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Wearbudsレビュー。スマートウォッチとワイヤレスイヤホンの二刀流はアリなのか?

2.5

Makuakeにてクラウドファンディングを実施していた、スマートウォッチに収納できるワイヤレスイヤホンWearbudsが筆者の元にも届きました。

高級なモデルから格安モデルまで様々な完全ワイヤレスイヤホンがあるなかで、選択の基準として挙げられる要素の1つが持ち運びやすさ。充電器を兼ねたケースに入れて持ち運ぶという特性上、ケースの重量やサイズは非常に重要になってきます。

この課題に対して「ケースが邪魔になるのであれば、スマートウォッチに収納すればいいのでは?」という発想で解決に乗り出した完全ワイヤレスイヤホンが、本記事で紹介するWearbudsです。

Wearbudsは、充電ケースをスマートウォッチとして利用できることが最大の特徴。本記事ではWearbudsの使い心地をスマートウォッチと完全ワイヤレスイヤホンの両方の側面から検証し、それぞれの機能や装着感、バッテリー持ち、音質などを詳細にレビューしていきます。

そして最も重要である、1台2役を実現したこのデバイスは実際のところ便利なのか?という点についても率直な意見を述べていきます。

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外観・デザインをチェック

それでは早速Wearbudsの外観をチェックしていきましょう。本機はシャイニーホワイト・シャイニーブラック・グロッシーホワイトの3色に限定色であるシャイニーコーラルとシャイニーミントを加えた計5色がラインナップされていますが、筆者が出資して入手したカラーはシャイニーホワイトになります。

Wearbudsのシャイニーホワイト

バンド部分は真っ白なシリコン、ディスプレイ周辺にはメタル素材が用いられており、側面に収納されているイヤホンのタッチパッド部分も同様にメタル仕様。メタル部分は鏡面仕上げになっており、指紋も目立ちやすい印象です。

商品画像を見た段階では黒い部分がほぼ全てディスプレイかと思っていましたが、実際の表示領域は意外と小さめでした。

WearbudsとGalaxy Watch Active2のサイズ比較
Wearbuds(上)とGalaxy Watch Active2(下)

イヤホンを収納する関係上、一般的なスマートウォッチや腕時計と比較するとどうしても大型で、多少目立ってしまうことは間違いありません。特に顕著なのは一般的なスマートウォッチの約2倍はあるその厚さ。

重いとは特に感じなかったものの、Werabudsを装着して数日は普段であればぶつけないような場所に同デバイスをぶつけてしまうシーンも何度か見られました。毎日装着していれば大きさには慣れますが、これまで装着していたGalaxy Watch Active2等と比較するとデスクの横を通り過ぎるときや上着に袖を通す際など、気を遣う場面が少し増えたと感じます。

 Wearbudsのサイズと重量
サイズ縦27mm×横51mm×厚さ24mm(メタル素材が用いられている箇所)
重量60g(イヤホン込み) / イヤホン単体は片側5g

Wearbudsをスマートウォッチとして見た場合に、一切のボタンやダイヤル等が見当たらないことは1つの特徴と言えそうです。

Wearbudsのデザイン

左右の側面にはワイヤレスイヤホンが格納。前面にはタッチ操作に対応したディスプレイ、背面にはアクティブトラッキング用の各種センサーが搭載されていますが、ボタンの類はなし。そのため、詳しくは後述しますがWearbudsの操作はタッチディスプレイによってのみ行う形になります。

また、左右のワイヤレスイヤホンが格納されている周辺をよく見ると、白のシリコンバンドから金属の部分にかけて薄っすらと”継ぎ目が”確認できます。しばらく使ってみた感覚として、この継ぎ目からヒビが入ったり汚れが侵入したりといった実用性の部分に関する心配はなさそうなのですが、デバイスとしては非常にチープな印象を抱かせてしまっていることは否めません。

隠そうと思えば隠せたであろう箇所ですし、決して安くはないデバイスですのでもう少しこだわってほしかったところです。

Wearbudsに見える継ぎ目
側面にハッキリと見える継ぎ目。

Wearbudsは、バンドの構造も一般的な腕時計やスマートウォッチとはひと味違います。バンドを留める際は通常、先端をループに通した後にピンを任意の穴に刺す形が一般的ですが、本機は先にピンを刺してから先端をループに通します。

Wearbudsのバンドの構造

一見すると特に意味はなくただ不便なだけに見えてしまうスタイルですが、バンドを留めた後にその先端がループの内側に入りバンドと手首の間に収まるため、プラプラと残らない仕組みになっています。

先にピンを通す留め方は慣れるまで多少手間取りますが、そこまで不便ではありません。ただし、バンドの余った部分を内側に収納するだけであればこのスタイルである必要はないので、個人的には先にバンドをループに通すスタイルの方が他の時計やスマートウォッチと統一できて良かったのではないかと感じます。

