイトのセール・クーポン情報まとめ。お得に買いたいなら要チェック
コメント
実機に触れている方の意見は参考になります。
こちらの記事を読んでHUAWEI WATCH GT 4を購入させていただきました。
ありがとうございます。
参考になったようでよかったです!