SOUNDPEATSから11月22日に発売されたGoFree2のレビューをお届けする。
GoFree2は、ここ最近徐々に注目を集め始めているオープンイヤータイプの完全ワイヤレスイヤホン。
特徴は、
- オープンイヤータイプ
- ハイレゾ認証取得済み、LDAC対応
- マルチポイントにも対応
- ENC通話ノイズリダクション
- 低遅延ゲームモード
など。
本記事では実際にSOUNDPEATS GoFree2を利用し、音質や装着感、バッテリー持ちなどの使用感を詳細に検証しレビューする。
また、期間限定のクーポンコードも頂いているので、購入を検討している場合はぜひ参考にしていただければと思う。
製品提供:SOUNDPEATS JAPAN
SOUNDPEATS GoFree2のメリット・デメリット
まず最初に、SOUNDPEATS GoFree2のメリットとデメリットを箇条書きで掲載する。
各項目をクリック or タップすると詳細を解説している箇所までジャンプできるので、活用しながら読み進めてほしい。
GOF2BK5BG7
※有効期間:2023年11月22日0時1分から2023年12月22日23時59分まで
※ 在庫状況等の事情により、予定より早く終了する可能性アリ
デザイン:ストーン調?でチープ感軽減
まずは、SOUNDPEATS GoFree2のデザインや質感などを中心にチェックしていこう。
見ての通り、ケースは完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなり大きい。
フック付きのイヤホンを寝かせて収納しているためであり、同じくオープンイヤー型のイヤホンであるShokz OpenFitもケースが大きかったので、GoFree2の問題というよりもジャンル全体の課題と言えそうだ。
今回送って頂いたカラーはブラック。
素材はマットなプラスチックだが、ただのつや消しではなくまばらにホワイトのパウダーを散りばめたようなストーン調に近い質感に仕上げられている点が特徴だ。
このテクスチャーは個人的にはかなりお気に入りで、1万円を切る格安のイヤホンとしては十分すぎるくらいの上品な装いに仕上げられていると感じた。
GoFree2本体を取り出した様子がこちら。
イヤーフックや耳に触れる部分はシリコン、外側はケースとはまた少し違う質感のマットブラックに仕上げられている。
SOUNDPEATSのロゴが入ったタッチセンサー部分は光沢のある仕上げで、見た目も洗練されているうえ手触りでタッチする場所がわかるので使い勝手も良好だ。
装着感:5時間以上付けても平気なレベル
GoFree2最大の魅力は、快適な装着感だ。
上の画像が実際にGoFree2を耳に付けた様子。イヤーフックをメガネのように耳に掛けると、ドライバーが丁度耳穴のすぐ隣に配置される。
付けた直後こそ耳に何か乗っている感覚があるものの、数十分経過して再生中の音楽や動画、作業などに没頭してしまうと「イヤホンを付けていること」がすっかりと意識から抜け落ちてしまう。
大げさな表現に聞こえるかもしれないが、誇張ではなくそれほどに快適でナチュラルにフィットする。イメージとしては、マスクやメガネをかけている感覚に近い。
耳を塞がないので痒みや痛みを感じることもない。
実際、バッテリー持続時間の検証のために5時間以上GoFree2を装着していたが、全く気にならなかった。ベッドに横になっていると、本当に付けていることを忘れてしまう。
耳を塞がない=周囲の音を聞きとれるのも特徴で、これはメリットでもありデメリットでもある。
外で安全に使える・自宅でもインターホンや子供の様子に配慮できるなどが分かりやすいメリット。一方、電車のような騒がしい環境では周囲の音に再生中の音声がかき消されてしまうので、利用シーンは多少選ぶタイプのイヤホンと言える。
音質:オープンイヤーでもハイレゾは正義
SOUNDPEATS GoFree2の対応コーデックは、SBC・AAC・LDACの3種類。
LDACをサポートしハイレゾ音質に対応している点は、格安の完全ワイヤレスイヤホンとしてもオープンイヤー型のイヤホンとしても珍しい。
また、16.2mmのダイナミックドライバーや独自の「ラムダ型音響空間2.0」の採用により、迫力や量感のあるサウンドに仕上げられているとのことだ。
実際にLDAC対応スマホであるGalaxy S23 Ultraとペアリングし、Amazon Music UnlimitedからUltra HD対応の楽曲を再生してみた。
オープンイヤー型のイヤホンは耳との間に物理的に距離があるため、繊細な音はかき消されてしまいやすい。
しかし、自宅のようなある程度静かな環境であれば、ハイレゾらしい圧倒的な情報量が流れ込んでくる独特の体験を楽しめた。
音質の傾向としては、ごく自然なバランスタイプという印象。ボーカルが心地よく伸びるので、歌モノとの相性は特によいと言える。
一方、オープンイヤー型の宿命でもあるが低音はやや抜け落ち気味。全身に響くような低音を体験したいのであれば、カナル型のイヤホンを使うべきだろう。
通話にもおすすめ
GoFree2にはマイクも搭載されているので、通話も可能だ。
相手から聞こえてくる声が聞き取りやすいのはもちろん、「ENC通話ノイズリダクション」のおかげかこちらの声もクリアに伝わっていたそうなので実用性も問題ない。
長時間付けやすく耳を塞がず周囲に気を配りながら通話できるGoFree2は、リモートワークやWeb会議用のイヤホンとしてもおすすめだ。
アプリでできること・できないこと
GoFree2はスマホアプリの「SoundPeats」にも対応している。
- iPhone向け:App Store
- Android向け:Google Play