続いてスマートウォッチに収納されている完全ワイヤレスイヤホンの外観をチェックしていきます。

Wearbudsのイヤホン

イヤホンはスマートウォッチの左右に1つずつ収納されています。イヤホンを内側へプッシュすることでハウジング部分が少し飛び出るので摘まむようにして取り出します。

大方予想はしていましたが、イヤホンの取り出しから装着までの流れはあまりスムーズではありません。右利きの場合は左腕にWearbudsを装着し右手でイヤホンを取り出しますが、左側のイヤホンを取り出す動きは体の構造上どうしてもぎこちなくなります。左利きの場合は右側のイヤホンを取り出す際に同じくぎこちなくなってしまうはずです。

イヤホンは楕円形のハウジングからイヤーピースが飛び出した形状のカナル型で、ソニーのWF-1000XM3やサムスンのGalaxy Buds+に似た形状。側面には左右を表すL / Rの表示、ハウジング部分にはWearbudsを販売するブランドであるAipowerのロゴマークがプリントされています。

スマートウォッチとしてはやや機能が物足りない

続いてWearbudsの機能的な側面を見ていきましょう。まずはスマートウォッチとして運用した場合についてです。Wearbudsをスマートフォンと接続し各種トラッキングや通知の確認等をする場合は「Wearbuds」アプリが必要になりますので、事前にインストールしておきましょう。

個人的にスマートウォッチに求めている機能は、大きく分けて通知の確認とアクティビティトラックの2種類。結論から言ってしまうとWearbudsはこの2種類のどちらについても機能不足が否めず、やや扱いにくかったというのが本音です。

Wearbuds

まず最も致命的だと感じたことは、通知の表示に対応しているアプリがあまりにも少ないこと。Wearbudsでスマートフォンの通知を表示するためには、あらかじめ「Wearbuds」アプリ内の設定からどのアプリの通知を表示するかを選択しますが、執筆時点で対応しているアプリは電話を除いて以下の6つしかありません。

通知対応アプリ
  • Facebook
  • Instagram
  • WhatsApp
  • WeChat

  • LINE
  • カカオトーク

LINEに対応していることがせめてもの救いですが、欲を言えばインストールしている全てのアプリの中から任意のアプリを選ぶ仕様が理想でした。Twitter等の主要SNSが網羅されていない点は通知デバイスとしては大きな痛手です。

Wearbudsに表示されたLINEの通知
Wearbudsに表示されたLINEの通知

また、Wearbudsに表示される通知はアイコンのみで、その内容などは一切表示されません。Wearbudsのバイブが振動し通知が来たことが伝わってもその通知は結局上記6つのアプリのいずれかであることはわかっているわけで、改めてディスプレイに「LINE」と表示されてもせめて誰からのメッセージなのかがわからなければあまり意味がないように感じてしまいます。

wearbudsのアクティビティトラック機能

Wearbudsで計測できる主なアクティビティは、ウォーキング・ランニング・サイクリングの3つ。歩数・歩いた距離・上った階数・消費カロリー・睡眠等は自動でトラッキングされますが、上記3つのアクティビティトラッキングはアプリ上から[開始]ボタンを選択しなければいけない点に注意が必要。Wearbuds単体で計測を開始できるのは心拍数の計測のみとなっています。

また、睡眠のトラッキングが時々不安定なことも気になりました。上記画像では8時32分から17時09分まで寝ていることになっていますが、実際には朝は8時頃に起床し14時頃から17時頃まで仮眠を取っていましたので、朝の起床を上手く検知できていないと思われます。

加えて睡眠のグラフには入眠時間と起床時間しか表示されず、睡眠の質とその時間は棒グラフから大まかに読み取るしかない仕様には閉口です。

スマートウォッチとしてのWearbudsは粗削りな感じが否めず、いかにもクラウドファンディング発のデバイスといった雰囲気でお世辞にも使い勝手が良いとは言えない結果に。しかしイマイチだと感じたポイントの多くはアプリやソフトウェアを見直すことで改善できる余地も残されているため、今後のアップデートに期待したいところです。

Aipower Wearbuds
Aipower
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音質は良好。低音重視

Wearbudsの完全ワイヤレスイヤホンとしての側面もチェックしていきましょう。イヤホンの主な仕様は以下のようになっています。

チップセットQualcomm QCC3026
BluetoothバージョンBluetooth 5
ドライバ1×6mmスピーカードライバ
防水IPX6
Wearbudsのイヤホンをプッシュして取り出す様子

先ほども触れたようににWearbudsのイヤホンを取り出す際は取り出したい方のイヤホンを内側に軽くプッシュします。その際スマートウォッチにはイヤホンが取り出されたことを示すアイコンが表示され、バイブも振動します。

