7月13日、ファーウェイ・ジャパンはオンラインで新製品発表会を開催し、複数の新製品を日本向けに発売することを発表した。
同発表会後、メディア向けに製品体験会も実施され、各新製品の実機を試すことができた。本記事では、新製品のなかから注目のノートPC「MateBook X Pro」と「MateBook D 15」をピックアップし、体験レポートをお伝えしよう。
MateBook X Proの実機をチェック
まずは最新のハイエンドモデル「MateBook X Pro」。サラサラとした質感のエメラルドグリーンボディが、非常にスタイリッシュで美しい。
一般的な13.3インチよりもわずかに大きい13.9型の液晶ディスプレイを搭載。スリムベゼル設計により約91%の画面占有率を達成しているが、実機を見ると数字以上に画面は広々としていて圧巻だった。
解像度は3000×2000と高精細。表示が綺麗なのはもちろんだが、一般的なアスペクト比16:9のディスプレイよりも縦方向に長いため、タスクバーを表示したままでも十分な作業領域を確保できる点も優秀だ。
キーボードは一般的な日本語配列。ただし、F6キーとF7キーの間にはポップアップ式のインカメラが内蔵されているため、そこだけは慣れが必要かもしれない。キーストロークは標準的で、打鍵感にも特別癖は感じられなかった。タッチアンドトライの会場が明るかったため撮影はしていないが、バックライトも搭載されている。
タッチパッドは広めに設計されており、指の滑りや感度も良好。ジェスチャーの認識も問題なかった。タッチパッド内部には合計8つの感圧センサーが搭載されており、どこを押し込んでもフィードバックがあるため、軽く試してみた限りでは非常に気持ちよく使えそうだと感じる。
インターフェースは、右側面にUSB 3.2 Gen1 Type-Aが1つ、左側面にUSB 3.2 Gen2 Type-Cが2つとイヤホンジャック。充電もType-Cポートから行う。
ポップアップ式のウェブカメラ。使わない場合はキーボードと一体化し物理的に映像をシャットアウトできるため、カメラのセキュリティが気になる方にピッタリだ。
MateBook X Proは、7月13日に発売済み。価格は税込274,780円。
MateBook D 15の実機をチェック
一方こちらは、MateBookシリーズのスタンダードモデルとなる「MateBook D 15」。
ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080のフルHD。MateBook X Proとは異なりアスペクト比は16:9だが、左右と上部にはスリムなベゼルが採用されているため、見た目はスマートな印象だった。
キーボードにはマットな素材が採用されており、表面がサラサラとした質感。配列は日本語配列で、F6キーとF7キーの間にポップアップカメラが搭載されている。
キーボード右上には円形の電源ボタンを搭載。指紋センサー一体型のため、スムーズなロック解除が可能だ。
「MateBook D 15」のスペックはこちら。第11世代Core i5を搭載したモデルと、第10世代Core i3を搭載したモデルの2種類がラインナップされている。
また、ファンクション+Pのキー入力でパフォーマンスモードを有効にできる。
インターフェースは、右側面にUSB Type-Aポートが2つ、左側面にUSB Type-C・USB Type-A・HDMIが1つずつ。
なお、第11世代Core i5搭載モデルと、第10世代Core i3搭載モデルでは、Type-Aポートの1つがUSB 3.0(Core i5搭載モデル)とUSB 3.2(Core i3搭載モデル)という違いがある。
MateBook D 15は、第10世代Core i3搭載モデルが7月13日に発売済みで、価格は税込84,800円。第11世代Core i5搭載モデルは7月23日に発売予定で、価格は税込119,800円。
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