本アプリでできることは、主に以下の8種類。
- バッテリー残量の確認
- ボリュームの調節
- アダプティブイコライザー
- イコライザーのカスタマイズ
- ゲームモードのオン・オフ
- タッチ操作のオン・オフ
- マルチポイントのオン・オフ
- ファームウェアのアップデート
イコライザーは、自由なカスタマイズのほかプリセットからの選択も可能。個人的にはプリセットの「低音強調」を選ぶだけで音に厚みが増したように感じたので、参考にしてみてほしい。
また、アダプティブイコライザーとは、「どの音域まで聴き取れるか?」という聴覚テストを通じてイコライザーを自動的にカスタマイズしてくれる機能のこと。
かなり本格的なテストをアプリ上で実行し、イコライザーを保存できるので、ぜひ試してみてほしい機能だ。
多機能な一方で、多くの完全ワイヤレスイヤホンが対応しているタッチ操作のカスタマイズに対応していない点はやや気になる。
用意されているのはタッチ操作を一括で無効化する機能だけであり、あまりにも大雑把。アップデートで対応できるのであれば、今後に期待したいところだ。
アプリはログイン必須
アプリについてもう1点気になるのは、インストール後利用するのにアカウントを作成してログインする工程が必須である点。
何かほかのサービス活用できるアカウントであればまだ納得できるが、現状はイヤホンを設定するためだけのアカウントであり、パスワードの管理も含めて正直なところかなり面倒だ。
同じく格安のイヤホンを多く展開しているEarFunのアプリはログインを回避できる設計になっているので、個人的には便利な方向に変わってくれると嬉しい。
電池持ち:スペックシートは鵜呑みにできない
GoFree2のバッテリー持ちについても検証してみた。
スペックシートによると、GoFree2は最長で9時間音楽再生が可能だという。
実際に、Galaxy S23 UltraとペアリングしAmazon Music Unlimitedで音楽を再生したとき、どのくらいのペースでバッテリーが消費されていくかを検証した結果が以下の通り。
経過時間 | バッテリー残量(左右でバラつく場合は多い方) |
---|---|
0分 | 100% |
1時間 | 84% |
2時間 | 68% |
3時間 | 51% |
4時間 | 36% |
5時間 | 21% |
6時間15分 | 0% |
筆者の環境では、大体6時間前後でバッテリーが空になった。公称値の9時間と比較するとやや短く、やや物足りない。
なお、バッテリーが0%になったGoFree2をケースに戻し、約30分後にバッテリーをチェックしてみると、80%まで回復していた。
充電の速度はかなり早いので、長時間使いたい場合はケースを上手く活用することをおすすめする。
GoFree2のよさを活かす使い方
最後に、筆者なりのSOUNDPEATS GoFree2の運用方法を簡単に紹介したい。
GoFree2のメリットはオープンイヤー特有の付け心地のよさとハイレゾ対応の高音質、そしてマルチポイントに対応していることだ。
一方、マルチポイントを使ってしまうとLDACで接続できずせっかくのハイレゾ音質を楽しめないという点がチグハグでちょっと残念。
そこで目を付けたのが、プロジェクターだ。
筆者の家では天井の引掛けシーリングに設置するプロジェクター、AnkerのNebula Novaを利用しているので、ペアリング先の一方をメインのスマホ、もう一方をNebula Novaにした。
天井に取り付けるシーリングプロジェクターは、アパートで深夜に使用するとサウンドが上階に響いていないか不安になる。
そのため普段から深夜にはShokzのOpenRun Proを使っていたのだが、その役割をSOUNDPEATS GoFree2にバトンタッチしてみたところピッタリだと感じた。
マルチポイントを使うとLDACが使えないというデメリットは、そもそもLDAC非対応のプロジェクターに接続すれば気にならない。
また、約6時間というバッテリー持ちも、映画2本分と考えれば十分。実際、フル充電した状態でスターウォーズ マンダロリアンのシーズン3を一気見したところバッテリーはギリギリ切れなかった。
完全ワイヤレスタイプなので骨伝導イヤホンのように後頭部にバンドがなく、ソファに頭を預けてリラックスできるのも使いやすいと感じたポイントだ。
結果的に、GoFree2のデメリットを上手い具合に打ち消しながらメリットを的確に引き出せているのではないかと思う。
一応、GoFree2はIPX5の防水にも対応しているので屋外でも使いやすい設計だが、個人的には自宅用として、特に映画やドラマ、アニメなどのコンテンツ消費用として存分に活用していくつもりだ。
クーポンコード・価格・発売日
最後に、価格と発売日、クーポンコードを紹介してSOUNDPEATS GoFree2のレビューを締めよう。
SOUNDPEATS GoFree2は、11月22日に通常価格税込7,880円で発売される。
Amazonでは販売ページにクーポンが表示されている場合があるほか、カートに入れて購入手続きに進んだとき以下のクーポンコードを入力すると5%オフが適用される。
GOF2BK5BG7
※有効期間:2023年11月22日0時1分から2023年12月22日23時59分まで
※ 在庫状況等の事情により、予定より早く終了する可能性アリ
販売ページのクーポンと上記のクーポンコードは併用できるので、状況次第ではかなりお得に購入できるはずだ。
興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。
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