2022年8月、Galaxy Buds Proの後継モデルに位置付けられる新完全ワイヤレスイヤホン、Galaxy Buds2 Proが登場した。
そこで生まれるのは、果たして各Galaxy Budsの性能差は一体どのくらいあるのだろうか?どのモデルを買えばいいのだろうか?という疑問。
本記事では、現在発売されているGalaxy Budsシリーズ4種類、
- Galaxy Buds2 Pro
- Galaxy Buds2
- Galaxy Buds Pro
- Galaxy Buds Live
を使用し、電池持ちや音質、ノイズキャンセリングの性能などを比較してみた。Galaxy Budsシリーズの購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。
Galaxy Buds2 Proを実際に使用したうえで、本記事の内容もアップデートしました。
結論:おすすめのGalaxy Budsは?
「ややこしい話はいいからおすすめのGalaxy Budsだけ教えて!」という方向けに、先に結論を述べておこう。
筆者は現在、本記事で比較する4機種にGalaxy Buds+を加えた5機種を所有しているが、普段持ち歩いているのはGalaxy Buds2 Proだ。
以前まではユニークなデザインと唯一無二の装着感に魅了されてGalaxy Buds Liveを持ち歩いていたのだが、Galaxy Buds2 Proのフィット感も及ばないまでもかなりいいところまで達しているので、総合力で判断してGalaxy Buds2 Proに乗り換えた形だ。
もし各項目を読んでそれでも迷っているのなら、当サイトとしてはGalaxy Buds2 Proをおすすめしたい。シリーズ最高の音質と最高のノイズキャンセリング、進化したフィット感をぜひ体感してみてほしい。
デザインを比較:マット or 光沢
まずは外観とデザインを比較してみよう。
Galaxy Buds2 Pro / Buds2 / Buds ProとGalaxy Buds Liveでは形状が異なるため単純なサイズの比較は難しい。また、各Galaxy Budsの間にも重量については微妙に差がある。
とは言ってもその差は持ち運んだり装着したときに感じ取れるほどではなく、あくまでもスペックシート上での差だと思っていただいて問題はない。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
サイズ(イヤホン) | 高さ19.9 x 幅21.6 x 厚さ18.7mm | 高さ20.9 x 幅17 x 厚さ21.1mm | 高さ19.5 x 幅20.5 x 厚さ20.8 mm | 高さ27.3 x 幅16.5 x 厚さ14.9 mm |
重量(イヤホン) | 5.5g | 5g | 6.3g | 5.6g |
サイズ(ケース) | 高さ27.7x幅50.1 x 奥行き50.2mm | 高さ27.8 x幅50 x奥行き50.2mm | 高さ27.8 x幅50 x奥行き50.2mm | 高さ27.8 x幅50 x奥行き50.2mm |
重量(ケース) | 43.4g | 41.2g | 44.9g | 42.2 g |
Galaxy BudsとGalaxy Buds+のケースはピル型デザインだった。一方、Galaxy Buds Live以降のケースは、従来とは全く異なるスクエア型となっている。
Galaxy Buds Live以降のモデルはケースの形状・サイズが画像のようにほぼ統一された。
一方、ケースの質感は最新のGalaxy Buds2 Proとそれ以外のモデルでは大きく異なっている。
具体的には、従来のケースが適度な光沢を残した金属風のつや消し加工を施されていたのに対して、Galaxy Buds2 Proのケースは光沢が全くない、ゴムやシリコンにも似たサラサラな手触りになっている。
質感の違いは、ケースを開け閉めする際の音にも現れている。
Galaxy Buds LiveやGalaxy Buds Pro、Galaxy Buds2のケースは勢いよく閉じると「パンッ!」という高めの音が鳴るのだが、Galaxy Buds2 Proのケースは「パコン」という厚みのある音が響く。
元々宝石箱をモチーフに設計されたケースデザインらしいが、よりその雰囲気に近いく高級感があるのはGalaxy Buds2 Proだ。
また、Galaxy Buds2 Pro / Buds2 / Pro / Liveの4モデルは、バッテリーケースのサイズがほぼ共通しているため保護ケースを使い回せる点も特徴。
Galaxy Budsのおすすめケースは、サムスン純正品を含めて以下の記事で比較・紹介しているので参考にしてみてほしい。
装着感を比較:カナル型 or 開放型
イヤホン本体の形状も、Galaxy Buds2 Pro・Galaxy Buds2・Galaxy Buds Pro・Galaxy Buds Liveで大きく異なる。
