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Galaxy Buds2 レビュー。期待を越えた買い替える価値のある新エントリーモデル

サムスンの新型完全ワイヤレスイヤホン、「Galaxy Buds2」のレビューをお届けする。

「Galaxy Buds2」は、8月11日のGalaxy Unpackedで発表された新モデル。Galaxy Buds Proの発売から約半年で登場したモデルではあるが、本機は初代Galaxy BudsやGalaxy Buds+を置き換える、エントリークラスに位置付けられるイヤホンだ。

エントリークラスとは言っても最新モデルである点に変わりはなく、アクティブノイズキャンセリングや外音の取り込みといったトレンドの機能はもちろん搭載。音質や電池持ちなど基本的な項目と合わせて、それらの機能も本記事で詳細にレビューしていく。

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デザインはややチープ

Galaxy Buds2のケース

まずは、「Galaxy Buds2」のケースとイヤホンそれぞれの外観をチェックしていこう。

「Galaxy Buds2」は、グラファイト・ホワイト・オリーブ・ラベンダーの4色のカラーバリエーションで発表された。今回筆者が購入したカラーは、ラベンダーだ。

ケースの形状は、Galaxy Buds Liveで初めて採用された角が丸いスクエア型。カラバリに関わらずケースの外側は全色ホワイトで統一されており、内側にイヤホンと同じ色がデザインされた、バイカラーデザインが特徴だ。

背面に搭載されたUSB Tupe-Cポート

ケースはもちろんプラスチック製だが、ツルツルとした光沢があるためかハッキリ言って質感はチープ。ワイヤレスイヤホンなので「使ってナンボ」なデバイスではあるのだが、数日持ち歩くだけですぐに傷や汚れが付いてしまうのは恐らく避けられないだろう。

ケースの前面と内部にはインジケーターランプが搭載。背面には充電用のUSB Type-Cポートが搭載されている。

ケースを開けた様子

ケースを開けた様子はこちらの画像の通り。収納されているイヤホンの周囲には程よく隙間が開けられており、しっかりと指を掛けられるため非常に取り出しやすい。

Galaxy Buds2とGalaxy Buds+

イヤホンの形状は、従来のGalay Budsシリーズとやや異なる。直接の先輩にあたるGalaxy Buds+が三角形に近いオニギリ型だったのに対して、「Galaxy Buds2」はタマゴ型なイメージで、もっと丸みのある形状だ。

また、ケースサイズは従来から変更されていないが、イヤホンそのもののサイズは微妙にコンパクトになっている。

 ケースイヤホン単体
サイズ幅50×高さ27.8×奥行き50.2mm幅17×高さ20.9×奥行き21.1mm
重量41.2g5g

イヤホンも、ケースと同様に光沢のあるデザインを採用。公式サイトの画像を見る限りでは、どのカラーバリエーションでもテカテカとした質感は変わらないようだ。

テカテカ感と合わせて「Galaxy Buds2」のチープさを助長してしまっている要素が、全体をグルっと囲むように見えている継ぎ目。過去のGalaxy Budsシリーズにも同じ位置に同じような継ぎ目があるのだが、継ぎ目の前後で質感が変えられていたり、ウィングチップが搭載されていたりと、目立たない工夫が施されていた。

一方、「Galaxy Buds2」には継ぎ目を隠す工夫がなく質感も全体が地続きなので、悪い方向に目立ってしまっていると感じた。

マイクの位置

イヤホンを観察してみると、外側には2つ、内側に1つのマイクを搭載していることがわかる。これらのマイクは、周囲の音の取り込みや、エントリークラスとしては初めて搭載されたノイズキャンセリング機能に利用される。

Galaxy Buds2とGalaxy Buds+のイヤーチップを交換した様子
Galaxy Buds2とGalaxy Buds+のイヤーピースを入れ替え

また、スピーカー部分の形状にはほぼ完全な円形を採用。そのため、ほぼ同じ形状のGalaxy Buds+純正イヤーピースをそのまま流用できた。一方、形状が微妙に異なるGalaxy Buds Proのイヤーピースは使い回しできなかった。