イヤホンを収納する際も同様で、スマートウォッチにイヤホンを押し込むとアイコンと振動で収納されたことを知らせてくれます。

Wearbudsを耳に装着した様子

Wearbudsはカナル型のため、奥までグッと差し込むことにより装着時には安定感とある程度の遮音性があります。AppleのAirPodsやHUAWEI FreeBdus 3のような目立つ軸も無く、見た目は比較的スマートな部類でしょう。

 左耳右耳
タップ一時停止 / 再生 / 電話発信 / 電話応答
ダブルタップ次の曲へ前の曲へ
トリプルタップ音声アシスタント起動
長押し音量アップ音量ダウン
2秒長押し着信拒否

タッチパッドに搭載されている機能は以上の通り。タップの検出は精度がよく意図しない操作になることはほとんどないので、覚えてしまえば操作は非常に快適です。

音質はどちらかというと派手な印象で、ずっしりと響いてくるような低音が特徴。細かい音まで丁寧に聴かせるというよりかはボーカルやギター、ドラムといったメインとなる音をハッキリと強調しているような傾向があり、非常に素直な音だと感じます。

音の輪郭や解像感はそこまで感じられないためやや繊細さには欠けますが、バンドサウンドなどは耳の外側に広がった空間いっぱいに音が鳴っているような感覚で非常に迫力があり、相性が良いです。

バッテリー

スマートウォッチと完全ワイヤレスイヤホンは、どちらもバッテリー持ちが非常に重要になるデバイスです。そのため、それらが1つになったWearbudsにおいてもバッテリーの検証は欠かせません。

イヤホンのバッテリー持続時間検証結果
経過時間バッテリー残量
0分100%
1時間80%
2時間60%
3時間40%
4時間20%
4時間20分0

まずはイヤホンのバッテリー持ちの検証結果から。なおWearbudsのイヤホンはアプリやスマートウォッチなどからバッテリー残量をチェックする手段が用意されていないので、Bluetoothの設定画面に表示される残量を記録しました。

イヤホン単体のバッテリー持続時間の公称値は満充電の状態から5.5時間ですので、検証では気持ち早めに消費されていった印象です。同様の検証を3回行っていますがいずれも4時間と少しで片側のバッテリーが0になり、ほどなくしてもう片方もそれに続くといった形でした。

完全ワイヤレスイヤホンと標準的か少し短めのバッテリー持ちですが、これくらいであれば実用に問題はないかと思います。

Wearbudsのイヤホン

続いてスマートウォッチ側のバッテリー持ちの検証結果がこちら。なお、スマートウォッチのバッテリー持ちを検証している期間は一切イヤホンを取り出していません。

スマートウォッチのバッテリー持続時間検証結果
経過時間バッテリー残量
3月17日13時30分100%
3月18日13時30分46%
3月19日13時30分17%
3月19日18時40分0%

公式によると最大1週間の連続使用が可能とのことでしたが、実際は4日間も持たずにバッテリーが空になってしまうという結果に。Wear OSやTizen OSを搭載したスマートウォッチとして4日間バッテリーが持続すれば立派だと思いますが、WearbudsはHUAWEI Watch GT / GT 2やHUAWEI Band 4、Xiaomi Mi Smart Band 4のようなスマートバンド寄りのデバイスですので、もう少し粘ってほしかったところ。

また、バッテリー残量が0になったイヤホンを満充電にしたスマートウォッチに装着し充電してみたところ、1時間程度経過した時点でイヤホンは満充電になっていました。その際のスマートウォッチ側のバッテリー残量は49%まで消費していたため、イヤホンを日常的に使うのであればほぼ毎日の充電は必須かと思います。

まとめ。スマートウォッチとワイヤレスイヤホンの二刀流はアリなのか?

Wearbudsのイヤホンを外したところ

以上、Wearbudsのレビューをお届けしました。Wearbudsは、スマートウォッチと完全ワイヤレスイヤホンという2つのウェアラブルデバイスを1つにまとめてしまった斬新なデバイスでしたが、個人的な結論を述べるとやや扱いにくさが目立つデバイスだったというのが正直なところです。

普段持ち歩いている2つのウェアラブルデバイスをWearbudsにまとめることを考えたとき、特にスマートウォッチとしての機能の貧弱さとバッテリー持ちの頼りなさはどうしても気になってしまいます。

しかし、スマートウォッチとしての機能については先述したようにアップデートで改善できる箇所が多いのも事実。また、本機のメイン機能を完全ワイヤレスイヤホンとして捉え、スマートウォッチ部分はあくまでも通知機能を搭載した持ち運びやすい充電ケースであると考えれば便利に活用することもできるでしょう。

Wearbudsは3月29日現在、Amazonにて16,999円にて販売中。取り扱われているカラーはブラックだけのようですが、今後増えていく可能性もありますので気になる方はぜひチェックしてみてください。

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