Galaxy Buds2 Pro・Galaxy Buds2・Galaxy Buds Proが円形なのに対して、Galaxy Buds Liveは豆型で、同じようなデザインが氾濫している完全ワイヤレスイヤホン市場のなかでも一際異彩を放っている。
また、Galaxy Buds2 ProとBuds Proは先輩・後輩の関係だからか形状が近く、Galaxy Buds2とはまた違ったタイプであることも特徴だ。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
装着方法 | カナル型(インナーイヤー型) | カナル型(インナーイヤー型) | カナル型(インナーイヤー型) | 開放型(オープン型) |
装着方法も異なっており、Galaxy Buds2 Pro・Galaxy Buds2・Galaxy Buds Proはイヤーピースを耳に押し込むカナル型で、Galaxy Buds Liveは耳に引っかけるように装着する開放型。
Galaxy Buds2 ProやGalaxy Buds2、Galaxy Buds Proは、周囲の音を物理的に遮断できるが、長時間装着すると季節や温度によっては圧迫感や蒸れが気になってくる。
どのモデルも装着感は優れていて、落とそうと思って頭を振ってもなかなか落ちてこないレベルにはしっかりとフィットする。
あえてどのモデルが最も装着感・フィット感に優れているかを決めるとすれば、オープンタイプのGalaxy Buds Live。次点で2022年最新のGalaxy Buds2 Proだ。
特に、Galaxy Buds2 Proは前モデルのBuds Proよりも格段に薄くなり、見違えるほど装着感が改善された。付け心地で選ぶのであれば、この2機種をまずは検討してみてほしい。
- フィット感で選ぶなら ⇒ Galaxy Buds2 Pro or Galaxy Buds Live
音質を比較:Galaxy Buds2 Proはハイレゾ相当
Galaxy Budsシリーズには、全モデルに共通してオーディオメーカー「AKG」の技術が用いられている。
コーデックはAAC・SBCに加えサムスン独自のScalable Codecに対応。最新のGalaxy Buds2 Proのみ、SSC(Samsung Seamless Codec)と呼ばれるコーデックをサポートしており、24ビットのHi-Fiサウンドを再生できる。
音質の差は歴然で、実質ハイレゾ相当のサウンドを楽しめるGalaxy Buds2 Proが明らかに頭一つ抜けている。情報量や解像感がずば抜けており、楽器や音階などの粒子に細かく分解して1粒1粒をじっくりと感じ取れる。
残りの3機種のなかでは、Galaxy Buds Liveの音質が特徴的。パッと聴いただけでも判別できるくらいには低音にパラメーターが振られており、強弱のハッキリとしたわかりやすい音質となっていた。
Galaxy Buds2とGalaxy Buds Proは、上記2機種と比べるとフラット気味で素直な音という印象。Buds2の方が低音は強めだが、Buds Liveほどの派手さはなくどこか上品さが残っていて、心地よく聴ける。
結論として、筆者の考えるGalaxy Budsシリーズの音質ランキングは以下の通り。
Galaxy Buds2 Pro > Galaxy Buds Live > Galaxy Buds Pro ≧ Galaxy Buds2
ただし、Galaxy Buds2 Proでハイレゾ相当の音を楽しむために必要なSSCコーデックは、OneUI 4.0以降を搭載したGalaxyデバイスとペアリングしなければ利用できない。
もし、Galaxy以外のAndroidスマホやiPhoneを使っていたり、古いGalaxyスマホを使っている場合は、Galaxy Buds2 Proの長所を最大限には引き出せない可能性があるので注意が必要だ。
イコライザーについて
Galaxy Budsシリーズは、専用アプリ「Galaxy Wearable」にてイコライザーの設定が可能。イコライザーと言っても標準・低音ブースター・ソフト・ダイナミック・クリア・高音ブースターといったプリセットから選択する簡易的なものだが、ある程度音質の方向性を自分好みにカスタマイズできる。
筆者は、Galaxy Buds2 Pro・Buds2・Buds Liveでは標準、Galaxy Buds Proでのみダイナミックを適用している。
Galaxy Buds Proは、元の音質がナチュラル寄りな分、イコライザーで遊ぶのには向いているかもしれない。
- フラットな音が好き ⇒ Galaxy Buds Pro or Galaxy Buds2
- 低音重視! ⇒ Galaxy Buds Live
- Galaxyスマホ所有 ⇒ Galaxy Buds2 Pro
電池持ちを比較
続いて、電池持ち・バッテリー持続時間を比較していこう。
Galaxy Buds2 Pro・Galaxy Buds2・Galaxy Buds Pro・Galaxy BudsLiveは、実際にどの程度の電池持ちなのかを比較・検証した結果が以下の表だ。