文句なしのフィット感

Galaxy Buds2を装着した様子

「Galaxy Buds2」を装着してみた様子がこちら。

横から見ればイヤホンを装着していることは丸わかりだが、耳から飛び出す部分がコンパクトに収められているため、正面から見たときの違和感は少ない。非常に些細なことではあるが、いわゆる「うどん型」イヤホンにはないメリットだ。

前述の通りサイズがコンパクトになっていること、そして形状の変化もあってかフィット感もかなりよい。位置を調節したりグリグリしたりしなくてもイヤーピースがグッと奥まで入り込み、非常に安定感がある。

頭を振ったりジャンプしたりランニングしたりと色々な動きを試してみたが、極端なことをしなければ落ちることはなく非常に安定していた。

装着状態のテスト

また、Galaxy Wearableアプリ内に「イヤホンの装着状態のテスト」機能も搭載されている。「Galaxy Buds2」を装着した状態でテストを開始すると、正しく装着できているかどうかを数秒で判定してくれるので、ぜひ活用しよう。

気になる部分としては、Galaxy Buds Pro同様にタッチパネルの反応が良すぎること。普通に装着したり外したりするだけでタップ判定されてしまい、曲が止まったり再生されたりしてしまう。

従来は慣れるか我慢するしかなかったこの仕様、「Galaxy Buds2」ではついにタッチ操作を制御できるようになっている。詳しくは後述するが、筆者はシングルタップを無効、ダブルタップとトリプルタップ、長押しを有効にすると快適に使用できた。

音質は低音寄りのチューニング

肝心の音質はどうだろうか?

スペック的な話をすると、「Galaxy Buds2」は、AACとSBCのほかサムスン独自のScalableを含めた合計3つのコーデックに対応している。コンパクトながら、ウーファーとツイーターが搭載された2wayスピーカーを搭載している点も特徴だ。

Spotifyアプリでさまざまな曲を再生してみたところ、まず最初に低音の効きに驚かされた。Galaxy BudsシリーズははGalaxy Buds Liveを除いてフラットな音質の印象が強いが、「Galaxy Buds2」はLiveほどではないものの全体を丁寧に引き締めるような、それでいてパンチのある低音を実現している。

中音域や高音域は特に癖もなく、スッと体に馴染むような自然な音質。Galaxy Buds LiveやGalaxy Buds Proと比較すると解像感がやや物足りない気もするが、ボーカルとの距離感や楽器の位置関係をイメージできるような空間表現は十分なクオリティだ。

音漏れと遅延

ゲームモード

「Galaxy Buds2」は、イヤーピースを耳に押し込むようにして装着するカナル型を採用している。音量をむやみに上げる必要はなく、実際に使ってみた感想としても周囲への音漏れはほとんど気にしなくてよさそうだ。

遅延に関しては、YouTubeやAmazon Prime Vide、ディズニープラスなどの動画を楽しむ分には全く気にならない。動画内で喋っている人の口の動きと聞こえてくる音に明らかなズレはなく、違和感を覚えることはほとんどないはずだ。

一方で、ゲームに関してはハッキリとした遅延を感じる。リズムゲームやフォートナイトのようなバトロワ系ゲームなど音が戦略として重要なゲームはもちろん、ポチポチとボタンをタップするだけのゲームでもタップしたタイミングと音にズレが感じられた。

一応、Galaxy Wearableアプリのラボからゲームモードを有効にすると遅延は改善されるが、少なくとも筆者の環境では動画視聴時のような「気にならないレベル」には届かなかった。

「Galaxy Buds2」に限った話ではないが、ゲームを快適にプレイしたいのであればワイヤレスイヤホンは適しているとは言えない。

イコライザー設定

イコライザー設定をしている様子

「Galaxy Buds2」では、従来モデル同様アプリからイコライザーを設定できる。用意されているイコライザーは、デフォルトの標準と、低音ブースター・ソフト・ダイナミック・クリア・高音ブースターの6種類だ。