なお、スペックシートの数値ではなく、各機種のレビューの際に実機で検証した値となっている。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
電池持ち | ANCオン:5時間30分 ANCオフ:8時間 | ANCオン:5時間 ANCオフ:7時間 | ANCオン:4時間 ANCオフ:7時間 | ANCオン:6時間 ANCオフ:7時間 |
結果は、ノイズキャンセリングを有効にした場合は30分の僅差でGalaxy Buds Liveが最も長く、ノイズキャンセリングを無効にした場合はGalaxy Buds2 Proが最も長い。
ノイズキャンセリングをオフにした場合の電池持ちは7時間が最低ラインであるのに対して、ノイズキャンセリング有効時はGalaxy Buds Proのみ目立って電池持ちが悪い点はやや気になるか。
最も悪いとは言っても、強力なアクティブノイズキャンセリング有効状態で4時間なので、完全ワイヤレスイヤホン全体でみれば十分健闘している方だ。しかし、新幹線や飛行機など騒音が長時間続く環境で使いたい場合は、若干心許ないかもしれない。
逆に、Galaxy Buds Liveはノイズキャンセリング有効時に最も長く利用できるが、オープンタイプの同機のノイズキャンセリングはおまけ程度の性能だ。多少利用時間は短くても、シリーズトップクラスの消音性能を誇るGalaxy Buds2 Proの方がトータルのバランスでは優れていると言える。
なお、今回比較した4モデルは、全てQiワイヤレス充電に対応しているので、充電方法に関する差はほとんどない。Galaxyスマートフォンのバッテリーを別デバイスに給電できる「ワイヤレスパワーシェア」も、もちろん利用可能だ。
- 電池持ち重視なら ⇒ Galaxy Buds2 Pro
ノイズキャンセリング性能を比較
ノイズキャンセリング性能も比較してみよう。Galaxy Buds Live以降のモデルは、全てノイズキャンセリングに対応している。
周囲の音が入ってきやすい開放型であるGalaxy Buds Liveに対して、カナル型のGalaxy Buds2 ProとGalaxy Buds2、Galaxy Buds Proは、耳を塞ぐことで物理的に周囲の環境音をある程度カットしたうえでノイズを打ち消せる。
全ての機種を使用したうえで、最もノイズキャンセリングの効果が強いと感じたのは2022年最新モデルのGalaxy Buds2 Pro。
走行中の新幹線で利用してみたところ、走行音は体感で7~8割程度は低減されており、周囲の人の話し声やアナウンスはほぼ聞こえないレベル。Galaxy Buds Proと交互に使用して比べてみても、ハッキリと違いがわかるくらいには強力になっている。
Galaxy Buds2 Pro > Galaxy Buds Pro ≧ Galaxy Buds2 >>>> Galaxy Buds Live
逆に、最もノイズキャンセリングの効果が低いと感じるのは言うまでもなくGalaxy Buds Live。
公式サイトによると、Galaxy Buds Liveのアクティブノイズキャンセリングは、低周波帯のバックグラウンドノイズを最大97%カットできるとのこと。試してみた感じ、確かに車の走行音やエアコンの音などはある程度カットできるものの、人の話し声やザワザワ感はほぼそのまま素通りしてくる。
また、Galaxy Buds Liveを装着して電車に乗ると、アクティブノイズキャンセリングを有効にしても音量を8割~Max近くまで上げないと走行音に音楽がかき消されてしまった。
物理的に耳との間にすき間がある開放型なので、静寂を求める方には向いているとは言えない。
一方、Galaxy Buds ProとGalaxy Buds2のアクティブノイズキャンセリングはほぼ同等のクオリティ。
Galaxy Buds Liveでは完全に消しきれなかったエアコンや車の音、PCのファンなども、Galaxy Buds ProやBuds2であればほぼ完ぺきに聞こえなくなる。
ただし、Galaxy Buds2のノイズキャンセリングは人の話し声がBuds Pro以上に苦手だと感じた。
- 強力なノイズキャンセリング機能が欲しい ⇒ Galaxy Buds2 Pro
- 気持ち程度のノイズキャンセリングと軽快な装着感重視 ⇒ Galaxy Buds Live
周囲の音(外音取り込み)を比較
Galaxy Buds Live以外のカナル型モデルは、装着するだけで周囲の音を遮ってしまう。メリットでもある性質だが、カフェで注文したり、電車のアナウンスを聞いたりなど、短時間だけ音を聞きたいときにいちいちイヤホンを外すのは面倒だ。
そこで、マイクを利用して周囲の音を取り込む機能が搭載されている。
初代Galaxy BudsやGalaxy Buds+では、取り込んだ音は不自然なザラザラとした音質だった。しかし、Galaxy Buds Proでは周囲の音取り込み機能は大きく改善されており、非常に自然に音が聞こえる。
金属が触れあうような高い音はやや不自然ではあるものの耳が痛くなるようなことはなく、人との会話も違和感なく行えた。
さらに、Galaxy Buds2とGalaxy Buds2 Proの周囲の音の取り込み機能は、シリーズで最高のクオリティ。
Galaxy Buds Proで感じた高い音に対する違和感もほとんどなく、かなり自然な音を取り込める。
なお、開放型のGalaxy Buds Liveの場合は、ノイズを除去しつつ外音取り込み機能などを使わなくても周囲の状況を把握できる点がメリット。
ノイズキャンセリングを有効にしたままレジで会計をしたり、後ろから近づいてくる自転車に気が付けたりするが、音楽を楽しむのに邪魔な音はある程度カットしてくれるという絶妙なバランス型だ。
音声検出
Galaxy Buds2 ProとGalaxy Buds Proは「音声検出」にも対応している。
機能を有効にすると、イヤホン装着者の声を認識して自動でアクティブノイズキャンセリング ⇔ 周囲の音の取り込みを切り替えてくれる。
例えば、カフェでGalaxy Buds2 Proを装着しノイズキャンセリングを有効にしたまま「すいませーん」と店員さんに声をかける。するとその声に反応して周囲の音の取り込みが開始され、店員さんと自然に会話ができる。
会話が終了し黙った状態が続くと、それをGalaxy Buds Proが検出して再び自動でノイズキャンセリングが有効になる。
歌を口ずさんだり独り言を呟いたりしても検出されてしまうが、外で使う分には非常に便利な機能だ。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
音声検出 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
カラーバリエーションを比較
各Galaxy Budsのカラーバリエーションも比較してみよう。Galaxy Buds Liveまでは、基本的にホワイト(シルバー)・ブラック + もう1色の組み合わせになっていたが、特に法則らしき法則もないようだ。
現在(2022年9月)、日本のAmazonに掲載されている、各モデルのカラーラインナップは以下のとおりだ。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
カラバリ | グラファイト ホワイト ボラ パープル | グラファイト ホワイト オリーブ ラベンダー | ファントムブラック ファントムバイオレット ファントムシルバー ファントムホワイト | ミスティックブラック ミスティックホワイト ミスティックブロンズ |
基本的には性能や仕様から選んだ方がいいとは思うが、外出先で装着する機会の多い完全ワイヤレスイヤホンはファッションの一部とも言える。お気に入りのカラーがあるのであれば、そのモデルを選ぶのもいいだろう。
ちなみに、米国のAmazon.comでは日本とは異なるカラーバリエーションも販売されている場合があるので、個人輸入に抵抗がなければ合わせてチェックしてみてほしい。
価格を比較
最後に、購入を検討する際に最も大切な要素である価格について比較してみよう。執筆時点(2022年9月)における各Galaxy Budsシリーズの、Amazon価格を比較した表が以下のとおりだ。
Galaxy Buds2 Pro | Galaxy Buds2 | Galaxy Buds Pro | Galaxy Buds Live | |
---|---|---|---|---|
価格 | 31,000円 | 14,136円 | 16,973円 | 16,236円 |
2020年のGalaxy Buds Liveは在庫が不安定になっており、価格の変動も激しめ。当サイト宛てに、「Buds Liveは既に生産終了になっているようだ」との情報も頂いた(真偽不明)ので、もし購入を検討しているのであれば早めに決断することをおすすめする。
歴代のGalaxy Budsシリーズ
まずは、2022年までに登場したGalaxy Budsシリーズのラインナップをまとめておこう。
Galaxy Buds
初代Galaxy Budsは、日本では2019年5月23日に発売。基本となるデザインは先代の「Galaxy Gear IconX」を継承しつつ、サイズはケース・本体ともに約30%小型化され、より軽量で軽快な装着感を実現した。
バッテリーケースはQi規格のワイヤレス充電に対応。イヤホン単体で音楽再生であれば最大6時間、通話であれば最大5時間の連続使用が可能であり、ケースを併用すると音楽再生では最大13時間、通話の場合は最大11時間のロングバッテリーを実現している。
2基のマイクがユーザーの声を直接集音するので、騒がしい環境でもクリアな音声で通話可能。タッチパネルの長押しで即座にボリュームを下げ周囲の音を聞きとりやすくする「Quick Ambient mode」機能も搭載された。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds | 2019年2月 | 2019年5月23日 |
Galaxy Buds+