低音ブースターベースやドラムの音が標準よりも前に出てくる。元々低音は効いているため個人的には不要
ソフト標準との違いはほとんど感じられず
ダイナミック低音の量感がアップ。解像感はやや落ちる
クリアボーカル以外の音が抑えられるイメージ
高音ブースターややシャリシャリ気味。うるさく感じる場合も

標準以外のイコライザーを使ってみた簡単な感想がこちら。

Galaxy Buds+のときはダイナミックや低音ブースターに設定していたが、「Galaxy Buds2」では元々パンチのあるサウンドなので、標準で使い続けることになりそうだ。

ノイズキャンセリングと外部音の取り込み

「Galaxy Buds2」には、エントリ-クラスのGalaxy Budsシリーズとして初めてアクティブノイズキャンセリングが搭載されている。

エントリークラスとはいっても、「Galaxy Buds2」のノイズキャンセリング効果は十分強力だった。外出時に感じる外の喧騒や室内から感じる外の風の音、車の走行音や今の時期特有の雑音である扇風機の音など、日常的に感じる雑音はほぼ気にならない・聞き取れないレベルまでしっかりと打ち消されている

正直言って効果自体は上位モデルのGalaxy Buds Proと遜色ない仕上がりだ。しかし、ノイズキャンセリングが有効な範囲がやや狭い印象もあり、具体的には近くにいる人やテレビから聞こえてくる話し声などを打ち消すのは苦手なようだ。

また、ノイズキャンセリングとは逆に周囲の音を取り込む機能にも対応。こちらは3段階から取り込みの強度を調節できるのだが、Galaxy Buds Proを含めてもシリーズでトップクラスのクオリティだと感じた。

過去モデルでは、かなり改善されていはいたもののテレビやラジオなどのスピーカーから発せられる音が不自然に割れたり、小銭のような金属が擦れる音が耳に刺さったりといった欠点があった。しかし、「Galaxy Buds2」ではそういったストレスをほぼ感じず、非常に自然な音の増幅を体験できた。

カナル型である以上「イヤホンをしていないみたい」とまでは言えないものの、無理やりな感じがせずかなり気持ちよく使える機能にブラッシュアップされている。

電池持ち

気になる「Galaxy Buds2」の電池持ちについても検証してみた。Samsung Mobile Pressのスペックシートによると、「Galaxy Buds2」はノイズキャンセリングオフだと7.5時間、ノイズキャンセリングオンだと5時間連続で音楽再生が可能だという。

実際に、ノイズキャンセリングオンの状態とオフの状態、それぞれどれくらいのペースで電池が消耗されていくかを検証した結果が以下の通り。ペアリングしたスマートフォンはGalaxy Note20 Ultra、音楽再生に使用したアプリはSpotifyだ。

Galaxy Buds2のバッテリー持ち検証結果
経過時間ノイズキャンセリング – オンノイズキャンセリング – オフ
0分100%100%
1時間85%86%
2時間66%71%
3時間47%60%
4時間28%46%
5時間10%31%
5時間30分0%
6時間17%
7時間7%
7時間30分0%

ノイズキャンセリングを有効にすると約5時間30分、無効にすると約7時間30分だったので、概ね公式情報通りといったところ。

約5時間30分という電池持ちは、十分な効果のあるノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンとしては、かなり健闘している方だろう。個人的にも、3~4時間の新幹線移動の間に充電を挟む必要がないため、「Galaxy Buds2」1台だけでも安心して出かけられる。

ケースは、背面のUSB Type-Cポートのほか、Qi規格のワイヤレス充電にも対応している。

フラッグシップモデルのGalaxyスマートフォンに搭載されているワイヤレスバッテリー共有でも充電できるので、Galaxyユーザーであれば別途ケーブルを持ち歩く必要がない。