シリーズ2世代目となるGalaxy Buds+は、初代Galaxy Budsの登場から約1年後となる2020年3月12日に日本発売となった。
バッテリー持続時間が初代から大幅に向上し、イヤホン単体で約11時間、充電ケースの併用で最大22時間の連続再生を達成。
音質には初代同様に音響機器メーカー「AKG」の技術が用いられており、新たに高音域のTweeterと低音域のWooferを搭載し2wayダイナミックスピーカーを採用。低音、高音どちらのクオリティもアップしている。
マイクの数は2つ ⇒ 3つに増え、全てのマイクが複合的に機能することでノイズの少ない、高品質な通話を可能に。周囲の音を取り込む「アンビエントサウンド機能」は、環境音を増幅させることでさらに明瞭に取り込めるようになり、遅延を抑える「ゲームモード」にも新たに対応した。
Galaxy Buds+のレビューはこちら。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds+ | 2020年2月 | 2020年3月12日 |
Galaxy Buds Live
2020年2機種目となったGalaxy Buds Liveは、Galaxy Buds+登場の約半年後となる2020年9月4日に国内発売された。
シリーズ3作目にして従来とは完全に路線が異なる、独自の豆型デザインを採用。イヤホンとしてのタイプもカナル型 ⇒ 開放型に変更された。光沢のあるイヤホン本体に対してつや消し加工のスクエア型ケースという、宝石を思わせるようなラグジュアリーなデザインも注目のポイントだ。
また、開放型ながらシリーズ初のアクティブノイズキャンセリング機能にも対応。電池持ちも公称値で約8時間と十分確保されており、もちろんQiワイヤレス充電も可能だ。
機能面は従来のGalaxy Budsシリーズを受け継ぎつつも、新たな分野を開拓しようとした意欲的なモデルに仕上がっている。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds Live | 2020年8月 | 2020年9月4日 |
Galaxy Buds Pro
Galaxy Buds Liveの登場から約半年後、2021年1月に発表・発売されたGalaxy Buds Pro。Galaxy Budsシリーズで初めて「Pro」の名を冠しており、先代のBuds Live・Buds+それぞれの特徴を受け継いでいる。
ケースの外観や形状はBuds Liveと完全に同じで、異なるのは内部の構造とカラーのみ。一方でイヤホンの形状はBuds・Buds+に近く、カナル型を採用している。
シリーズで最も強力なアクティブノイズキャンセリング、自然な周囲の音の取り込み、これら2つの機能を自動で切り替える音声検出など、「Pro」の名にふさわしい機能も多数搭載。
充電も従来通りType-CまたはQi規格のワイヤレスでできるが、バッテリー持ちがシリーズで一番悪い点が欠点といえる。
Galaxy Buds Proの詳細なレビューは以下から。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds Pro | 2021年1月 | 2021年4月8日 |
Galaxy Buds2
2021年8月に発表されたGalaxy Buds2は、Galaxy Buds+を置き換えるエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンだ。
エントリークラスながら強力なアクティブノイズキャンセリングや、ハイクオリティな周囲の音の取り込み機能に対応。Buds+には及ばないものの電池持ちもまずまずで、乗り換え先としては十分な仕上がりと言える。
従来モデルと比較するとやや形状が変更されたが、フィット感は良好。カラーバリエーションに関わらず、ケースの外側は全てホワイトで統一されている点も面白い。
Galaxy Buds2のレビューはこちら。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds2 | 2021年8月 | 2021年9月22日 |
Galaxy Buds2 Pro
2022年8月に登場したGalaxy Buds2 Proは、Galaxy Buds Proの後継でありシリーズの最上位モデル。
新たな独自コーデックであるSSC(Samsung Seamless Codec)をサポートしており、Galaxy Budsとしては初めて24bitのハイレゾ相当のサウンドを再生できるようになった(独自コーデックのためハイレゾの記載はナシ)。
また、ケースの質感やノイズキャンセリングなど、デザイン面・機能面など各方面が着実にブラッシュアップされており、文句なしのフラッグシップモデルに仕上がっている。
名称 | 海外発表時期 | 日本発売日 |
---|---|---|
Galaxy Buds2 Pro | 2022年8月 | 2022年9月29日 |
コメント
Galaxy Buds2 Proに使えるイヤーチップも紹介してほしいです