Galaxy Wearableでできること

前述のイコライザー設定や装着状態のテストのほかにも、「Galaxy Buds2」ではGalaxy Wearableアプリを使うことでさまざまなカスタマイズを行える。

なかでも、Galaxy Buds Proにも実装されていない新機能のひとつが、通話中の「周囲の音」の有効化。同機能を利用すると、自分の声を聞き取りやすくなりより快適な通話が可能となる。

また、「Galaxy Buds2」はシリーズで最も柔軟にタッチ操作をカスタマイズできる点にも注目したい。タップ・ダブルタップ・トリプルタップ・長押しの4つの操作を個別にオンオフできるので、装着や取り外しの際の誤操作を防ぎたい場合は、シングルタップをオフにすると快適に使用できる。

また、長押しの操作はノイズキャンセリング ⇔ 周囲の音のトグル・音声コマンド・音量アップorダウン・Spotifyの起動から選択できる。筆者はノイズキャンセリングと周囲の音の切り替えとSpotifyに設定しているが、曲の自動再生に関してはBixby Routinesの方が便利なため、実質片方しか使用していない。

価格のために省かれた機能は?

ここまで「Galaxy Buds2」の機能や性能についてレビューしてきた。非常に完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンに仕上げられているが、エントリークラスというポジションのためか、他のモデルでは使えるが「Galaxy Buds2」には搭載されていない機能もいくつか存在する。

そのひとつが、音声検出だ。執筆時点ではGalaxy Buds Proでのみ使用できる音声検出は、ユーザーの声を認識してノイズキャンセリングと音の取り込みを自動で切り替えられる機能。高品質な音の取り込み機能に対応した「Galaxy Buds2」にピッタリな機能ではあるが、残念ながら利用はできない。

また、Appleの空間オーディオを意識したと思われる、音に囲まれるような体験が可能な360オーディオも、Galaxy Buds Proで利用できて「Galaxy Buds2」では利用できない機能だ。

まとめ:”新モデル”のプレッシャーを乗り越えたGalaxy Buds2

以上、「Galaxy Buds2」のレビューをお届けした。

サムスンは現在、ほぼ半年ごとに新型の完全ワイヤレスイヤホンをリリースしている。1年に2回も世間の注目を集められる一方、「新モデル」と聞くと多くの方は新しい機能や目新しい進化を期待するため、半年というハイペースで新作を投入し続ける戦略はハイリスクハイリターンでもある。

その点、「Galaxy Buds2」はサムスンが自ら上げたハードルを何とか越えてきたと思う。デザインはイマイチだったものの、アクティブノイズキャンセリングの搭載やGalaxy Buds Proにも非搭載だったタップの細かな制御と片耳ノイズキャンセリング、通話中の外音取り込みといった汎用的な機能の実装は、新モデルへの期待に応えるのに十分な要素のはずだ。

意図してなのか意図せずなのかは不明だが、シリーズ最高クオリティとなった音の取り込み機能も「Galaxy Buds2」の評価を底上げしている。

もし、現在あなたが初代Galaxy BudsやGalaxy Buds+を使用しているのであれば、ぜひ買い替えを検討してみてほしい。「Galaxy Buds2」は、きっと価格以上の体験を提供してくれるはずだ。

関連【比較】Galaxy Buds Pro・Buds Live・Buds2・Buds+を比較し違いをチェック。音質や電池持ち、ノイズキャンセリングなど

コメント

  1. GALAXY好き より:

    いつも楽しい記事をありがとうございます!

    バッテリー持ち検証結果のタイトルがBuds Proになってます!!

    現在Buds Proを所有しているのですが、360オーディオはほぼ使わないし、通話にも余り利用しないで、紛失したり壊したりした場合は次はBuds 2で良さそうです(笑)

    • ひがしひがし より:

      修正しました、ありがとうございます!
      思ってたよりも結構高性能なんですよね、ただBuds Proも日本だと現状2万円切ってるので注目すべきは価格かもですね

ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット、テニス、料理、スターウォーズなど。ペンギンも大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届け。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。

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